県外からの進学、大学での海外留学……給費生制度が学生のチャレンジを後押し―神奈川大学

県外からの進学、大学での海外留学……給費生制度が学生のチャレンジを後押し―神奈川大学

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神奈川大学には、90年以上の歴史をもつ伝統的な給費生制度がある。入学金および学費に相当する金額に加え、自宅外通学者に対しては年間70万円の生活援助金を給付する(※)大学独自の奨学金で、給付額は4年間で最大880万円にもなる、手厚いものだ。この制度の趣旨は、広く全国から優秀な人材を募り、その才能を育成すること。実際に給費生制度を活用して沖縄から神奈川大学に進学し、ハンガリーに1年間の長期留学をしている外国語学部4年の中村実優さんにお話を聞いた。

※自宅からの通学に片道2時間以上を要し、下宿等から通学する場合

取材・文 雫 純平(大学通信)

―神奈川大学の給費生試験を受験した理由を教えてください。

私は沖縄県出身で、大学進学にあたっては地元を離れて新しい環境に身を置き、在学中に海外留学をするという目標を持っていました。その反面、心配だったのは経済面です。高校3年生の夏ごろ、大学の奨学金に関するイベントに参加し、初めて神奈川大学の給費生制度を知りました。学費だけでなく、地方出身の学生には年間70万円の生活援助金も給付されると聞き、とても驚きました。これならば自分のやりたいことにチャレンジができると思い、受験しました。ほかに国公立大学の受験も考えていましたが、幸いなことに給費生で合格をしましたので、国公立大学には出願をせず神奈川大学へ進学しました。

―神奈川大学を受験するにあたり、外国語学部英語英文学科を志望したのはなぜですか。

私は子どもの頃から洋楽が好きで、英語や英文学に興味がありました。英語英文学科にはIES(Integrated English Studies)とGEC(Global English Communication)というプログラムがあり、私はGECを選びました。決め手となったのは、専門科目の授業が全てネイティブの先生により英語で行われることや、2年次の前期に全員が半年間の留学をすることなど、自分の学びたい内容に合致していたことです。また、横浜にあるみなとみらいキャンパスで学べることも、外国語学部を魅力的に思った理由の1つです。

―GECでの学びはいかがでしたか。

GECの学びは①Global Culture, ②Global Communication, ③World Literatureの3分野に分かれています。1〜2年次はそれらをバランスよく学び、3年次に3つの中から自分の専門を決めて深く学んでいきます。私が選んだ①Global Cultureは、政治的、社会的なものからサブカルチャー、テクノロジーなど、あらゆる事象について学ぶことができます。

プレゼンテーションの機会が多いこともGECの特徴です。私たち日本人学生はどうしてもシャイな人が多いため、最初は少し苦労していましたが、気さくで親切なネイティブの先生に相談すると悩みがすぐ解決できて、プレゼンテーションやコミュニケーションがどんどん得意になっていくのを感じました。

―中村さんは今、どこで何を学んでいますか。

念願の長期留学を叶えることができ、今はハンガリーのブダペストにあるエトヴェシュ・ロラーンド大学に1年間の留学をしています。こちらの大学では社会科学部に所属し、国際関係学を学んでいます。ハンガリーはEU加盟国ですから、EUに関連することを特に深く学んでいます。日本で学んでいたときと異なり、世界の出来事について、今まさに身近で起きていることだと感じながら学んでいます。

最初は周囲と違った道を選択することが怖くて仕方ありませんでしたが、いざこちらに来てみるとその不安はすぐに吹き飛びました。知らない土地に一人で飛び込んで一から人間関係を作り、失敗しながら世界を肌で感じる日々を過ごすことで、変化や違いに寛容になりました。新しいことに挑戦するのが楽しいです。

―留学後はどのような進路を考えていますか。

まずは日本の企業で働くことを考えていますが、ゆくゆくは海外で働きたいという希望もあります。留学でハンガリーに来てヨーロッパの雰囲気が気に入ったので、いつかまたここに戻ってきたいという思いもあります。

―給費生制度について、今どのように感じていますか。

給費生制度は、学生の可能性を広げて挑戦を後押ししてくれる心強い制度です。地元の沖縄を離れ、横浜での生活やハンガリーでの長期留学など、新たな世界に飛び込んでいったことで自分自身の成長につながりました。給費生になったことで夢が叶い、人生が大きく変わりました。とても感謝しています。

―最後に高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

もし皆さんが「まだやりたいことも学びたいこともわからない」と漠然とした不安を抱えているのであれば、「そう思うのは自然で当たり前のことだよ。なんくるないさ〜」と声を大にして言いたいです。神奈川大学には学問はもちろん、課外活動、国際交流など、たくさんのチャンスが広がっています。そして教員や職員の皆さんなど、手を差し伸べてくれる人が必ずいます。やりたいことが既に決まっている人もそうでない人も、きっと自分だけの道が見つけられるはずです。皆さんがいい選択ができますように。

1、2年次は遠隔の授業ばかりの中でも素敵な友人や頼れる先生方と出会い、楽しい学生生活を送ることができました。ようやくキャンパスに通えた時、「対面の授業ってこんなに楽しいんだ!」と驚いたことが印象に残っています。

中村実優さん
神奈川大学 給費生
外国語学部 英語英文学科4年
沖縄県立那覇国際高等学校出身

Information 「給費生試験」

1933年から神奈川大学が実施する、独自の給付型奨学金制度。単なる経済支援だけでなく、広く全国から優秀な人材を募り、その才能の育成を目的としている。

POINT 1
試験日は12/17(日)、合格発表は大学入学共通テスト前の1/12(金)
●出願期間:インターネット出願・郵送受付11/22(水)〜11/30(木)※郵送消印有効

POINT 2
4年間で最大880万円給付(返還不要)
以下の奨学金給付を実施。(毎年継続審査あり)
●入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付
●文系学部(年額100・110万円)※
 理系学部(年額145万円)
 ※学部により異なる
●自宅外通学者は生活援助金(年額70万円)

POINT 3
試験問題は一般入試と同等の難易度
●一般入試と同じ難易度の3科目型。教科書を中心とした学習で対応可能です。

POINT 4
2種類の合格
【給費生合格】&【一般入試免除合格】

●給費生に採用されなかった場合でも、一般入試合格者と同等以上の学力を認められた受験生は、2月の一般入試を免除して入学が許可されます。
●昨年度参考
 志願者 8,730人
 給費生合格者数 281人
 一般入試免除合格者数 2,990人

POINT 5
全国22会場で受験可能
●多くの受験生が地元および近隣地域で受験できるよう、全国に22の試験会場を設置します。

給費生の詳細は神奈川大学ホームページにてご確認ください
給費生試験サイト

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