(編集部日記)藤村女子高校の学校説明会に行ってみた「ふじむら はじまる あたらしく」

(編集部日記)藤村女子高校の学校説明会に行ってみた「ふじむら はじまる あたらしく」

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時期にしてはコートいらずの暖かい日が続いておりましたがようやく冬らしくなってきました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。秋も終わり第一志望も併願校も決まったころでしょうか。受験生の皆さんは受験まで一直線だと思います。
編集部では今回吉祥寺の藤村女子高等学校の学校説明会に行ってきました。その模様を一部ご報告いたします。

圧倒的に便利なアクセス

11月某日。JR吉祥寺駅北口に降り立ちました。吉祥寺は全国的に有名ですよね。住宅情報誌~タウン誌まで様々なランキングで「住みたい街」に上位ランクする街です。吉祥寺駅から徒歩5分。いろいろな行き方がありますが。編集部は駅前通り~中道通りを抜けて到着です。

学校説明会

【序盤】高校募集の3コースそれぞれの生徒さんが出てきてのトークセッションから始まりました。
総じてどのコースの方も入学する前はいじめ等の人間関係に不安をもっていたが、入ってみたら活発で、物事を進行、決断する力に長けているひとが多いという印象を話していました。

【中盤】は校長の廣瀬先生による校風の紹介です。学校は人生を支えていく力を養成するためにある、ということを基軸に「自分のアタマで考えて」、「自分から行動を起こして」、「自分を上手に表現していける」女性になってほしいというコンセプトを現在進行形の改革と重ねる形で分かりやすく説明してくださいました。

改革の現れとして
・中間テストの廃止
従来型の学期テストのように試験に合わせて短期間に詰め込んで勉強するのではなく小テストを増やすことによりこまめに単元ごとの理解度を確認する。自分で単元ごとの理解度を把握して必要な部分を増強する。

・ノーチャイムが始まる
チャイムをなくすことにより各自がより常時時間というものを意識して行動するようになる。自己管理の徹底。

・英検を全員が受験する
思考や表現の土台に欠かせない楽しく、使える英語の習得。

・「放課後カスタマイズ」(重要!)
時間割改革。45分授業を導入することで午前中に5限まで実施。14時30分から放課後とすることで各自が自分でデザインした時間の使い方で主体的に学生生活を充実させる。

等々の自主性を向上、自己管理力をアップさせるための取り組みが紹介されました。

コースは特色ある3コースに

3つのコースですが何を頑張っていくか、で入口の選択が変わります。
編集部の印象で言うと『高校では特に勉学面で力を入れて頑張り大学進学では中学時から大きな飛躍を遂げたい(特進)』、『高校生活も楽しみつつ自分のキャリアについてじっくりと考えたい(進学コース)』、『スポーツができる、好き、スポーツや健康に関わっていきたい(スポーツコース)』といった感じです。

【アカデミッククエストコース】(特進コース)

国公立大や上位私立大をめざす特別進学コース。こちらのコースでは推薦受験はもちろん一般受験まで幅広く対応。大学生メンターが常駐する学習センターも備えています。
探究活動も大学での学びを意識したものとなっており代表的なものでは高校1年次の杏林大学との高大連携「吉祥寺探究」などがあります。高校2年次では協力企業の課題解決に取り組む「キャリア甲子園」において単に良いアイデアを出すのではなく参画企業のポジションや資源を考慮した上で相手の立場に立った深い思考を身に着けます。
勉学面もGMARCH専用誌を学内で刊行、毎日通いたくなるメンターのいる自習室などGMARCHをベンチマークとして一人ひとりが自分の夢に向かって可能性を追求する環境を備えています。

【キャリアデザインコース】(進学コース)

多くの実体験(探究活動)を重ねながら自分の本当にやりたいことを丁寧に探していきます。4年制大学に推薦受験をメインに進学するコース。総合学習での特徴的なプログラムのひとつとして旅行のプロデュースがあります。高校1年では日帰り校外研修を高校2年では海外修学旅行を企画します。予算や得られるものを徹底して考え抜いてグループ毎にプレゼンを繰り返すことで、旅先について持っている知識が「どうやって、どのように何を実現する」、が明確になった知恵(ティップス)へと変わっていきます。

【スポーツウェルネスコース】(スポーツコース)

従来の各種競技スポーツの強豪校としての一面も継承しつつ、スポーツを通して社会とどう関わっていくかも大切にしていきます。世の中に健康でいきいきと輝く人生を提供するスポーツウェルネス社会の実現に必要なことを学びます。
総合学習もスポーツと健康にちなんだものを設定しており高校1年次からキャンプ実習(那須)、保育の視点も身に着けるこどもボランティア実習(練馬区光が丘公園)、栄養学の視点から勝負メシづくり、救急救命。高校1・2年次のスポーツビジネスの視点を身に着けるサッカーの東京武蔵野ユナイテッドFCの大会プロデュースなど様々な機会を通してスポーツで社会を盛り上げ人々の生活に役立つことをめざします。

大学入試は100を超える圧倒的な数の指定校に競技実績、探究活動、3年間で磨いた自己表現をもって進学することをめざしています。(指定校:111大学約400学科)

記者メモ:特に印象に残ったポイントを振り返る

放課後カスタマイズやノーチャイム制に代表される「自由と自主性」、コース毎の特長を生かした総合学習が目を引きました。保護者からすると私学なのに放課後の時間の使い方に社会体験(アルバイト)も含まれるというのは斬新に見えるかもしれません。
しかし今回の改革は比較的ゆるめの公立校と厳格できちんと教育してくれる私立校という従来の構図で考える案件ではありません。藤村の自由は単に羽を伸ばせる類の自由ではなくむしろ大学生活のように自分で3年間の過ごし方をデザイン(決定)する厳しさが含まれています。
「勉強」「部活」「教養」「社会体験」などいろいろな要素を組み合わせて自分がどうなっていきたいか。自分自身と対話しつつ自らの時間割を組んでいく。大学生や社会人といったいわゆる大人の生活が高校1年から始まるとも言えます。
今回の改革は「世の中に対する解像度を上げる」ことにつながっていくことが一番のよいポイントだと思いました。社会を学び、自分の得意なこと、武器を活かしてどう社会の構成員として役立っていくか。
以前は、学校は学校、社会は社会、と学ぶ内容もあまり関係がなく生活習慣も全く別で、卒業後一般社会へ放り出され戸惑うことが多い時代もありました。 しかしここ藤村で学べばコースごとの学びの特長はありますが、どのコースも根本的に社会を見つめて社会とつながることを大切にしています。ここで学ぶことは社会の解像度があがりいざ大学生活や社会参加が始まったときに順応しやすい、つまり生きやすくなる。そういった希望を持たせてもらえる説明会でした。公立高校が第一志望の方も私立高校を志願される方も世の中との距離が近くなる「あたらしい藤村女子高校」も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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