高度な専門性を身につけて即戦力に。幼児教育・保育のリーダーを育成する「教育学部児童学科」-聖徳大学

高度な専門性を身につけて即戦力に。幼児教育・保育のリーダーを育成する「教育学部児童学科」-聖徳大学

*2022年4月設置

1933年の創立以来、幼児教育と女性教育の灯を掲げてきた聖徳大学。幼稚園教諭就職者数は8年連続で全国1位(※)、保育士就職者数は15年連続で全国1位(※)という輝かしい実績を誇る。2022年4月には児童学部を教育学部へと改組し、新たなステージへ歩み出す同学の魅力に迫る、シリーズ「聖徳大学発 教育学の未来」。第2回の今回は、児童学科について、保育士養成コースの奥村典子教授と幼稚園教員養成コースの重安智子教授に話を聞いた。

※大学通信調べ。2020年3月卒業生実績

―改組の目的と児童学科全体のカリキュラムの特徴について教えてください。

奥村 特徴の1つ目は、「児童学」という本学独自の科目で継続的に子どもについて体系的な理解を深めたうえで、専門性を養うという学びの構造です。2つ目は全学生が参加するゼミです。ここでは、学生同士や学生と教員との活発な議論が行われ、多様な考えに触れることができます。3つ目は充実したフィールドワークです。現場で学ぶことにより、教室で学んだ理論が“使える知識〟へと高まり、実践力を養うことができます。

重安 児童学科は「幼稚園教員養成」「保育士養成」「児童心理」「児童文化」という4つのコースで構成されています。このコース制によって、学生は他大学では類を見ない専門性を実現することができます。就職など目標とする職業への可能性を従来以上に大きくすることでもあります。

―保育士養成コースのカリキュラムの特徴を教えてください。

奥村 現在、そして今後求められる乳幼児保育の課題に的確に対応できる専門性を育成することにあります。その1つ目の特徴は、フィールドワークを通して子育て支援力の育成に注力していることです。そのために地域貢献活動を科目に取り入れ、企画から実践までを学生主体で行っています。この活動を通して、地域社会における子育て支援のリーダーとして活躍するために必要な、知識と技術を身につけます。

2つ目の特徴は、「医療保育」です。これは、保育士も医療チームの一員となり、子どもや家族を支えようというもの。小児科医や看護師など、医療の専門職が指導を受け持つ科目を1年次から実施しています。

重安智子教授

―幼稚園教員養成コースについて、カリキュラムの特徴を教えてください。

重安 4年次に7つの「専門領域科目群」を設置し、興味に応じた領域で高い専門性を養えるカリキュラムを編成しました。なかでも「幼児教育指導法開発領域」は新しい領域で、現代の幼稚園教諭に求められる危機管理、指導法の開発など本学ならではのハイレベルな対応力と技術(スキル)を身につけます。各専門領域科目群では、音楽表現や運動などの領域を設け、特色ある保育を行う幼稚園やこども園などで専門性を発揮できることを目的としています。

―高い就職実績の要因はどこにあるとお考えでしょうか。

重安 現場のニーズに応えられる人材を育成していることにあります。強みの1つがピアノですが、1年次からピアノ学習によって、「子どもと気持ちがつながる」ピアノ演奏力を身につけていることです。現場が求める豊かな感性と創造性の涵養にもつながっています。また、本学の調査では、同僚や保護者との信頼関係を作り上げることで、協働して課題解決へと取り組む力、チームで進める力や企画する力を養うことができています。

奥村 本学では、変化する保育をめぐる環境に対応し、「今、求められている力」の涵養に注力しています。これは採用する側からすると、本学の学生は「今、現場が困っていることに適切な対応ができる専門性」を備えていると言えます。それが高い就職実績につながっていると考えています。

―「現場で活躍できる人材」を育てるために行っている、特徴的な取り組みを教えてください。

奥村 本学では、各論で総合的な知識を身につけつつ、フィールドワークで探求力や課題解決力を養うという双方向の学びを行っています。フィールドワークの1つである「子育て広場」では、学生が保護者と話す機会を大切にしています。子育ての不安や悩み、地域の子育て環境を実体験することは、知識の定着や活用に役立ちます。こういった経験を学生時代に積んでいることが、現場での活躍につながっているように思います。

重安 附属7園での実習が非常に重要な役割を果たしています。本学の学生は、まずは附属の園で実習を行います。そこで得た経験を大学に戻って理論に基づいて振り返り、そのうえで外部の園に行って2回目の実習を行います。段階的に学べるうえ、2つの園を経験することで、園の運営方針など保育をめぐる多様な考え方に触れることもできます。附属園ではボランティア活動など、実習以外でも学ぶことができています。これも、本学ならではの強みだと言えます。

奥村典子教授

―聖徳大学では「Field Linkage」や小笠原流礼法など、大学全体で特色あるプログラムが行われています。これらは保育士や幼稚園教員の養成において、どのような効果をもたらしているでしょうか。

奥村 現代の保育をめぐる課題に対応するには、学問領域を超えた知見が欠かせません。その点において、他学部の学生とともに学び、自分とは異なる考えや価値観に触れることができる「Field Linkage」は、学識を広げる格好の場となっています。

重安 特別な支援を必要とする子どもへの理解と専門性を備えていくためには、児童心理学や児童文化学などフィールドを想定し、更には学問を横断的に学び、具体的な課題解決力を身につけていくことが望まれます。特色あるプログラムの中で相手を思いやる気持ち、豊かな人間性も育むことは、人と関わる仕事をする上で必ず役立つ力となっていきます。

―これからの保育士、幼稚園教諭にはどのようなことが求められるでしょうか。

奥村 保護者や家族、地域を支える力が求められます。そのためには自分の強み、すなわち専門性が欠かせません。そこで私たちは、学生1人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、強みへと導くことこそが本学の役割だと位置づけています。4年次で選択する領域科目という仕組みもそのためのものです。

―高校の先生や高校生へメッセージをお願いします。

重安 保育士や幼稚園教諭は、子どもの成長を支えるという素晴らしい仕事です。保護者と信頼関係を築き、地域から応援してもらいながら働くことは、大きなやりがいになるでしょう。そういった幼児教育のプロフェッショナルを目指すことができ、なおかつ、自身の特性を活かして夢を実現できる学びが本学にはあります。幼稚園教諭にも、これまで以上に幅広く、そしてハイレベルな専門性が求められるのは確かです。それらを身につけることができる環境が、本学には整っています。本学で安心して夢に向かってチャレンジしてください。

奥村 社会の期待に応える保育者になるためには、大学時代に多くのことを学ぶ必要があります。大変だと感じる人がいるかもしれません。しかし、多くの卒業生が「聖徳に入って良かった」と言ってくれています。保育職は、社会に貢献でき、一生続けることができる仕事です。ぜひ本学で、「一生ものの4年間」を過ごしてください。

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