中学からの海外体験が国際性の芽を育む
多摩大学目黒中学校・高等学校の英語教育

中学からの海外体験が国際性の芽を育む<br>多摩大学目黒中学校・高等学校の英語教育

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中高の6年間で英語教育に力を入れている私立校は多いが、実際に誰もが海外研修を体験できる学校は限られている。多摩大学目黒中学校・高等学校(以下、多摩大学目黒)は、そんな数少ない学校の1つだ。語学研修、短期・中期・長期の留学制度が複数用意されているほか、中学3年の修学旅行では生徒全員がオーストラリアのホームステイを体験する。将来の活躍の場を世界に向けている学生や、国際意識の高い保護者から注目されている多摩大学目黒の英語教育について掘り下げる。

教育の柱の一つは「国際交流」
現地での体験が、生徒のその後の人生を変える

多摩大学目黒では、「国際交流」を柱にかかげ、世界に通用する英語指導を行なっている。通常の英語授業のほか、中学では少人数制の英会話のクラスを設け、2名のネイティブ教員が生徒一人一人の英語力に合わせて授業を行う。こうしたネイティブ教員との交流が日常的にあることで、自然と海外への心のハードルを下げ、「もっと英語で話してみたい」という気持ちを醸成する。

日常のカリキュラムのほかに用意されているのが、希望者を対象とした「語学研修」と「留学制度」、そして全員参加となる中学3年生の「修学旅行」だ。まず、希望者向けの「語学研修」と「留学制度」についてみていこう。

「語学研修」は夏休みに行われる研修で、中学生はイギリスで2週間、高校生はアメリカで3週間、ホームステイをしながら英語を学ぶ。中学生は1年生から3年生までが縦割りの参加となり、1家に2人という体制でホームステイ先に滞在する。2人体制のため、人見知りがちな子でも、2人で協力しながらなんとか現地のファミリーと意思疎通をはかろうとする。現在はコロナ禍で開催できていないが、2019年度は男子13名と女子7名が参加した。強制参加の修学旅行とは異なり、皆能動的に参加しているが、英語力はそれほど高くないという。海外での生活を体験してみたい、英語力をのばしたいという気持ちが重要で、なかには修学旅行の予行練習として参加する生徒もいる。

「留学制度」は高校生のみが参加できるプログラムだ。短期(2カ月、ニュージーランド)、中期(5カ月、アメリカ・カナダ・ニュージーランド)、長期(1年、アメリカ・カナダ・ニュージーランド)があり、それぞれの将来設計に合わせて参加者が選択する。いずれもホームステイをしながら現地の学校に通い、地元の高校生や他国からの留学生たちと学校生活を共にするので、国際的な友情も生まれる。現地の学校のカリキュラムは日本の学校のカリキュラムとは全く異なるが、異国の地で、日本では体験できない貴重な体験を積むことができる。

2022年度は長期留学7名(カナダ)、中期留学11名(カナダ7名、ニュージーランド5名)、短期留学3名(ニュージーランド)と、なんと計22人もが留学を体験した。

2週間のオーストラリア修学旅行で
「一人で乗り切る」体験をする

次に毎年2月に行われている中学3年生のオーストラリア修学旅行についてみてみよう。特筆すべきは原則1家に1人ずつのホームステイをするという体制だ(2022年度はコロナ禍の影響で1家に2人体制となった)。参加するのは、パスポートを取るのも飛行機に乗るのも初めてという海外超初心者から、将来は海外の大学に進学したいという国際派の学生まで、英語のレベルもさまざま。実施される2週間で、実に多様なドラマが繰り広げられるという。

「3年間の英語カリキュラムをきちんとこなしていれば、修学旅行を迎える中学3年の2月時点では、最低限、英語検定3級の英語レベルが身についています。英検準2級や2級がとれている生徒も多く、日常会話は行える前提です」と語るのは英語科の江野畑ひとみ先生だ。

例年、金曜日にオーストラリアに到着し、まずは週末を一人きりでホームステイ先の家族と過ごす。教員たちは修学旅行前に「自分の部屋に入るのは寝るときと着替えるときだけ。それ以外はリビングなどで積極的にホームステイ先の家族とコミュニケーションをとるように」と指導している。

日本語が話せないファミリーを相手に、身振り手振りでも、片言の単語でも会話をする努力をしていると、言語以外でもなんとか通じると気づく。そうすると少し冷静になり、自然と単語や表現を思い出せるようになるという。土曜日、日曜日を乗り越えて月曜日を迎えれば、現地の学校で同級生たちと合流するため、そこで日本語を使った情報交換ができる。

「2日間、なんとか頑張れた」「みんなも緊張したんだな」「身振り手振りを交えて、意外と英語が通じた」など、この2日間を自力で乗り越えたことが、生徒にとって大きな成功体験につながるのだ。こうした低いハードルを何度も超えながら2週間を過ごすと、多くの生徒は「もっと話せるようになりたい」など、英語学習のみならず、勉強に対して意識が改まる。なかには、大学生になってからまたそのファミリーに会いに行く生徒もいるといい、この経験が生徒たちにとっていかに大きなものだったかを感じさせる。世界を意識できる貴重な機会となっている。

留学や修学旅行を体験し、
海外の大学進学を決める学生も

近年は大学入試の形式が多様化しているため、海外留学の経験は大いに役立つ。そのため、学校説明会で英語教育のプログラムを知り、「ぜひ体験させたい」と入学を希望する保護者は増えてきている。特に長期留学は、帰国後に1年分の日本での学習内容を補う必要があるが、それでも高校生のうちに本格的な留学を経験しておきたいという学生も後を絶たない。留学費用も高額になるため、保護者も覚悟をもって送り出している。なかには現地の空気がぴったりと合い、現地校の生徒たちにも馴染んだため、そのまま現地の高校に転校を希望するケースもごくまれにあるという。

相良瑞穂先生によると、高校生よりも中学生の方が現地の環境に柔軟に対応し、英語のリスニング能力も飛躍的に伸びる傾向にあるので、より早い時期から海外を経験する意義は大きいそうだ。実際のところ、海外での体験は楽しいことばかりではなく、言葉が通じなくて苦い経験をしたり悲しい思いをしたりすることもあるが、結果は終わってみないとわからない。まして短期間で英語がペラペラになるわけではないので、この時期に「自分は挑戦した」という経験をすることがとても大事なのだ。また、海外に出て日本以外の価値観に触れることで視野が広がり、自分の将来の活躍の場を日本以外にも広げて検討することができるようになる。

学校の万全のサポートがある中での留学経験なので、安心して身を預けることができる。海外生活に少しでも興味のある学生の皆さんには、ぜひ多摩大学目黒の英語教育を体験し、刺激を受けてほしい。

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