手厚い学習サポートと充実の英語教育。海外大学推薦制度も始まり、海外への進学も夢じゃない。(後編)—聖園女学院中学校・高等学校

手厚い学習サポートと充実の英語教育。海外大学推薦制度も始まり、海外への進学も夢じゃない。(後編)—聖園女学院中学校・高等学校

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取材:松平信恭(大学通信)

ひとりひとりを親身にサポートしながら、やりたいことを応援してくれました

ーー ここからは高3生の2人に話を聞いてみたいと思います。5年数か月の学校生活を送ってみて、あらためて聖園女学院はどんな学校だと感じていますか?

北村
とても自然豊かな環境で恵まれているなと思います。ちょっと疲れたときは校舎の外に花を見に行って、気分転換することもあります。ときには理科の先生が “学校探検” と称して授業中に校内のいろんな樹木を見に連れ出してくれることもありました。教科書に載っている木々を学校で実際に見たりできるのって贅沢なことだし、公立の学校ではあまりできない学びなのではないかな、と印象に残っています。

高校3年 北村愛里さん

高橋
すごく穏やかな学校です。ゆっくりした時間が過ごせるのですが、とても楽しくて充実した学校生活だったのであっという間に高校3年生になってしまった気がします(笑)。

聖園生はみんな優しい子ばかりで、きちんと自分の気持ちや考えを相手に伝えられるところが共通していると思います。1学年の人数も100名前後なので、6年間過ごすとほぼ全員知り合いという感じで、一人ひとりとの友だち関係がちゃんと構築できていますね。

中学生のときは「ちょっと合わないかも」と思うような瞬間もありましたが、高校生になってお互いに成長して少し大人になれたことで、相手の性格や考え方を受け入れられるようになりました。いまは誰かを嫌いと思うこともないですし、何かを協力して作業するときも案を出し合ったり、向こうもそれに乗ってくれたこともありました。お互いの成長には学校の影響がすごく大きかったと思うので、とても感謝しています。

高校3年 髙橋瀬那さん

ーー 聖園では英語教育を重視しているというお話をうかがいました。実際に高校3年まで過ごしてきて、英語に自信はつきましたか?

北村
本当に恥ずかしいのですが、英語はむしろ苦手でした(苦笑)。でも聖園はネイティブの先生が多くて生徒のこともちゃんと覚えてくれていて、廊下ですれ違うと挨拶したり話かけてくれます。だから自然と会話ができるようになったし、英検の面接やリスニングの点数は毎回高得点が取れました。生の英語に毎日触れられるのは強みだったことに気づきます。

それに中学のときは1週間くらいの短期留学生が、高校になると1年間滞在する留学生が来るので、交流する機会がいろいろあります。海外から日本がどう見られているかなど気づかなかった新しい視点をもらえたりと、聖園では英語を通じて貴重な経験ができました。

高橋
私も北村さんと同じで英語は苦手な方でしたが、ネイティブの先生がすごく話かけてくださるので、リスニングは大丈夫です。耳が英語に慣れていると実感しています。

英語といえば思い出深いことがあります。去年はコロナ禍でしたがオンラインでSDGsをテーマにした英語のディスカッション大会があると先生に聞いて、思い切って参加してみることにしました。英語は苦手でしたけど、総合探求でSDGsについて学んだあとだったので、挑戦してみたくなったんですね。資料や原稿の作成は友達といろいろ協力しながら準備をしました。ドキドキしながらいざ本番を迎えてみると、開会式の自己紹介を英語ですらすら言う他の参加者の様子を目の当たりにした瞬間、「レベルが違う・・・」と思うほどすごく英語の上手な人ばかりで圧倒されてしまって……。

(もし今、Zoomの “退室ボタン” を押せばこの緊張から解放されるな)とつい考えてしまったまさにその時に思い出したのが、聖園のシスターの言葉でした。「あなたはオンリーワンの存在で、あなたがいま座っている席はあなたしか座る人はいない。あなただけの使命があるのですよ。」これは私が聖園に入学するきっかけになったことばで、これを思い出したことで(自信がなくても全部出し切ろう、前に進もう)と気持ちを切り替えることができました。たとえつたない英語でも、SDGsの解決案をしっかりと笑顔とともに英語で伝え、相手の話をしっかり聞いて相槌を打ち、リアクションすることに集中して臨んだ結果、現実的に継続可能な解決案と英語力を評価していただき、なんと優勝することができたのです。

いまも相変わらず英語は得意とは言えませんが、人と向き合ったときに一生懸命相手を理解して対話を試みることで心とこころを通わせることができる、ディスカッション大会にはそんな人間関係に通じているものがあるような気がしました。それを学べたこともとてもいい経験になったと思います。

ーー 学習支援はお二人が在学中にどんどん進化してきたそうですね。何か活用した制度はありますか?

北村
高1の時に予備校制度で現代文を教わったことがあります。本当に効果がすごくて、明らかに模試での偏差値が上がりました。以前は論説文を読んでも何を言いたいのかわからないことが多かったのですが、先生が線の引き方などポイントを色々教えてくださって、かなり読み取れるようになりました。

学校の授業は物語を楽しみつつ理解するまで自分なりに悩むプロセスも大事にしてくれますが、予備校の授業は受験に特化していてテクニカルなところが強みかなと思います。その両方を押さえることができたいい経験でした。

高橋
私は予備校の制度を使ったことはないのですが、空きコマという授業のない時間を使って、1時間丸ごと先生に質問や相談できる時間を設けていただいたり、本当に手厚くサポートしていただきました。

どの先生も英検対策や受験対策など、その時々で自分が本当に必要としている問題をすぐに用意してくださいました。わからないときはヒントを出したり、解き方を見せて解説してくださいますし、学校が私にとっては塾というか塾以上の存在だと思っています。

ーー いま高校3年生ということですが、行きたい大学や学部など進路の方向性は固まっていますか?

北村
はい、決めています。高校1年生の夏休みに「どの大学でもいいのでオープンキャンパスに行ってくる」という進路探究があり、先生のアドバイスもいただいて5〜6校を選んで回ってきました。引き続きオープンキャンパスに参加したかったのですが、その矢先のコロナ禍で叶わなくなってしまいました。じつはそれだけ回ってみても第1志望の大学もなかなか迷って決められなかったのです。最終的には先生に相談して私が好きな歴史分野を学べる大学をいくつか紹介していただきました。その中で自分の学びたいことがあり、充実した大学生活が送れそうだと感じた大学を第1志望と決めたので、いまはそれを目標に勉強を頑張っています。

高橋
聖園に入学して間もなく、先生が大学を見据えたお話をしてくださったことがあり、大学のことは早めに調べたり実際に訪問してみたほうがいいと言われていました。そこからずっと自分なりに将来について考えたり調べたりしながら、高校2年生のときに第1志望・第2志望を決めています。心理学分野を学びたいと考えているのですが、実際の心理カウンセラーの方にお会いして、自分の志望大学について尋ねてみたこともあります。その方も研修を受けにその大学に通ったことがあるそうで、心理学分野で注目を集めることも多いと聞いてとてもモチベーションが上がりました。あとはもう自分がそこに合格できるよう頑張るだけですね。

ーー 最後にお二人にとって、聖園女学院に入って一番良かったと思えるところを教えてください。

北村
私は中学校から弓道をやりたいという目標があり、じつは弓道場にひとめぼれしたことが入学のきっかけでした。他校の弓道場は一度に2人立てる規模のものがほとんどでしたが、聖園の弓道場では最大9人も立つことができて、これは近隣では最大規模だと思います。学校説明会での先生方のお話も素晴らしくて、もう絶対に聖園に入ろうと決めていました。学校の勉強が忙しくなってくると部活動の時間だけではもの足りなくなってしまって、外部の弓道教室にも通いたいと相談すると顧問の先生は「やりたいと思ったらどんどんやってみなさい!」と全力で背中を押してくれました。その結果弓道では2段を取ることができましたし、とても充実した部活動生活が送れたと思います。

勉強面でもいろいろ支えていただいてきたのですが、それ以外でも生徒が挑戦したいことに学校が全力で応援してくださったことが嬉しかったし、いまでもすごく感謝しています。

高橋
聖園を知ったきっかけは塾の2つ上の先輩が通っていて、「聖園は本当にいい学校だよ」と強く薦めてくださったことでした。そして学校説明会に行ったところ、先ほどお話ししたシスターの「あなたはオンリーワンで、あなたの席はあなたのためにある」という言葉に出会ったのです。私は別にカトリックの信者でもないのにとてもそれが心に響いて、自然とこの学校に行こうという気持ちになりました。実際に入学してみてもイメージ通りで、先生方は私たち一人ひとりを本当によく見ていてくださいます。勉強や進路のことだけでなく、中高の多感な時期の悩みにも親身になって相談に乗っていただきました。

また公立の学校では馴染みがないと思いますが、聖園では聖書について学ぶ授業があります。これは美術や映画を鑑賞する際に教養として役立つこともありましたし、自分が悩んだ時に支えられたこともありました。自分で言うのは気恥ずかしいのですが、人間的に深く成長できたのは聖園のお陰だな、と思っています。

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