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東洋大学では、学生が将来をつくり出す力を着実に身につけられるように、全キャンパスで多数のキャリア支援プロブラムを展開している。今回、話を聞いた学生たちも「東洋大学では、手を挙げれば挙げただけ支援をしていただける!」と口を揃えて話した。多数ある支援の中でも、今号で紹介するのは、低学年からの伴走型就職支援「UP講座」。講座の内容や受講するメリットなどについて、社会学部の柴田菜央さん(4年生)と工藤颯さん(3年生)に話を聞いた。
取材・文 秋岡達哉
構成 小林聡
柴田菜央さん(社会学部社会学科4年・埼玉県立浦和西高校出身)
工藤 颯さん(社会学部社会学科3年・埼玉県立坂戸高校出身)
―「UP講座」をなぜ受講しようと思ったのですか。
柴田 今後40年、50年働くということを考えたとき、就職先を選ぶ上で後悔したくないという思いが一番強かったです。自分の納得いく就職先で働くことができれば、働くモチベーションにも繋がると思います。その納得いくところに就職するためには、早い段階で準備をする必要があると考えました。就職活動に繋がる部分で、何か早い段階から取り組めるものはないかと探していたときにUP講座があることを知り、参加してみようと思いました。
工藤 大学に入った時から、漠然とした将来のキャリアに対する不安があって、就職活動には力を入れたいという想いがあったからです。大学生活はせいぜい4年間ですが、その後長く続く仕事というものを考えた場合、就職先によって給料も変わりますし、人生のキャリアプランに響くものだなと感じていました。しかし、何の対策もせずにいきなり面接などできるはずもないので、就職活動に向けて何かしたいなと思ったときに、UP講座を知り、これに参加することによって、就職活動に関する基礎を作っていきたいという思いがありました。
―「UP講座」の各種の講座の中で、印象に残っているものを教えてください。
柴田 最も印象に残っているのは、「自己分析・PR」の講座です。普段は自分について深く考える機会が少ないため、自分の長所や短所などを客観的に分析する時間を持てたことは、非常に貴重な経験でした。特に、自己分析の結果を言語化し、他の受講生や講師の方々と共有することで、自己理解を深めることができました。講師の方からは、私の適性や強みに基づいた具体的なキャリアアドバイスもいただき、就職活動への不安を解消することができました。この講座のおかげで、就職活動本番でも、自分の強みについて自信を持ってアピールすることができ、スムーズに面接を進めることができました。
工藤 「業界・企業研究」の講座が特に印象に残っています。企業が学生をどのように評価するのかをレベル別に解説していただき、それに合わせて、自分の強みを効果的にアピールする方法を学ぶことができました。講師の方からの、相手に自分の考えを伝えるための具体的な指導や、小手先のテクニックでなく就職活動における重要な心構えについてのアドバイスは、大変参考になりました。UP講座の講師の方々は、疑問に対してズバリと的確にアドバイスをしてくださるので、どの講座も非常に印象的です。
―これまで「UP講座」を受講してきて、自分の中での変化や成長したと実感していることはありますか。
柴田 入学当初は、過去の失敗体験から「どうせ自分にはできない」という固定観念にとらわれていました。しかし、1年次からUP講座に参加したことで、その考え方が大きく変わりました。講座でしっかりと準備することで、インターンシップなど、様々なことに積極的に挑戦できるようになりました。就職活動も同様で、最初は漠然とした不安を抱いていましたが、UP講座を通じて自信をつけ、仲間とともに切磋琢磨することで、積極的に目標に向かって取り組むことができました。この経験から、自分の行動次第で結果は必ず変わることを実感し、大きく成長できたと感じています。
工藤 就職活動に対するモチベーションを長期にわたり維持できるようになったことです。1年生の時から講座に参加したことで、同じように将来のキャリアについて真剣に考えている他学部の友人たちと出会うことができ、互いに刺激し合いながら就職活動を続けています。
UP講座では、就職活動に関して同じような熱意を持つ仲間が多く、皆が積極的に情報交換を行い、切磋琢磨できる環境が整っているため、モチベーションを高く保ちながら、就職活動に取り組むことができます。このように、UP講座を通じて最も変わったのは、就職活動に対するメンタルの部分だと思います。
―柴田さんは来年からさいたま市役所に勤められますが、就職先を考えるにあたって大学のキャリアプログラムはどのように影響しましたか、また就職活動中に役立ったことはありますか。
柴田 UP講座では、自己分析やグループディスカッションなど、就職活動の基礎を学ぶことができ、非常に有益でした。特に、公務員試験の面接対策は、筆記試験後の短い準備期間で焦ってしまう友人も多かったのですが、UP講座で事前に基礎を固めることができ、あとはどう自分のエピソードを言語化していくかというところに早い段階から移れたので、面接に集中することができました。
その他のキャリア支援プログラムも積極的に活用し、オンライン面接対策や集団面接練習を何度も行いました。緊張しやすい私は、これらのプログラムのおかげで面接に対する自信を深め、本番でも力を発揮できたと考えています。
―工藤さんは現在3年生ですが、将来どのような職業に就きたいと考えていますか。
工藤 現在のところ、幅広い業界に興味を持っていますが、最終的には日本の誇りや技術を世界に発信できるような仕事に就きたいと考えています。例えば、ある分野で世界シェアNo.1の企業の営業担当者になり、日本の製品やサービスを世界に自信を持って紹介したりする仕事は素敵だなと思います。
いずれにしても、東洋大学で学べる機会に恵まれたことへの感謝を忘れずに、日本に誇りを持って働きたいと思っています。海外へ行くことで、誰もが日本代表になれるという意識を持ち、将来的には海外で活躍し、日本の素晴らしさを世界に広めたいという目標を持っています。
column
UP講座とは、1年次から3年次までにONE UP、TWO UP、THREE UP講座と段階を踏み、各学年で、それぞれのテーマに沿った各種の講座を経て、4年次の本番へと繋げる就職支援プログラム。
ONE UP就職講座とは
(自分を知る)をテーマに、自分自身を見つめなおすことで、自身の強み・価値観を発見する。
⃝講座内容
「自分なりの面白いことを探す(大学をサブスクのごとく使い倒す)」など
TWO UP就職講座とは
(社会を知る)をテーマに、目的をもって活動することや、社会との接点を増やすことで、将来を考える機会を増やしていく。
⃝講座内容
「目標設定・手段(学業・課外活動・その他活動)の決め方を学ぶ」「業界・企業研究(学内ISへ繋ぐ)」など
THREE UP就職講座とは
(相手を知る)をテーマに、就職活動をする上での自分の立ち位置や企業へのアプローチ方法を知る。
⃝講座内容
「自己分析・PR」「業界・企業研究(志望動機含む)」など