迷わずGo North!北の大地が あなたを呼んでいる―北海道の大学に行こう!

迷わずGo North!北の大地が あなたを呼んでいる―北海道の大学に行こう!

道外の人にとって北海道というと修学旅行やスキーツアーで訪れたことのある、「旅行の目的地」というイメージを持つ人が多いのではないだろうか。しかし実は北海道は日本で4番目に大学数の多い自治体であり(神奈川県や兵庫県より多い!)道内には北海道大学をはじめとしてさまざまな歴史をもつ個性豊かな大学が多く存在している。今回は「遠い北国」ではなくオンリーワンな進学先としての北海道の魅力に迫ってみたい。

文 東久世克樹(大学通信)

北海道の学生生活を描いたマンガ、なぜウケた?

突然マンガの話題で恐縮だが、読者のみなさんは「銀の匙」「動物のお医者さん」といった作品をご存知だろうか。高校と大学、そして農学と獣医学という学問分野の違いはあれど、どちらも北海道の学校を舞台にしたものだ。内容は主に学校生活で起こるさまざまなエピソードや人間模様をコミカルに描いたもので、学校の授業や実習などがリアルに描かれるほか、時には動物や家畜を巡るドタバタ劇が繰り広げられる。内容は決して華やかなものではなく、登場人物が大雪の降る広大な校地で遭難しかかったり、牛や馬の排泄物の処理に追われたりと、過酷で厳しい生活描写も存在する。しかしこれらの作品はどちらも大ヒット。アニメ化やドラマ化されてさらに人気を博し、モデルとなった高校に他エリアから中学生が訪れ、全国的に獣医学部人気が爆発するきっかけとなった。

この人気を支えたのは、魅力あるキャラクターや緻密な取材に基づいたエピソードの面白さはもちろんのこと、北海道というある種の異質な舞台が果たした役割も大きい。首都圏や関西の都会で暮らす人には想像もつかないような大自然の雄大さ、大らかさ、厳しさ。大変なところも含めてそのギャップを、大勢の若い読者は北海道の面白さと捉え、同じ学校生活を体験してみたいと願ったのだ。

実は小生は入社以来20年以上も北海道エリアを担当している。担当してほどなく北海道と道民の魅力の虜になりプライベートでもまとまった休みが取れると道内に飛んで、学生以来の趣味のバイクツーリングやフィッシング、スノーモービル、温泉を楽しみグルメに舌鼓を打つ……公私ともに北海道の大ファンである。今回は多少の私感も入った紹介になることをお許しいただきたい。これまで本誌では折に触れて「大学選びはなるべく広い視野を持って、広いエリアで探す」ことをおすすめしてきた。これは敢えて言い換えると「地元以外も探してみよう」ということと同義である。親元や生まれ育った土地から離れて暮らすことで自立性・自主性を養えるだけでなく、見知らぬ土地の人や文化に触れて見識を広げることで視野が広がり感性が磨かれる。

その文脈でいうと北海道は、他のあらゆる土地と比べても大きなギャップと新鮮な驚きに満ちた進学地となるはずだ。北海道の大学で学び、北海道で暮らすメリットについて考察してみたい。

ほどよく大都会 ほどよく大自然

北海道に存在する大学は国公立・私立を合わせて37にも上り、実はこの数は東京、大阪、愛知に続いて日本で4番目に多い。そのうち約半分が札幌市、およびその近辺の市に位置している。札幌市は人口197万人以上を抱える大都市で、政令指定都市の人口規模では横浜市、大阪市、名古屋市に次ぐ4番目に大きな自治体だ。道内最大のターミナル駅である札幌駅にはJRが3路線乗り入れており、そのほかにも3路線の地下鉄、市電(路面電車)、バスといった鉄道以外の交通網も発達している。また、北海道新幹線も札幌駅への延伸が決まっており、2030年の開業に向けて現在も建設が進行中。札幌駅周辺は、今後も大きく発展することが見込まれているのだ。そして空の玄関口・新千歳空港に目を向けると、こちらにも国内線が道内・道外の都市から29路線、国際線は12カ国から21路線が就航。在学中の帰省や旅行、あるいは就職活動でもこのアクセスの良さは非常に心強い。東京をはじめ他の都市部から来たとしても、札幌の利便性は申し分ないレベルだと感じられるはずだ。

しかし札幌市はその広さも桁違いで、面積は1121㎢と東京23区の1.8倍以上に相当する。市内には都内とは比較にならないほど大規模な森林公園や緑地が点在し、驚くことに国の天然記念物に指定された原始林まで存在しているのだ。都市部からほんの少し離れただけで、人口規模からは想像もできない大自然にアクセスできるのは札幌ならではだと言えるだろう。

寒いだけじゃない? 学問に最適の冷涼な気候

現在は延期中の東京オリンピックだが、そのマラソンコースが急遽札幌に変更になったことを覚えている人も多いだろう。北海道は一部を除きほぼ全域が亜寒帯に属していて、梅雨がなく夏も涼しいことで知られている。近年は温暖化の影響で30度を超える日もあるようだが、昨年8月の札幌の平均気温は22.5度。やはり首都圏と比較すると夏季の気温はかなり涼しいのがわかる。「避暑」という言葉があるように、環境は人のモチベーションや行動特性を左右し、読書、研究、思索などの学究的行為の効率にも大きく影響を与えている。気温・湿度が高く、エアコンが効いた室内との温度差で消耗しやすい首都圏の猛暑と比較すると、北海道の夏は快適で勉強にも集中しやすいと感じるはずだ。

そのいっぽうで冬の寒さは本州の人にとってはやや厳しい。意外と知られていないが、札幌は人口100万人超規模で年間降雪量が約6mという降雪量世界一の都市なのだ。とは言え、冬は大雪が降る前提で街ができ上がっているため、東京のように積雪で都市機能が麻痺するような事態になることはない。札幌市は車道・歩道ともに世界一の除雪延長を誇り、降雪に強い地下鉄や地下街が非常に発達しているため、日常の移動や買い物に困ることもほとんどない。キャンパスが駅と直結していて、雨や雪に濡れずに通学できる大学も存在する。 

大自然にアクセスしやすくアウトドアが日常になる

冬季は深い雪に覆われる北海道。スキー・スノーボードなどのウィンタースポーツは最も身近なアウドドアアクティビティだ。首都圏ではゲレンデを目指して新幹線や夜行バスを利用する愛好家も珍しくないが、札幌市内には中心部から車でわずか20〜30分圏内にスキー場がいくつも存在している。また夏季になるとこれらのスキー場はマウンテンバイクやパークゴルフが楽しめる常設コースとして営業するところも多い。ほかにも登山、トレッキング、トレイルランニングなどの山系スポーツでは、初心者から上級者まで幅広い難易度で楽しめる山が北海道中に点在している。また札幌市内には乗馬クラブやカーリング場もあるので、これまで馴染みのなかったスポーツに挑戦してみるのもいい思い出になるだろう。週末などにまとまった時間を利用してフィールドを広げれば、カヌーやカヤック、ラフティングなどの北海道の大自然ならではのレジャーを楽しめるスポットも多い。

なにか自分に合ったアウトドアアクティビティを見つけてサークルに入るなど、趣味の仲間を広げていけば、学業以外でも非常に充実した時間となるはずだ。

鉄道、ドライブ、ツーリング 道内旅行が日常になる

そして北海道には日本だけでなく、世界中から旅行者が集まる観光スポットが数多く存在している。小樽の美しい運河、函館の五稜郭や夜景、視界いっぱいにラベンダー畑が広がる富良野、動物の魅力を動態展示で楽しめる旭山動物園、世界自然遺産に登録された知床、日本最大の湿原を擁する釧路……と挙げていくと枚挙に暇がない。また特別な観光地ではなくとも、走るだけで素晴らしい景色を堪能できる絶景の道も多く、オートバイや自転車の愛好家のなかには北海道を〝聖地〟と崇めて毎年ツーリングに訪れる人もいるほどだ。

しかし83450㎢と九州の2倍以上の面積を誇る北海道ゆえに、一度の旅行で道内のあちこちに点在している観光スポットすべてを回りきることは難しい。もし北海道に暮らすことになれば、週末や連休を利用してこれらの見どころを少しずつ旅をして巡ることが可能となる。仲間と車をレンタルするのも楽しいし、オートバイや自転車で少しずつ回るのもいい。映画やドラマが好きな人はそのロケ地を巡ることもできるし、鉄道が好きな人は道内にある日本最北端・最東端の駅を目指すという旅の形もあるだろう。こうした自分らしいやり方で道内旅行を重ねることも、「北海道の学生」ならではの贅沢と言えるかもしれない。

コンテンツ溢れる北海道で過ごす、濃密な4年間

進学先というと、これまでは学校数が多いこともあり東京、大阪、名古屋といった大都市ばかりが注目を集めがちだった。しかしこれからリモートワークの浸透や働き方改革が進めば、都市に暮らす重要性は相対的に薄れて、環境の良さ、自然へのアクセスの良さなどが今後はさらに見直されていくことになる。

その点においても北海道ほど恵まれている場所はないだろう。地方の中核都市として抜きん出た利便性だけでなく、「田舎」や「地方」という言葉では片付けられない魅力的なコンテンツに溢れているのだ。北海道で出会う新しい趣味やスポーツ、気候や文化の違いからくるカルチャーショックからときに焼肉と言えば羊肉(ジンギスカン)といった食の違いまで含めて、大都会から来た人にも別の地方から来た人にも、視野を広げ、価値観にさまざまな影響をもたらしてくれる。きっとそこにはおおらかであたたかい人と大地があなたを待っているはずだ。

Go North!  北海道の大学に行こう!

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