給費生制度が箱根駅伝への挑戦と勉学の両立を後押し―神奈川大学

給費生制度が箱根駅伝への挑戦と勉学の両立を後押し―神奈川大学

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4年間で最大840万円の返還不要の奨学金という手厚い支援が神奈川大学の「給費生制度」の魅力。工学部経営工学科2年の出水継さん(京都文教高校出身)は、給費生として支援を受けながら、部活動と学業の両方に全力で取り組む学生生活を過ごしている。競技への取り組み方や給費生だけに提供される「海外研修」の経験など、出水さんの学生生活について聞いた。

返還不要の奨学金という手厚い支援

―給費生試験を受けようと思ったのはなぜですか。

もともとは経済的な理由から国公立大に行こうと考えていたのですが、小学校から陸上の長距離を続けてきて、大学では駅伝をやってみたい気持ちもありました。駅伝をやるなら箱根駅伝がある関東の大学に行きたいと考えていたところ、父が神奈川大学の給費生制度を調べてきてくれて。授業料に加えて自宅外通学者には生活援助金も出してくれる、いい制度だなと思いました。関東の大学で学費の負担も少なく、箱根駅伝の本戦に出られる力をもったチームで自分もメンバーに入れる可能性があるという点から、神奈川大学が浮かんできた形です。

―他の大学の奨学金制度は調べましたか。

はい、調べました。ただ、ほとんどが学費の半額免除などで、生活援助金があり駅伝ができるという点を加味すると、これだけ良い条件の制度は神奈川大学しかありませんでした。特に生活費の援助は部活をやる上でとても助かっていて、いまはアルバイトをすることなく大学生活を過ごせています。陸上にも勉強にも打ち込めているのは、給費生制度の存在がすごく大きいです。

―陸上の練習はどのくらい行っていますか。

部活の全体練習は週2回です。その他の日は、ジョグを中心に個人練習を行っています。今はコロナの影響で試合がないので距離を踏もうと考えていて、月間で550から600キロほど走っています。1日あたりだと30キロくらいですね。メニューは怪我をしないように、調子を見て自分で判断しながら組んでいます。

受験生に対しては、「給費生試験ではそこまで難しい問題が出るわけではありません。基礎をしっかり固め、問題を間違えずに解くことが大切。過去問と似た問題が出ることが多いので、直前期に確認するといいと思います」とアドバイスをくれた

3週間の海外研修が世界に目を向ける契機に

―学部は工学部経営工学科を選びましたね。学部選びの決め手は。

小さい頃からものづくりが好きで、工学を学ぶこと自体は決めていました。経営工学について知ったのは、高校時代に学校で配られた学問についての冊子がきっかけです。昔から「効率」を求めることが好きだったので、ものづくりの工程でいかに効率良く製品を作るかを考える経営工学の学問領域は面白く、自分がやりたいことだと感じました。それ以降は経営工学に絞って大学探しを行いました。

―部活で大変な練習を積みつつ、勉強にも力を入れています。時間配分はどう工夫していますか。

空いている時間をいかに使うかを意識しています。神奈川大学の図書館は広くて静かなので、集中するためによく活用しています。陸上の専門誌や資格・検定の本も充実していて、お金を使わず勉強できて助かっています。

学べる時期は今しかないと思います。だからこそ経営工学に限らず、経済のことや法律のことなど、社会に出て役立つ知識をできる限り学んでいきたいですね。

―給費生になって一番良かったことは何ですか。

海外研修に参加できたことです。1年生の夏に3週間、イギリスのヨーク・セント・ジョン大学に留学しました。負担したのは10万円だけで、ホームステイ代やホテル代など、それ以外の費用はすべて大学が出してくれました。ヨークは町中に城壁の跡が残る歴史ある街で、出身地の京都のように今と昔が融合した景観が綺麗でした。

―海外で過ごしてみての感想は。

午前中は文法や発音を中心に勉強し、午後は現地の人と実際に会話をしたり、歴史について聞いたり、アンケートを取ったりしました。自分から話さなければ英語のスキルは上がっていかないので、積極的に話しかける経験はとても勉強になりました。

「実際に行ってみないと分からないことも多い」ことに気づけたのも収穫です。たとえば、イギリスの人は週に1、2回しか洗濯をしません。最初は大丈夫なのかと疑問に思いましたが、現地は8月でも最高気温が20度前後で、汗もかかず寒いくらいです。香水をつけるので匂いも気になりません。実際に足を運び、そのことを知って納得しました。

―今後もグローバルな経験を積んでいきたいですか。

もともと英語は苦手だったのですが、海外研修に行ってみて、海外で半年や1年過ごしたら得るものは大きいだろうなと感じました。チャンスがあればまた留学に行ってみたいですし、将来に関しても、海外で働くことを選択肢として考えるようになりました。でっかいことをやってみたいという思いがあるので、世界に出てさまざまな体験をしてみたいです。

勉強と部活の両立に向け給費生からの刺激が力に

―周りの給費生との関わりなどはいかがですか。

給費生は賢い人ばかりで、学びへの姿勢に自分が学ぶところは多いです。同じ授業を受けている給費生と日常的にコミュニケーションを取る中で、意見交換を行うことは、大変刺激になりますね。

―今後の目標を教えてください。

卒業後は大学院に進学したいと考えています。それに向けた勉強に加え、就職を見据えて中小企業診断士などの資格取得に向けた勉強にも重点的に取り組んでいきたいです。将来は「自分がこれをやったんだぞ」と誇れるような仕事ができたらと思っています。

―陸上についてはいかがですか。

いまは一般入試で入学した人が最初に集まる「長距離チーム」に所属しています。今年中に設定タイムを上回って、スポーツ推薦で入学した人が集まる「駅伝チーム」に入ることが直近の目標です。駅伝チームは全国大会で結果を残してきた人ばかりなので、まだまだ練習が必要ですが、将来は箱根駅伝で5区、6区、10区のいずれかを走れるように頑張っていきたいです。

「給費生試験」

1933年から神奈川大学が実施する、独自の給付型奨学金制度。単なる経済支援だけでなく、広く全国から優秀な人材を募りその才能の育成を目的としている。

例年12月下旬実施のところ、2021年度においては2月に実施します
●試験日:2月4日(木)
●合格発表:2月19日(金)
●出願期間:インターネット出願1月6日(水)〜15日(金)※郵送消印有効

POINT 1
4年間で最大840万円給付(返還不要)
以下の奨学金給付が実施されます。(毎年継続審査あり)
●入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付
●文系学部(年額100・110万円)※/理工系学部(年額135万円)×4年間給付 ※学部により異なる
●自宅外通学者は生活援助金(年額70万円)を4年間給付

POINT 2
試験問題は一般入試と同等の難易度
●一般入試と同じ難易度の3科目型。教科書を中心とした学習で対応可能です。

POINT 3
2種類の合格
【給費生合格】&【一般入試免除合格】
●給費生として採用されなかった場合でも、一般入試合格者と同等以上の学力を有すると認められた受験生は、一般入試を免除して入学が許可されます。
 昨年度は、志望者10,713人に対して合計で3,110人の合格を出しました。

POINT 4
全国20会場で受験可能
●多くの受験生が地元および近隣地域で受験できるよう、全国に20の試験会場を設置します。

POINT 5
海外研修(約3週間)を実施
●給費生入学者のうち、希望者は1年次に約3週間の海外研修に参加できます。

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