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取材・文:雫 純平(大学通信)
構成:小林 聡(大学通信)
横浜翠陵生の学校生活は?生の声を聞いてみた。
庄先生に学校の取り組みを聞いた後に、在学生にもお話を聞いてみることにしました。
取材を受けて下さったのは高校3年生の秋山和花さんと中学3年生の村上和菜さん。二人は生徒会に所属し、先輩後輩の間柄でもあるそうです。
――横浜翠陵高校を選んだときのことを教えてください。
私はダンスが大好きで、ダンス部のある高校を中心に探していました。色々な高校に見学に行き、校内の雰囲気や通いやすさなどを考えて横浜翠陵を選びました。あとは、電車通学に憧れていたことも理由の1つです。同じ電車を使う友達もいますし、毎日楽しく通学しています。
――高校入学前に心配だったことはありますか?
なんとなく大人しい子が多いイメージでしたし、中学からの内部進学生もいますから、うまく友達が作れるかどうかが一番の心配でした。私の場合は同じ中学から来る子が一人もいなかったので、なおさらですね。でも、フレッシュマンキャンプでたくさん友達ができましたし、すぐに人間関係の不安はなくなりました。
――横浜翠陵高校での授業について教えてください。
毎時間授業の最初に小テストがあるのがとにかく大変でした。私は特に数学が苦手なので、毎回の小テストに合格するだけでもひと苦労です。ただ、苦手でも成績上位のクラスには入りたいという気持ちがあったので一生懸命取り組みました。
楽しかったのは土曜日ゼミです。教科にとらわれずに興味のあることを研究できる時間で、私は音楽のゼミを選択し、毎回バロック音楽を鑑賞してレポートを書いていました。選択科目は美術をとっていたので、土曜日ゼミとあわせて美術と音楽の両方を学ぶことができたことが良かったです。
――周りの友達はどんなタイプが多いですか?
よく先生方は「明るくてのびのびしている子が多い」とおっしゃるんですが、本当にそう思います。先生と生徒の距離がとても近くて、とても仲が良いんです。先生の前でも萎縮せずに自分の素を出せるような環境だから、明るくのびのびできるのかもしれないですね。
――将来の夢はありますか?
ファッションに興味があり、将来はそれに関する仕事をしたいと思っています。考えていることの1つは、アパレルの会社に入ってブランドの魅力を世界に発信できるような仕事です。もう1つの夢は、障がい児向けの幼児服を販売する会社の経営者です。
――そうした夢を持ったのは、横浜翠陵での学校生活で何かきっかけがあったのですか?
高校では3年間学級委員を務め、2年生からは生徒会の副会長も務めました。生徒を代表するような立場を経験したわけですが、そこで学んだのは、言葉だけでは集団は思うように動かないということです。生徒たちをまとめるためには、私が意見を発信するだけでなく、生徒一人ひとりの意見をしっかり聞くことが必要ということを学びました。そうした経験が、世界に発信することや経営という今の夢につながってるのかもしれません。
そうした夢を実現するため、大学では経営学部か商学部に入り、高校で学んだリーダーシップについてもより深く学びたいと考えています。そのために、今は受験勉強を頑張っている真っ最中です。
――横浜翠陵中学校を選んだときのことを教えてください。
私は朝が弱いので、自宅から近いことが一番大切でした(笑)。近い学校をいくつか見学に行ってみたときに、横浜翠陵は校舎がきれいで、ステンドグラスなんかも可愛くて気に入って、ここなら6年間通ってみたいと思いました。
――中学校入学前に心配だったことはありますか?
小学生のときは、中学校のことは何も分からなかったので、すごく心配がありました。マンガやドラマに出てくる中学校には不良とかいじめとかがたくさん出てくるけど、本当にそうだったらどうしようって。でも、実際に中学校に来てみたらそんなことは全然なかったです。秋山先輩と一緒で、入学式の次の日のフレッシュマンキャンプでたくさんの友達ができて安心しました。
――横浜翠陵中学校の授業について教えてください。
まず、小学校とは進む速さが全然違うので、ついていくのが大変です。高校生と同じで毎時間の小テストがあるのですが、数学はだいぶ前に習った単元の問題が突然出てびっくりすることもあります。小テストは問題を解くだけじゃなくて解説もしてもらえるので、そのたびに前の単元の内容を思い出せるのはいいなと思っています。
――周りの友達はどんなタイプが多いですか?
入学したばかりの頃は、他の中学に落ちて、自信をなくして勉強を諦めてしまった子が多かった気がします。でも、仲良しのクラスの中で一緒に授業を受けたり、お互いに勉強を教え合ったりして、学年が上がるにつれてみんなやる気を取り戻しているみたいです。成績をどんどん伸ばしている友達もいるので、私も負けないようにしなきゃなと思っています。
――今後はどんなことを頑張りたいですか?
高校には特待生制度があるので、それに選ばれるように成績を上げたいです。勉強だけでなく、体育など実技科目も頑張らないといけないですね。今小学校6年生の弟も横浜翠陵中を受ける予定なので、私が特待生になって家族の負担を少しでも軽くできれば嬉しいです。
――ありがとうございました。二人ともこれからも頑張ってください!