【北海道進学のススメ2023】北海道はでっかいど〜 でっかいのは、将来につながる可能性。

【北海道進学のススメ2023】北海道はでっかいど〜 でっかいのは、将来につながる可能性。

「北海道の大学への進学。その選択は間違っていなかった」
数年後には、そんな思いを抱いてほしいから、まずは北海道の魅力をかみくだいてご紹介し、各大学の紹介記事へと続きます。

構成 東久世克樹(大学通信)  
協力 北海道総合政策部地域政策課

「大学では〇〇を勉強しました」「どこの大学だっけ?」
「北海道の……」「北海道?」

はい、これでツカミはOK!

青森以南の都府県にある大学さんには申し訳ないのですが、北海道の大学というだけで、北海道以外の住民からすれば、憧れにも似た感情が沸き上がるものです。日本屈指の観光地ですし、当然といえば当然です。

「北海道での大学生活ってどんな感じなんだろう?」

都心の受験生や大学生からしても、北海道での大学生活は夢物語のような、ある意味で謎に満ちた神秘の生活だと思います。毎日のようにイクラ丼やらウニ丼やら、超絶おいしい海産物を食べているの? 夜はジンギスカン鍋ですか?

固定観念も甚だしい人がいるかもしれません。ただ、あながち間違いではない生活を送っている可能性もなくはないのです。

北海道の特別感と普遍性

さて、わざわざ「北海道特集」にしているくらいですので、特別感が出てしまうのは承知の上ですが、北海道の大学に進学するといっても、べつに島流しにされるわけでも、隔離生活を余儀なくされるわけでもありません。あまり身構えなくていいですし、この後で紹介されている道内の大学の記事を読んで、純粋に「いいね!」と思った大学を検討してみてください。

もちろん一人暮らしとなればお金もかかりますし、各家庭の事情もあるとは思いますが、まずは大学の所在地よりも「自分が勉強してみたいこと」を優先して、大学選びをしてほしいと思います。その結果、行きたい大学が北海道であるなら、その思いに忠実に進学してほしい。学びの内容はさておいて、単純に北海道にある大学に進学したいという考えでもいいと思います。熱中できる何かは入学後に見つけることもできるからです。

一方で、多くの大学が集まる首都圏や大阪、名古屋、福岡周辺の大都市圏は、確かに刺激的かもしれません。ただ大都市圏では、疲れる人は疲れます。「人の多い都会だからこそ孤独を感じる」という声も聞かれます。どんな人にも心が休まる時間が必要だとすれば、そんなオアシスとしての価値や機能を大都市圏に求めるのは酷かもしれません。だからこそ北海道をオススメしたいのです。札幌も大都市のひとつですが、すみませんがひとまず忘れてください。

北海道と若者文化

北海道での生活に目を向けると、若者らしくオシャレだって楽しめます。ファストファッションブランドの充実ぶりはもちろんのこと、ショッピングモールに入っているセレクトショップの顔ぶれも、実は大都市圏とほとんど変わりません。アウトレットモールもあります。北海道は寒いですが、それなら無理のない範囲でアルバイトをして、お気に入りのダウンジャケットを買うのもいいですね。お目当てのモノがなければ仕方ないので、ネットで探してください。それは大都市圏でも北海道でも同じです。

ただし、大学生になるのですから、オシャレを楽しんで、遊ぶ場所があればいいわけじゃありません。集中して勉強する時間をつくったり、ゆったり静かに過ごせたりする自分だけの時間も大切です。

その点、北海道は静かです。にぎやかな場所もありますが、基本的には静かです。静かすぎる場所もあります。でも、あくまでも大学生。勉強するにはちょうどいいんです。

一人だと静かすぎて眠くなってしまうなら、キャンパス内の図書館を使ってください。オンライン英会話で海外とつながるのもオススメです。ネットがあればいいんですから。

また、北海道の大学に進学すると、道内出身者もいますが、実家を離れて北海道で学ぶ道外出身者もいます。みんな仲間です。一生の仲間です。一緒に「キツネダンス」でも踊りましょう。ただ、今年は「ジンギスカンダンス」も人気だそうです。 

北海道と多様性

ここからは少しカタい話です。

まず、いまは多様性の時代。グローバル社会においても、多文化多民族がお互いに尊重し合い、共存する時代です。北海道といえばアイヌ民族。日本人は少数民族であるアイヌの人々とどう関わってきたのか。歴史に学び、反省した上で、未来に活かすためにできることがあるはずです。アイヌを想うことで、人種から文化的背景、性的指向まで、自分とは異なる多様なマイノリティと共存していくための知恵が身につく可能性が広がるのです。

また、「テストマーケティング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。例えばお菓子メーカーが新商品を全国で販売する前に、北海道で消費者の反応を確かめる手法です。つまり、新商品をいち早く食べられるという“おいしい”話です。 

北海道とSDGs

北海道といえば大自然。思い浮かぶのはSDGsです。壮大な海や山が広がり、場所によっては冬に流氷も見られます。登山やサイクリング、ツーリング、キャンプ、釣り、そしてスキーやスノボを楽しみながら、人類がどうやって自然と共存し、自然を守っていくべきかを考えることができるでしょう。

ただ、熊は怖いですね。とてつもなく怖いです。では、共存するにはどうするべきなのか。ある日、森の中、熊に遭遇した経験のある方をはじめ、身近で聞こえてくる道民の声がヒントになるかもしれません。そこでの気づきは、北海道での熊対策に限らず、日本全国、さらには世界全体で有効な取り組みのヒントになる可能性を秘めています。

ところで、熊の彫刻を自分なりに4年間かけて彫り上げるのも、北海道進学の思い出にいいんじゃないかと思いました。鮭をくわえているアレです。

また、「北海道には梅雨がない」というわけでもなさそうなのが近年の状況です。夏はフツーに真夏日も猛暑日もありますし、大雨による災害のほか、地震も起きています。ただ、それは日本全国どこでも同じ。あえて書きます。覚悟も必要です。

気候との関連でメリットを挙げるとすれば、雪道の歩き方は上手になると思います。北海道の人々からは、ちょっとの雪で転倒してしまう都会人は信じられないという声も聞かれます。いまは「人生百年時代」。老後は足腰の筋力が弱まり、転倒骨折が引き金となってさらに足腰が弱くなったり、寝たきりになったりするケースも少なくありません。北海道で足腰を鍛え、心身を鍛え、長い人生を歩き続けていくための土台づくりをしてほしいと思います。

北海道と交通

北海道には全国各地から飛行機で行けるほか、近年は九州から新幹線を乗り継いで行けるようにもなりました。鹿児島中央駅から博多駅まで九州新幹線で約1時間半から2時間。博多駅から東京駅まで東海道・山陽新幹線で約5時間。東京駅から新函館北斗駅まで東北・北海道新幹線で4時間ちょっと。合計で約11時間ですので、もしかしたら飛行機がいいかもしれません。

また、道内の雄大な自然をバックに走る鉄道の姿はステキなはず。一見の価値アリです。迷惑な撮り鉄さんは勘弁してほしいですが、心が洗われる瞬間の連続でしょう。

北海道に詳しくなったら、家族を北海道旅行に呼んで、各地を案内してみてはどうでしょうか。北の大地でたくましく成長する姿を見て、きっと喜んでくれるはずです。

北海道での学びと成長

地元を離れて北海道の大学に進学したら、自分の出身地を客観視することで見えてくるものもあるでしょう。いわば“国内留学”と考えてみても、北海道進学には価値があると思うのです。また、北海道で盛んな産業といえば、農業や畜産業、食品加工業、観光業など。道内の大学では、こうした地の利を活かして、地元企業との産学連携プロジェクトや共同研究も活発です。学生は道内企業でのインターンシップに参加してビジネススキルを磨くこともできます。企業数も学生数も、絶対数からすれば大都市圏の方が多いのですが、北海道だからこそ身につく知識や視点は、少数ゆえに貴重だと考えることもできるでしょう。

こうして北海道の大学で学んだこと、北海道の街で学んだこと、自然が身近にある環境から学んだこと、そして北海道の産業から学んだことのすべてが糧となり、人生を元気に楽しく生きる力が養われます。就職は地元に戻るのもよし、北海道に残るのもよし。極端な話、沖縄県の企業に在籍しながら、北海道を拠点にしてリモートで業務を進めることだってできる時代です。

「大学4年間はモラトリアム」という考え方は、もはや一般的ではありませんが、北海道での4年間は人生の「充電期間」としても申し分ないはずです。豊かで美しい大自然に囲まれながら、豊かな出会いに溢れた日々を送り、豊かな経験を積む大学生活。純粋に“故郷が増える”ような感覚にもなるでしょう。第二の故郷、“アナザースカイ”を探しに北海道に行ってみませんか?

I ♥ Hokkaido 私が北海道を選んだ理由

北海道職員インタビュー 鈴木 輝さん

鈴木 輝(すずき ひかる)
出身地:神奈川県鎌倉市
出身高校:日本大学藤沢高等学校
出身大学:酪農学園大学環境共生学類
(2016年3月卒業)
2016年4月から北海道職員
現職:北海道環境生活部環境保全局環境政策課主任

―神奈川県から北海道の大学を選んだ理由を教えてください。

動物好きであった私は、高校生の時に、飼育動物の分野というよりも、自然の中で悠然に生きる「野生動物」に興味を持つようになりました。

そこで、日本で野生動物を学ぶ機会を得るには、やはり自然に溢れている北海道しかないと決め打ちで大学を探しました。探していく中で、酪農学園大学の実習・実験・演習などを通じた実学教育の取り組みを知り、東京で開催された大学説明会に参加した結果、自分が思い描く北海道の雄大な自然をフィールドとした野生動物を学ぶことができるとイメージできたのが最終的なきっかけです。

―大学生活はどのように過ごしていましたか。

誰も知人がいないところから始まった学生生活ですが、大学の同期の半数が道外出身者で同じ環境下の学生が多かったこともあり、学業やバイトを通じて多くの友人ができました。友人と道内に点在する道の駅巡りや趣味であるキャンプやドライブなどを通じて、北海道らしい魅力的な四季折々の景色や美味しい食べ物を味わうことができました(本当に美味しいです笑)。学業では、日本最大の陸上哺乳類で北海道にのみ生息するヒグマを対象とした研究室に所属しました。研究室では、十勝東部地域を主なフィールドとして、ひたすらヒグマの痕跡を追い求め、充実した調査と研究生活を送ることができました。

―道内での就職を決めた理由をお聞かせください。

雪質が最高な富良野市でスノーボート!
目の前に位置する十勝岳連峰の景色も圧巻

私は、北海道の四季を感じられる日常生活や、アウトドア好きなので自然が近いという環境にとても魅力を感じていました。こういった気づきは、大学生の時から早く北海道に住んでいた経験がとても活きていると感じております。また、大学で学んだ野生動物の分野を活かせる職種を探した際に、北海道庁で環境科学職という専門分野の採用区分があることを知りました。野生動物の分野の経験を活かせる職業と転勤を通じて道内の様々な地域で暮らすことができるということもあって、私にとってはまさにぴったりな就職先でした。

―北海道での生活について、また学生と社会人での視点の違いをお聞かせください。

北海道に住み始めて13年目になりますが、学生時代は、道内の各地に足を運び、学業や、遊びを通じて、インプット的に様々な経験をさせていただきました。社会人になってからは、学生時代の経験を活かし、地域の方々を対象としたジビエであるエゾシカ肉の普及啓発のイベントを企画・運営して交流するなど、自らが地域での生活を盛り上げ、学びの機会を提供(アウトプット)する側になったということを実感しています。

小学生に、エゾシカの生態やエゾシカ肉の魅力について説明している様子

―道外の受験生にメッセージをお願いします。

北海道は、生活基盤である食に関わる農業や漁業を始め、観光、自然など多岐にわたる分野と恵まれたフィールドがあり、学ぶ環境と得られる経験がとても充実しています。また、こういった経験を得るために、全国から多くの仲間が道内の大学に集まりますので、皆さんも仲間とともに、北海道での学生生活をぜひ楽しんでいただきたいです。

北海道の大学に行こう!

◆北海道大学
 フロンティア精神など4つの基本理念のもと世界の課題解決に貢献する人材を育成し
 持続可能なウェルビーイング社会の実現目指す

◆小樽商科大学
 日本初のギャップイヤープログラムに要注目!
 国内唯一無二。ビジネスに特化した国立の社会科学系単科大学

◆公立千歳科学技術大学
 進化を続ける社会で活躍できる、最先端の技術を身に付けた優秀な技術者を養成する
◆公立はこだて未来大学
 日本のAI研究を牽引する大学として豊かな世界の実現に貢献するべく問題解決能力を持つ人材を育成
◆札幌大学
 全専攻横断型の教育プログラムが始動
 建学の精神「生気あふれる開拓者精神」のもと〝答えのない時代を生き抜く力〟を養う

◆札幌大谷大学
 より良い文化と地域社会を創る
◆札幌学院大学
 One life, Many answers 進化するサツガク
◆東海大学 札幌キャンパス
 地球丸ごと学びのフィールドに
 北海道から日本、そして世界に飛び出す「波」であれ

◆東京農業大学 北海道オホーツクキャンパス
 自然環境との共生や地域振興に真正面から取り組む
◆北星学園大学
 札幌で育む、豊かな教養と国際的視野。
 「世にあって星のように輝く」北海道屈指の文系総合大学

◆北海学園大学
 北海道とともに138年。時代を超えて受け継がれる「開拓者精神」
 多様な学びに出会える道内最大規模の私立総合大学

◆北海商科大学
 少人数制のきめ細やかな教育で主体性とグローバル感覚を養う
◆北海道医療大学
 高水準を誇る国家資格合格率と就職率
 最先端の教育環境で医療人を育成する北海道随一の医療系総合大学

◆北海道科学大学
 2024年4月に全学共通プログラム「HUSスタンダード」がスタート!
 基盤能力と高度な専門性を兼ね備えた+Professional人材に

◆北海道情報大学
 企業・研究所の知見をいちはやく大学教育にフィードバック
◆酪農学園大学
 本場・北海道での現場体験があなたを変える
◆拓殖大学北海道短期大学
 卓越する短大。全人教育で高まる人間性!

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