新旧の地形図を瞬時に見比べられる「立正大学地球環境科学部の地図資料室」、地図好きには飽きることがない部屋です。

新旧の地形図を瞬時に見比べられる「立正大学地球環境科学部の地図資料室」、地図好きには飽きることがない部屋です。

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地形図を拡げてゆっくり見られる広大な地図資料室。
画像中央にいらっしゃる鈴木厚志学部長にご案内いただきました。

埼玉県熊谷市にある立正大学地球環境科学部の地図資料室。ここには全国を網羅した地形図が専用ケースに収納されています。これだけなら大型書店の陳列棚と変わりないのですが、この資料室が凄いのは昔の地図から最新の地図までが特注の一つのファイルに保管されていて、新旧の地図をじっくりと見比べることができる点です。

例えば「熊谷」という地域の2万5千分の1地図ファイルを見ると、明治・大正期の頃から現在まで計8枚の地図が保管されており、街並みの拡がり方、土地の使われ方、旧道や鉄道の旧路線、河道の変遷などが正に一目でわかります。

熊谷だけでもこの枚数、紙芝居を見るようにわかる熊谷の変遷 。

これらは地球環境科学部の地理学科だけでなく、環境システム学科でも授業や研究で有効活用されていますが、専門性の高い研究だけでなく、テレビ・書籍などでの地域特集の調査や自治体の調査、あるいは生徒の自由研究など、様々なところで重宝される可能性があります。

なお、所蔵している地形図については、独自に整理している「地図データベース検索システム」( http://www.rissho-map.jp/mapdb/pub/ )から検索することができます。

事前に問い合わせれば入館は誰でも可能です。地図好きの人は一度見学してはいかがでしょうか。一目でタイムスリップできます。

そもそも「地球環境科学部」が何を学ぶ学部かまだよくわからない方へ。地球環境科学部は、「地球」という大きなスケールから身近な「地域」まで、私たちを取り巻く環境を総合的に学ぶ学部です。空間的な視点に立って地球・地域と人のつながりを学ぶ地理学科と、地学・気象学・水文学・生物学・情報学によって地球を学ぶ環境システム学科からなります。それぞれ当初は興味関心のある分野が一つであっても、学びを続けているうちに対象や知識も拡がることが特徴です。またどちらの学科も実地調査(フィールドワーク)が欠かせないので新旧の地形図は存分に活用されています。「地図」「地域」「まちづくり」「防災」「環境」「気象」「地学」「水」「生物」など、興味のある分野が一つでもあった方は、地球環境科学部の学びを一度調べてみてはいかがでしょうか。詳しくは「地球環境科学部」特設サイト( http://ris-geo.jp/admission/ )をご覧ください。

専用の分類記号で丁寧に保管
北方領土や外国の地図
保管場所がわかるインデックスもあり、地形図に詳しくない人もひと目で探すことができます。

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