高大接続改革に沿った選抜制度で「思考力・判断力・表現力」を積極的に評価する青山学院大学の入学者選抜

高大接続改革に沿った選抜制度で「思考力・判断力・表現力」を積極的に評価する青山学院大学の入学者選抜

学習指導要領の改訂に伴い、初等・中等教育から「思考力・判断力・表現力」を伸ばす教育改革が進められ、高校でも探究活動など生徒が能動的に学習するアクティブ・ラーニングが行われている。こうした流れは高大接続改革にもつながり、青山学院大学は2021年度入学者選抜からこれらの力を積極的に評価する選抜制度をスタートさせた。従来型の単に知識量を問う入試ではなく、受験生一人ひとりの「確かなる知識・技能をもとに自ら考え、主体的に学ぶ力」を多面的・総合的に評価する、同大の入学者選抜について紹介する。

各学部が用意する「独自問題」で多様な学生の獲得をめざす

青山学院大学が2021年度入学者選抜で行った改革では、高校までに培われた受験生の力を、多面的かつ総合的に評価し、大学での学びにつなぐことをねらいとしている。

同大が実施する入学者選抜は、「一般選抜(個別学部日程)」「一般選抜(全学部日程)」「大学入学共通テスト利用入学者選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」「その他の選抜」の6方式。

なかでも「一般選抜(個別学部日程)」では、多くの学部が大学入学共通テスト(以下、共通テスト)と独自問題の組み合わせで選抜を行う。共通テストで基本的な「知識・技能」を確認したうえで、独自問題では受験生の「思考力・判断力・表現力」の3つの力を重視する。複数の教科で構成された「総合問題」や「論述」など学部によって形式や内容は異なるが、解答方法は記述式や論述式が中心だ。

この新方式の導入により、従来の暗記中心の学習で対応できる入試から脱却し、大学入試を充実させることで高大接続を確かなものとすることをめざす。詰め込み型の特別な受験勉強ではなく、高校までの授業で学習した内容をしっかり理解したうえで、自分の考えを適切に表現できる力を身につけていることが重要となる。

幅広い教養と人間性を育む「青山スタンダード」を強化

今回の入学者選抜改革により、「自ら考え、主体的に学ぶ」素養をもつ、新しい教育を受けてきた新入生がより多く入学することになるが、このような学生の力をさらに伸ばす役割を担うのが、同大の全学共通教育システム「青山スタンダード」だ。

青山スタンダードでは、学部・学科の枠を超えて、学問的なものの見方や考え方を知り、分析や表現など大学で学ぶ基礎的なスキルを身につけ、より専門性の高い研究へ移行するための土台をつくる。同大では、今回の入学者選抜改革とともに青山スタンダードのレベルアップを図り、入学後の教育につなげる環境をさらに整えていくという。

「一般選抜(個別学部日程)」は多くの学部で共通テストが必須

先にも述べたが、「一般選抜(個別学部日程)」では、多くの学部が共通テストと独自問題の組み合わせで選抜を行う。同大で受験する独自問題の試験については、試験日が異なれば併願できるだけでなく、同一試験日に「AM(午前にのみ、1限分の試験を実施)」「PM(午後にのみ、1限分の試験を実施)」「終日」の3つの試験時間帯が用意され、このうち「AM」と「PM」で異なる時間帯に実施される学部・学科・方式についても併願が可能だ。

また、共通テストの得点のみで判定する「大学入学共通テスト利用入学者選抜」や大学の独自問題のみで判定する「一般選抜(全学部日程)」も併用すれば、さらに合格のチャンスが広がる。青山学院大学をめざす受験生は、共通テストの利用で受験機会が大幅に増えることをポイントとしておさえておいてほしい。

青山学院大学 2022年度入学者選抜についての詳細はこちらをご覧ください。
https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/examination/

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