【京都橘大学】「段階別学習」×「全員1年間留学」で 丁寧にグローバル人材を育成

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28_tachibana_uqu-2685語学力を身につけただけでは、グローバル社会で活躍することはできない。そこで京都橘大学は、数々の先進的な取り組みをちりばめた、国際英語学部国際英語学科を新設し、英語力と専門性を併せ持った、真のグローバル人材の養成に乗り出す。国際英語学部の可能性について、学部長に就任予定のアンガス・ノーマン・ジェームス教授に聞いた。


―国際英語学部の設置にいたった経緯を教えてください。

国際英語学部は、現在ある人間発達学部英語コミュニケーション学科の大幅な進化形という位置づけです。グローバル化が進む日本社会にとって有為な人材を養成するためには、英語力プラスアルファが求められています。そこで、1年間の留学を必須とし、英語力に加えビジネスや金融、経営、観光、教育などの専門性を身につけた人材を養成します。

1学年の定員は90人で、それほど多くありませんが、その分、学生全員に目が行き届く、丁寧な教育を行います。留学前の「英語力飛躍向上プログラム」による高い英語力の獲得、2年後期から1年間の「海外留学プログラム」、帰国後3年後期からの専門分野の学びと、留学を軸とした学びのステップを踏んで、学生を育成します。卒業時には、全員がTOEICで730点以上となることが目標です。

【独自の教育システムで、高い英語力を獲得】

―1年間の留学を成功させるには、高い英語力が必要です。そのためのカリキュラムの特徴
を教えてください。

英語の授業は、15人以下の少人数制で、CEFR(※)の基準を参考に能力別にクラス編成をします。1セメスターを8週間ずつ2つに分け、1クール終わるごとに確認テストを行い、クラスを再編成します。留学に出発する2年後期までの1年半の間に、クラスが上がるチャンスが5回あります。多くのチャンスを生かしてどんどん上位のクラスを狙えますので、学生のモチベーションと集中力が持続します。

留学の質を高めるために、留学までの1年半は完全に英語漬けになります。高い英語力があれば、留学先での語学学修を早くに終え、ブリッジングプログラム(英語で専門教育を受けるための準備教育)を受講できます。本学の留学では、全員がこのプログラムの受講をめざします。そして、さらに頑張る学生には、正規科目の受講も可能なものとしています。

―他大学では見られない、独自のカリキュラムを用意しているそうですね。

日本の大学の英語教育は、リーディングやライティングなど、科目ごとに先生が異なり、教科書も別々です。リスニングやスピーキングも含めてシステム化されていないため、英語の4技能の関連性が弱いのです。これでは効率よく英語を学ぶことはできません。そこで、本学国際英語学部の「英語力飛躍向上プログラム」では、4技能を統合した授業を行います。統一した教科書で学ぶので、4技能をバランスよく高めることができます。

また本学では、4技能を並列に扱わず、段階を追って興味を高めながら学べるシステムになっています。入学後の導入期には、スピーキングやプレゼンテーションなど、学生が能動的になる授業を多数用意し、英語を体で習得していきます。そのうえで、単語力やリーディング、文法の学習にシフトし、さらにアカデミックイングリッシュへとすすむ―。このように確実にステップアップしながら英語を学ぶシステムになっています。

本学ならではの特徴はまだあります。通常は4技能それぞれ別々に単位が与えられますが、本学国際英語学部では、4技能を一まとめにして6単位にしています。つまり、全体的にバランスの良い英語力がなければ、単位が修得できないのです。学生にとっては厳しいと思いますが、留学を成功させるという大きな統一目標があるので、英語の積み上げができていない学生
を先に進めることはできないのです。

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―1年間の留学生活はどのようなものになりますか。

留学先となるのは北米・イギリス・オセアニア・アジアなど世界各国の提携校で、留学の前半は語学講座を受講することになると思いますが、後半はビジネスイングリッシュや、英語でビジネスや文化を学ぶなど、帰国後の日本での学びにつながる授業を受講できることが理想です。こうした授業や海外での様々な経験を通して、それぞれの専門分野を見つけてほしいと思います。ただ、英語教育コースに関しては、1年間の留学プラス教職課程では4年間で卒業できませんので、留学前にコースを決定し、留学期間も半年になります。

また、留学時の経済的負担軽減のため、2つの奨学金制度も整えました。まず、留学する全員に本学の授業料相当額を給付し、留学先大学の授業料を支援します。留学先によっては授業料の追加負担なしでの留学も可能です。さらに、TOEICのスコア上位20人には、留学先の授業料自己負担分の50〜100%を給付します。

安全面の問題に対しても万全の体制を整えています。海外協定大学は20校から30校になりますが、専任教員とグローバル教育担当の職員が現地の大学や周辺の環境について調査し、安全に留学できるようサポートします。教員1人当たり2校程度の担当となりますので、留学期間中の学生へのサポートもきめ細かに行うことができます。

【実務家教員の充実で、留学から帰国後も英語環境の授業を実施】

―世界各国の企業の第一線で働いてきた実務家教員による専門の授業が行われます。

留学から帰国後はグローバルキャリア、国際観光、英語教育の3コースで専門を学びます。
実務家教員は英語で授業ができるため、留学から帰国後も英語の環境を保ちながら専門を学ぶことができます。ただ、専門科目は知識を修得することが大事なので、全ての授業を英語のみで行うわけではありません。金融などは、ネイティブでも理解が難しい部分があります。英語プラス確かな知識が無ければ社会で活躍できません。
グローバルに活躍してきた実務家教員の授業の中で、世界を感じることができるでしょう。その結果、世界に目を向ける学生が増えることを期待しています。
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―国際英語学部はどのような学生に来てほしいですか。

少し英語が苦手な人でもいい、目的を持ってきちんとまじめに努力できる学生を待っています。本学の国際英語学部では、どんなレベルからでも、まじめに取り組むことでしっかりと力を伸ばしていけるシステムをつくっています。卒業時点では全員がTOEIC730点に到達することもめざしていますが、これも、専任教員が責任をもってしっかりサポートすることで可能だと考えています。
京都橘大学で「あこがれの自分」を見つけ、その実現に向かって精一杯努力する学生を、私
たちは全力でサポートします。

(※)CEFR:欧米で使われる語学コミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格

【問い合わせ先】

京都橘大学
TEL:075-571-1111(代表)