「教員養成」の固定観念を突き破り新たな可能性を切り拓く教育学部-聖徳大学

「教員養成」の固定観念を突き破り新たな可能性を切り拓く教育学部-聖徳大学

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*2022年設置

聖徳大学は、2020年まで幼稚園教諭就職者数が8年連続全国1位(※)、保育士就職者数は15年連続全国1位(※)という、他の追随を許さない輝かしい実績を誇ってきた。そして2022年4月には児童学部が教育学部へと生まれ変わり、学生のポテンシャルを最大化する新たな展開が期待される。本誌では、今号から5回シリーズで聖徳大学の魅力を紐解いていく。第1回目は、増井三夫副学長に新学部設置とその全体像について語っていただいた。

教員の道にとどまらない可能性を広げる

―教育学部への改組について、背景や目的をお聞かせください。

本学はこれまで児童学部が中心となり、乳幼児期から児童期までの人間教育に力を発揮し、トップクラスの実績を誇ってきました。この度の教育学部への改組の目的は、これからの「新しい時代」に対応し、人材養成の目的を鮮明にするために児童学科と教育学科を分化し、学生の可能性が最大限に発揮される学部へと飛躍することにあります。聖徳大学教育学部から、広義の教員養成の固定概念を突き破りたいと考えています。

まず教育学科では、従来からの知見を生かした教員養成を継続しながら、その過程で培われる人を育てる力や、自己成長に向けた専門性の獲得によって、教育機関にとどまらない多様なフィールドでの可能性を切り拓き、活躍できる人材を育てます。そのため、教員免許の取得を卒業要件にはせず、さまざまな目標を持った学生が、学科を超えた知見やノウハウを自分なりに活用できる環境にしたいと考えています。

一方、児童学科では、他大学との違いを一層鮮明にし、学科独自の教育によって、免許・資格取得のための限界を突き破ります。

―小学校教員の育成について教えて下さい。

小学校低学年や特別支援学級などで学ぶ子どもたちに教育への情熱を捧げたいという、意欲的で利他主義的な教育愛の強い学生の多さが本学の特徴ですし、そのための授業も充実させています。

また、小学校教員養成コースは全員が最低でも英検2級に合格することをめざし、海外でのオールイングリッシュの研修にも参加します。教職課程だけでは得られない豊かな教養の一つとして、多様性を尊重し受容するグローバルな感覚を磨くとともに、教員の社会的なスキル向上を果たす取り組みです。

以上のように、教員養成そのものも、守るべき部分とともに、変わるべき部分があり、新たなステージに進んでいるのです。

―幼稚園教諭や保育士の育成についてはいかがでしょうか。

本学ではピアノのスキルアップを重視し、1年次から4年次まで徹底して指導する伝統があります。これは他大学と比較してもかなり特徴的なことだと思いますが、ピアノを通じて磨かれる感性や創造力が、保育の現場で必要とされる重要な素養と考えているからです。また、卒業生の表現発表会では、創作ダンスなどを衣装・照明・音楽・ストーリーすべて自分たちで考えて発表します。ここで培われた、プロデュースや企画力は運動会など各種の発表会に活かされています。こうした力を身につけた卒業生が保育現場で即戦力として活躍し、評価されてきたことが高い就職実績にもつながっていると思いますし、これらの力は一般企業などでも十分に生かせるものと考えています。

また、医学・医療に関わる科学的根拠に基づいた医療保育の意識を持つ人材の養成も継続していきます。さらに、危機管理の専門性を有する次世代リーダーの育成を推進します。

非教育分野との融合や学部横断的な学びを推進

―学部・学科を越えた学びや、ビジネスセンスを磨くプログラムにも注力されています。

本学は6学部7学科と短期大学部3学科を擁する総合大学として、それぞれの学部が自信を持って学生への教育を続けてきた自負があります。ただ、学部や学科を越えた学びの融合という面では課題がありました。そこで、各学部が連携した授業を行うことで、学生がより幅広い教養や経験を得られるよう、2020年度から「FIELD LINKKAGE」や「BUISINESS FIELD LINKKAGE」といった学部横断型プログラムを導入しました。学部の垣根を越えたグループワークで課題解決力を育むなど、多種多様なプログラムを用意しています。こうした学びを通じて育まれる「やり切る力」やコミュニケーション力、リーダーシップなどは、仕事や社会のさまざまな場面で生かされるものです。

また、聖徳大学の伝統的なプログラムとして、一流のオーケストラの演奏を聴く機会を設けるなど、「本物」に触れることを重視する点も本学の特徴です。知識として知るだけでなく、実体験として接することは教育の原点でもありますから、音楽に限らず物事の本質に真正面から向き合って判断し、評価する資質を身につけてほしいと考えています。

さらにもう一点、本学の伝統である「小笠原流礼法」の徹底的な指導も、社会での評価につながる要因になっています。学生の実習先から「聖徳の学生はすぐにわかる」といわれることが多いのですが、コミュニケーションの第一歩である挨拶を欠かさず、お辞儀などの立ち居振る舞いが洗練されていくことは小笠原流礼法の成果であり、本学の強みとなっているのです。

―資格取得にとらわれない学びが展開されているのですね。

学生の将来は多様でいいはずです。だからこそ、教育者に限らない多様な未来を切り拓く出発点として、入学時に2年後や4年後の自分の姿を思い描く「キャリアデザイン」を意識させています。ここで自己分析力や自己表現力を高め、1年次の夏には3泊4日で志賀高原を訪れ、チームでハイキングなどを体験します。奥深い自然の中でのハードワークですが、チームで協力し合い、達成感を共有することで、次なる挑戦への原動力になっています。

また、その後のキャリアデザイン科目では、キッザニアの社員や起業家をはじめ、さまざまな道に進んだ卒業生に、活躍ぶりを話してもらう時間を設けています。学生は、幅広いフィールドで活躍できるという自分の可能性を認識できますし、それは学生にとっての喜びにもなるのです。

将来の可能性を広げる濃密な4年間に

―高校の先生方や受験生へメッセージをお願いします。

多くの学生が在学中の思い出として語るのは、「人生で一番勉強した」ということ。その誰もが目を輝かせ、自信に満ちた表情をしていますし、これまで紹介したさまざまなプログラムを経験した学生は、自己成長感や達成感に大きな高まりが見られます。受講科目やプログラムは決して少なくはないですが、そこで努力するからこそ、可能性や選択肢が広がるわけです。

そうやって学生一人ひとりが最大限に自分らしく輝けるフィールドへと導いていくことが、新生・教育学部の責務と考え、さまざまな方法で学生の自己実現を後押しし、それが社会の発展にもつながるような道筋を示していきたいと考えています。

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