神奈川県の逗子開成中高が粋なコロナ対応 「男子校ごはん」サイト始める

神奈川県の逗子開成中高が粋なコロナ対応  「男子校ごはん」サイト始める

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新型コロナウイルス感染症対策による一斉休校は3月上旬から続いており、学校現場でも教員や生徒だけではなく周辺業者の材料廃棄など様々な波紋が起きている。

そんな中、心あたたまるニュースが逗子市の逗子開成中高から届いたので紹介したい。

2020年3月、休校中の同校に調理実習で使用する予定だった食材が搬入された。大量の食材を無駄にしないためにどうするか。教員同士の話し合いの中で、自らがキッチンに立ち食材を使ったお料理動画を配信する、というアイデアが生まれた。その後、アイデアは教員と生徒がお互いにレシピや写真、動画を公開、シェアしあうwebサイトの立ち上げにまで発展。

こうしてZUSHI KAISEI COOKING“男子校ごはん”プロジェクトがはじまった。

料理にあたっては「材料を無駄にしない」「他の人に食べてもらい反応を聞く」「後片付けはきちんとする」がルール。
同校のサイト紹介には手始めとしてミートソース、スポンジケーキなどビギナーが始めやすい簡単なレシピ動画集が掲載されている。

関係者によると
「全国では小学生から高校生まで生徒たちが休校期間を持て余しています。この取り組みを通じて大人から子供まで皆がさまざまなことに気づきを得ることもねらっています。
フードロスのような環境問題、各国料理ごとによって異なるテーブルマナー、おいしさを司るのは舌なのか脳なのか…。料理ひとつとってもサイエンス、テクノロジー、アートさまざまな要素が含まれています。一つの物事を通して多面的に学ぶ姿勢を磨いくことが大切です。そしてこんな時だからこそ、在宅時に両親をはじめ家族を手伝い支え合ってほしいですね。」

休校対応として教科ごとの自主学習課題を山ほど出す学校も多いと聞く。
ときにはこんなコロナ対応があってもいいのではないだろうか。

逗子海岸の様子

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