ポストコロナ時代を見据え、最先端の教育環境で医療人を育成する北海道随一の医療系総合大学ー北海道医療大学

ポストコロナ時代を見据え、最先端の教育環境で医療人を育成する北海道随一の医療系総合大学ー北海道医療大学

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長引く新型コロナウイルス感染症の影響はさまざまな領域に及んでいます。北海道医療大学は6学部9学科に及ぶ各分野のエキスパートを擁する医療系総合大学として、コロナに立ち向かう多角的な対策を実施してきました。一人ひとりの学生が安心して学べる環境の整備と、地域住民や医療に携わる人々を支援するための取り組みは今も続いています。その一方で、時代は停滞することなく変化しています。来たるべき未来を見据え、地域社会全体をマネジメントできる人材や、Society 5.0(❶)時代に活躍できる専門職を育成すべく、臨床福祉学科のリニューアルとDX推進計画が着実に進められているところです。同大学が挑む3つのトピックスを紹介しましょう。

正しい情報発信や現場指導、抗体検査などで地域貢献

1974年に開学した北海道医療大学は、教育理念に「保健と医療と福祉の連携・統合」を掲げ、教育研究施設や医療機関のさらなる充実を図っています。

昨年に続き、今年も世界中がコロナ禍に見舞われる中、同大学は、一刻も早い終息を目指してさまざまな取り組みを続けてきました。そこには、医療系総合大学としての社会的な使命感があります。学内の知を結集し、各分野のエキスパートを中心とした多角的な対策の対象は、学生のみならず医療・福祉界、地域へと広がっています。浅香正博学長は次のように説明します。

「まず、医療機関・福祉施設への支援としては、感染対策の現場指導や研修会を積極的に行っています。担当するのは感染症、公衆衛生を専門とする本学の看護学科教員たちで、実際に現場を訪問し、隔離の手順やゾーニング方法などをきめ細かく指導するほか、感染対策の知識などを啓発する研修会で講演しています。自治体が制作する対策動画の監修にも協力しました」

浅香正博学長
ワクチン大学接種(職域接種)では医師として従事

地域への情報発信も必要でした。コロナ禍においては、ネットを中心に情報が飛び交い、人々の不安をいたずらに煽るような内容も少なくありません。そこで、薬学科教員をはじめ、看護学科教員、先端研究推進センター教員らが率先して、テレビや新聞を含む各メディアで情報を発信していきました。ウイルスの性質から感染対策を行う際の注意点までわかりやすい言葉で解説し、正しい知識を伝えたのです。

「分野横断的な研究を行う附属施設『先端研究推進センター(❷)』では、高い処理能力を持つ検体分析機器を導入しました。これを使ってすすきのの飲食店スタッフや町民に対して検査を行い、検査データは感染防止対策の新たな方法を探る研究に活用しています」

昨年末には札幌あいの里キャンパス(❸)に、企業が運営する「北海道PCR検査センター」が開設しました。こちらは施設の設計から技術指導、品質管理まで、同大学の臨床検査学科教員が全面的に協力しているものです。地方自治体や医療施設、高齢者施設などを対象に検査を行い、検査体制は1日3000件に上ります。

病院実習の前にPCR検査 万全の感染対策を講じる

学生一人ひとりに対する取り組みも医療系総合大学ならではのもので、日々の体調管理など感染対策を徹底できる環境がいち早く整えられました。学生が病院などで実習する前には、北海道PCR検査センターや先端研究推進センターで検査を実施します。もし体調に変化があった場合は、医師、看護師、保健師が常駐する保健センターに報告が集約されるほか、公認心理師によるオンライン相談も受けられ、自治体の保健所との連携体制も万全なので、安心して療養に専念できるのです。

「経済的支援では、同窓会などからの寄附金を基金とした『緊急コロナ特別奨学金』をはじめとする支援を継続しています。このように学生一人ひとりが安全に学べる環境整備が大前提ですが、学生たちも自ら活動を始めています。その一例が、地域の小中高生を対象にした、オンライン自習室の開設協力です。児童や生徒たちの勉強や生活の相談に乗り、喜ばれているようです。結果として、我々が目指す人材育成とともに、医療・福祉界、地域への貢献度をより高めることになりました」

Society 5.0を見据えてDX(❹)推進計画を本格化

北海道医療大学は2021年、道内の私立大学で唯一、文部科学省の「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」実施機関に採択されました。これを受けて同大学は、来たるべきSociety 5.0の未来を見据え、その時代に活躍できる専門職の育成を目指しています。

「本学では15年以上にわたり、教育支援システムやLMSを独自に開発してきました。そこから得られた貴重なビッグデータをAI解析することで、個々の学生に最適化された教育を実践していきます。習熟度別学習や履修指導はその一例ですね。グループワークなどでも、AIとフィジカルが融合したコーチングの実現が期待されます」

北海道医療大学におけるDX推進計画の最大の特徴は、AIを学生参加型で開発し、医療人を目指す学生の視点に立った〝学修者本位の学修支援(❺)〟を図る点にあります。こうした情報ネットワーク基盤の整備により、大学全体の教育を高度化した先には、医療のDX推進も視野に入っています。

2022年4月、臨床福祉学科の名称を変更 「福祉マネジメント学科」へ

北海道医療大学の臨床福祉学科は、少人数制のゼミと体系的に実施される実習で徹底的に実践力を養い、現場で求められる専門性を身につける教育体制を敷いてきました。

「福祉」の領域は広がっています。「未来の社会を創りたい」「地域に貢献したい」という未来に向けたアクションをより深くサポートし、ヒューマンケアのリーダーを養成するために名称を変更し、4つのコースで学びの実現を目指します。

4つのコースは「スポーツ・マネジメントコース」「ソーシャル・マネジメントコース」「メンタルヘルスマネジメントコース」「ケア・マネジメントコース」。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家資格に加え、初級障がい者スポーツ指導員の資格など幅広く取得が可能なほか、教職課程も履修できます。また、コースの他に「福祉×行政プログラム」を設け、行政職の養成にも積極的に取り組んでいます。医療系総合大学だからこそ学べるケアマインドと幅広い視野を養うカリキュラムで、卒業後は多彩な分野で活躍することが期待されています。

「本学があるのは、自然環境に恵まれた北海道の大地です。四季の移り変わりを感じ、勉学に励みつつ、充実した学生生活を送っていただきたいと思います。これからも最良の教育を実践していきますので、『新医療人育成の北の拠点』として、全国から医療人を目指す俊英が集まることを願っています」

 

Society 5.0
狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(同2.0)、工業社会(同3.0)、情報社会(同4.0)に続く新たな社会。内閣府の定義によれば、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」である。4.0までの社会が解決できなかった課題を、最新技術を利用して克服し、社会の変革を成し遂げた未来社会の姿を指す。

先端研究推進センター
先端研究に必要な研究機器や研究者を一箇所に集積したセンター。2020年4月に開設された。専門分野を超えた共同研究を進めて世界の最先端研究に追いつき、北海道医療大学のオリジナルな研究の確立を目的とする。自然科学研究分野、社会科学研究分野それぞれでプロジェクトが進行中。

札幌あいの里キャンパス
北海道医療大学のキャンパスの一つで、付属医療機関が併設された医療技術学部の学びの拠点。6階建ての学部棟には高度な教育に対応した講義室・実習室を整備。実際の医療現場で使用されている、最先端の医療機器や研究機器が導入されている。安くてボリュームのある学生食堂が人気。

DX
Digital Transformationの略。経済産業省の定義によると、データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

学修者本位の学修支援
複数の学生による自主的なグループ学習を支援する空間が、総合図書館内にある「ラーニング・コモンズ」。図書館資料や電子情報を用いてディスカッションする場を提供する。

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