企業の入社難易度を一挙公開 今もっとも入社が難しい企業は……

企業の入社難易度を一挙公開 今もっとも入社が難しい企業は……

有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいのか定量化するのは困難だ。そこで、就職者がいる大学の難易度を指標として入社難易度を算出してみた。気になる企業の2021年入社難易度を確認してみてはいかがだろうか。

【最新記事】
■企業就職難易度2022 この10年で入社が難しくなった企業はここ
■業種別就職難易度 企業入社難易度ランキング2022

「企業入社難易度」

大学入学時の偏差値が高い、つまり地頭がよい学生はどのような企業に就職しているのだろうか。また、企業はどのようなレベルの大学をターゲットとして採用活動をしているのか。大学入学時の指標である難易度と、企業の採用者数を合わせて算出した「企業入社難易度」を指針とすると、学生と企業の思惑が見えてくる。

大学の難易度は駿台予備学校の模試の難易度を使用。企業の採用者数は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んだ「有名企業424社」について、医学部と歯学部の単科大学を除くすべての大学を対象に大学通信が調査した数値。

企業入社難易度は、各大学の医学部と歯学部を除いた学部の平均難易度をベースとして算出した。例えば、難易度70.0の東大から3人、同64.8の早稲田大から6人、同58.4の青山学院大から3人を採用した企業の企業入社難易度は、(東京大70.0×3人+早稲田大64.8×6人+青山学院大58.4×3人)÷合計採用者数12人=64.5になる。

この企業入社難易度を、就職判明者数10人以上の企業を対象としてランキングしたのが「企業入社難易度ランキング」だ。大学への調査結果なので、各企業のすべての採用者数を網羅しているわけではないが、例年85%以上の判明率となっている。

難関大生から人気が高いコンサルティングファーム

ランキングのトップは外資系コンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーで、2位も同じくボストン コンサルティング グループが入った。

コンサルティングファームは、東大や京大、早慶など最難関大学の学生の人気が高い。マッキンゼー・アンド・カンパニーの採用が多い大学は、東大が29人と突出し、それ以外は京大3人、名古屋大1人ということから、入社難易度は、東京大の偏差値(70.0)とほぼ同じ。ボストン コンサルティング グループの採用が多い大学は、採用判明数はマッキンゼーより少ないが、採用大学の裾野は広く、東京大8人、京都大6人、早稲田大3人、東京工業大2人など、8大学から採用している。

他のコンサルティングファームでは、PwCコンサルティング(12位)、デロイト トーマツ コンサルティング(15位)などがランキング上位に入っている。

3位は2021年に国際石油開発帝石から社名変更をしたINPEX。前年の19位から大きく順位を上げた。石油ではENEOSが36位に入っている。

商社の就職者は難関5大学が大半を占める

4位は三井物産、5位は三菱商事が入った。外資系コンサルティングファームとともに、商社は最難関大の学生の人気が高く、両社ともにトップ5は東京大、京都大、一橋大、早稲田大、慶應義塾大が占める。他の5大商社の順位は、住友商事が7位、伊藤忠商事が16位、丸紅が25位となっている。

6位の日本経済新聞社は前年の21位から順位を大きく上げた。新聞では、共同通信(57位)、読売新聞社(72位)、朝日新聞社(78位)などがランクイン。8位の三菱地所は、前年の2位からランクダウン。不動産では三井不動産(13位)、東急不動産(17位)、東京建物(21位)などが入っている。

9位は前年の4位から下がったKADOKAWA。10位には銀行で最上位となる日本政策投資銀行が入った。3大メガバンクでは、三井住友銀行が48位に入り、三菱UFJ銀行が58位、みずほFGが92位となっている。証券は大和証券グループ(39位)と野村証券(73位)がランクイン。

採用数が少ない企業がランキングの上位に並ぶ中、大量採用する製造業では、ソニーグループ(51位)、三菱重工業(86位)、日立製作所(103位)などがランキングに入った。

2021年 「企業入社難易度」総合ランキング

2021年 「企業入社難易度」業種別ランキング

特集カテゴリの最新記事

ユニヴプレス