迷わずGo North!【2021】「学びの舞台」として今こそ注目の北海道!

迷わずGo North!【2021】「学びの舞台」として今こそ注目の北海道!

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前回、本特集に対して「北海道での学生生活もいいですね。生徒にすすめてみようと思いました」「進路指導暦30年の私は、道内の大学がこんなにたくさん増えていたとは勉強不足でした」「地域性の特徴もわかりとても参考になりました」などなど全国の高校進路指導教諭から多くの反響があり、本誌は在庫が尽きるほどの注文数だった。それもそのはず、北海道は日本で4番目に大学数の多い自治体であり(神奈川県や兵庫県より多い!)、今回も「遠い北国」ではなく実はお財布にも優しい進学の候補としてさらに北海道の魅力に迫っていきたい。

地域ブランドナンバーワン

毎年発表される「地域ブランド調査」(株式会社ブランド総合研究所)において、「魅力度の高い都道府県ランキング」で12年連続第1位となっているのが「北海道」だ。

一見、豊かな自然や食に起因する「観光資源」のランキングかと思われがちだが、2020年の調査結果では「魅力度」、「観光意欲度」、「産品想起率(食品)、(食品以外)」がそれぞれ第1位である他に「認知度」第2位、「情報接触度」第3位、「居住意欲度」第3位と全項目が3位以内となっており、総合的に「ダントツ」の地域ブランドであると言える。

2021年5月21日に全都道府県で最多(727名)となったコロナウイルスの感染者数も6月27日には28名と抑え込めているのは、行政や地域住民の努力であり、課題解決に向けて真摯な道民性が現れている。

コロナ禍下において首都圏や京阪神への進学について消極的な動きがある中で、学びの舞台を北海道に求めることは大きな選択肢と考えられ、地域を代表する国立大学である北海道大学の道外比率が年々上昇し、2021年度一般入学者選抜前期においては、道外高校の出身者が64.1%となり、近年最高値となったこともこれらの状況を象徴しているものとも思われる。

「食」・「住」に恵まれ充実した学生生活をエンジョイ!


 首都圏の私立大学に入学した学生の平均家賃64200円(私大教連調べ)に対し、不動産業者のWEBサイトを検索すると札幌市内の1k(ワンルーム)物件の家賃は28000〜37000円と格段に安価である。

月額3万円の格差は大学4年間を合計すると144万円に及び、ともすれば私立大の文系学部なら2年分の授業料に相当する。

豊かな自然環境、食の豊富さは取り上げるまでもなく、おおらかな環境の中で、「食・住」に恵まれ、まさに「のびのび」と学生生活を送れることが北海道の大学で学ぶ大きな魅力でもある。

寒いだけじゃない?学問に最適の冷涼な気候

今年開催の東京オリンピックだが、そのマラソンコースが急遽札幌に変更になったことを覚えている人も多いだろう。北海道は一部を除きほぼ全域が亜寒帯に属していて、梅雨がなく夏も涼しいことで知られている。近年は温暖化の影響で30度を超える日もあるようだが、昨年8月の札幌の平均気温は23.3度。やはり首都圏と比較すると夏季の気温はかなり涼しいのがわかる。「避暑」という言葉があるように、環境は人のモチベーションや行動特性を左右し、読書、研究、思索などの学究的行為の効率にも大きく影響を与えている。気温・湿度が高く、エアコンが効いた室内との温度差で消耗しやすい首都圏の猛暑と比較すると、北海道の夏は快適で勉強にも集中しやすいと感じるはずだ。

そのいっぽうで冬の寒さは本州の人にとってはやや厳しい。意外と知られていないが、札幌は人口100万人超規模で年間降雪量が約6mという降雪量世界一の都市なのだ。とは言え、冬は大雪が降る前提で街ができ上がっているため、東京のように積雪で都市機能が麻痺するような事態になることはない。札幌市は車道・歩道ともに世界一の除雪延長を誇り、降雪に強い地下鉄や地下街が非常に発達しているため、日常の移動や買い物に困ることもほとんどない。キャンパスが駅と直結していて、雨や雪に濡れずに通学できる大学も存在する。 

「受験生の視点」に立った誠実な入学者選抜

北海道の大学の特長として、受験生視点に立った「誠実」な入学者選抜制度設計が目立つ。

募集単位を大くくり化して大学入学後に幅広い分野に触れながら自らの関心や適性等に基づいて専攻分野を決めることができる北海道大学の一般選抜における「総合入試」は学生の学びに対するミスマッチを防ぐ入学者選抜方法として広く認識されている。

また、私立大学において実施されている「共通テスト利用入試(選抜)」も多くの大学が共通テストの結果を考慮して出願できるいわゆる「事後出願型」だ。本州の大学においては募集力の強化、志願者増を企図して「事前出願」とする大学が多い中で、共通テストの結果を踏まえて的確に出願を検討できることは受験生にとっては有難く、出願時期、選抜時期も各大学が受験生事情を考慮して設定しており、ここにも誠実な道民性を感じとることができる。

「グローバル」と「グローカル」

北海道は、「グローバル」化に注力しており、「北海道ブランド」の確立やグローバルネットワークの強化、多文化共生社会の形成等を掲げた「北海道グローバル戦略」(推進期間:2017〜2025年)を策定し、2021年度には中間見直しを迎えている。

コロナ禍で世界との交流が停滞しつつある状況ではあるが、コロナ禍収束のあかつきにはこれらの行動・活動がより活発化することは言うまでもなく、社会や企業のグローバル化、ユニバーサル化が進行していく中で、環境の変化に対応する力、異なる価値観を斟酌しマネジメントする力は、今後の社会において求められる力となる。

「国際」を冠する学部・学科の新・増設が道内でも散見されるようになり、元来は言語研究やコミュニケーション学の研究が盛んな地域ではあったが、これらをより進化させ、コミュニケーションスキルの修得に加え、異文化理解、国際関係の在り方、世界経済との繋がりを強く意識する教育を展開している。ニセコ町の国際交流推進事業の取り組みは地域の国際化のモデルケースとして全国に広まっているが、これらの取り組みや環境を大学教育に取り入れる大学も見られるようになり、まさに産官学相まって「グローバル化」推進に取り組んでいると言える。

また、その一方で「地方創生」は政府の重点的な基本方針であり、国・各自治体が懸命に取り組んでいる事項でもある。地域創生局を設置し、様々な地域振興策を打ち出している北海道は、我が国が抱える「地方空洞化」への危惧に懸命に向き合っている。

大学もまた地方創生の一つの担い手であることから、各大学において地域振興、地域政策に関する教育や正課外活動に取り組んでおり、地域の活性化を視野に入れた教育活動が展開されていることも北海道の大学の特長である。

「グローバル」化の推進と「グローカル」の充実は先の我が国を担う若年層にはとっては向き合わねばならない課題であるし、この双方を考えるうえで「北海道」をモデルケースとして日本全体の将来像を考えることは意義深く、北海道の大学で学ぶうえでは題材にも事を欠くこともない。

大学経営という視点に立つと、大都市圏の「定員管理の厳格化」やコロナ禍の影響もあって進学先として首都圏や京阪神以外の地域が注目される今般において北海道の各大学が教育改革を推進し、教育組織の整備や魅力ある教育活動の展開に注力することは、大都市圏の定員管理の厳格化が制限解除となる2028年以降に必ずや巻き起こる変化に備えて必定のことと言える。

18歳人口の減少率が全国平均と比べても深刻な北海道は、進学率の上昇のみに頼ることができないことから、教育活動のさらなる充実を図るとともに、北海道で学ぶ魅力をより広く周知する必要がある。それだけに、各大学は教育組織の整備・再編や様々な効果的な教育手法の開発、学生の自主活動の助長等、従前に増して教育機能の充実に競って取り組むはずであり、これらの大学を進学先として選択した学生の満足度もより高いものになることが期待される。

北海道の各大学の”Big Challenge”と”Campaign”に大注目したい。

私が北海道を選んだ理由-北海道職員インタビュー

塚原沙織(つかはら さおり)
出身地:新潟県新潟市
出身高校:新潟南高校
出身大学:北海道大学水産学部
(2013年3月卒業)
2013年4月から北海道職員
現職:北海道経済部環境・
エネルギー課主任
札幌市在住

―本州から北海道の大学を選んだ理由を教えて下さい。

北海道の大自然と人がとても魅力的だったから、これに尽きると思います。東京の大学に進学する友人が多く、私もなんとなく東京の大学を志望校に考えていたのですが、高校2年生の夏に友人に誘われて参加した北海道大学のオープンキャンパスが、私にとって北海道に進学する大きなきっかけとなりました。

オープンキャンパスでは、学生委員の方に構内の隅々まで案内していただきましたが、駅前の一等地にあるキャンパス内に広がる広大な農場や原生林など手つかずの自然にとても驚き、感動しました。また、学部説明会では在学生が参加し、学生目線でその特色や日々の授業の様子を説明し、全ての質問に丁寧に答えてくれました。

これらの体験があったおかげで、この大学に入学してからの具体的な学生生活がイメージできた、というのも進学を決めた大きな理由の一つです。

身近に感じられる大自然と人の大らかさに惚れ込み、その日のうちに私も絶対北大生になると決意しました。

―北海道での生活はどうでしたか?

在学中は札幌と函館に住みました。札幌は高層ビルが建つ地区のすぐ近くで流星群が見られたり早朝にはキタキツネが歩いていたりと、都市と自然の距離が近くとても住みやすかったです。函館は歴史的な街並みと目の前に広がる津軽湾がとても魅力的で、大学では3泊4日の乗船実習など充実したフィールドワークを経験することができました。実際に住み、また友人たちと道内を巡り楽しむ中で気づいたことが、食の豊かさ、美味しさはもちろん、一口に北海道といっても地域によって気候風土や文化が全く違い、多種多様な魅力にあふれているということです。地域によって、そして季節によって様々な顔を見せてくれる北海道はまだまだ私の知らないことも多く、住み始めて10年以上経ちますが、今でも新たな発見があります。

―道内での就職を決めた理由をお聞かせ下さい。

実は、最初は個人的な事情もあり東京の民間企業へ就職するつもりでした。しかし、東京で就職活動をする中で、北海道の暮らしが恋しくなっている自分に気づき、道内の企業も含めて就職活動をするようになりました。現在の職場である北海道庁の面接会場で一人面接の順番待ちをしていると、偶然通りがかった職員が、がんばってね!と笑顔で声を掛けてくれました。多くの企業の説明会や面接を受ける中、こんなことは初めてで、思い返せば進学も就職も人を温かく迎え入れてくれる道民の気質に惹かれて北海道に住むことを決めたのかもしれません。

―お仕事についてお聞かせ下さい。

最初の勤務地は函館でした。仕事を通じ、地域住民や企業の方、様々な年齢層やバックグラウンドを持った方々と接する中で、視野が広がり、様々な価値観をより深く理解することができるようになりました。多くの人が、地元を愛し誇りに思い、地元を盛り上げようと奮闘している中、一行政職員として、地域に主体的に関わる機会を得たことで、地域の課題を自分ごととして捉えることができ、学生の頃とは違い、地域のイベントに参加する際も運営側の視点で考えられるようになりました。

現在はエネルギー関連の仕事に携わっています。暮らしや経済に密接に関わる取組を、行政はもちろん、道民や事業者の皆様とともに推進していくことの大切さを実感し、日々様々な場面で学びを得ながら、北海道への愛着も深まっています。

―道外の受験生にメッセージをお願いします。

広大な大地と多様な気候風土のある北海道は、座学だけでは知り得ない多くの学びを提供してくれます。よく学びよく遊ぶ環境が整った北海道は充実した大学生活を約束してくれますので、受験生の皆さんが道民の仲間入りをしてくれることを願っています。


Go North!北海道の大学に行こう!

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札幌大学 専攻横断型教育プログラムでアフターコロナに強い人材育成
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