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高校選びで重視するポイントは何でしょう。勉強にも部活にも全力で取り組んでいきたい人には、拓殖大学第一高等学校(拓大一高)がぴったりかもしれません。
拓大一高は東京西部、玉川上水にある学校で、埼玉からもアクセス至便な場所に立地しています。複数の部活動が全国に名を馳せる同校ですが、学びや進学についても気になるところ。日々の学校の様子から付属校推薦の制度面に至るまで、入試部副部長の北野邦雄先生(数学科・サッカー部顧問)と、1年生の担任を務める栗原勲先生(地歴公民科・ハンドボール部顧問)にお話を伺いました。
勉強にも部活動にも一生懸命、信頼関係が楽しい学校生活をつくる
――拓殖大学第一高等学校(拓大一高)は全員が高校受験を経て入学してくる、私立の高校単独校です。生徒たちはどのような高校生活を過ごしていますか。
北野 勉強だけでなく、部活動にも一生懸命な生徒が多いのが本校の特徴です。9割近くが何かしらの部活動に参加していて、「勉強+α」で頑張る場所を作っています。放課後の校舎やグラウンドでは多くの活動が行われていて、活発な空気にあふれた学校です。
外部の方からは「素直で人懐っこい生徒が多い」と評価されることが多いです。私たち教員もそれが一番の校風であり、拓大一高の良さだと感じています。
生徒たちは礼儀をわきまえながらもフランクに接してくれます。困ったことや嬉しかったことについて、ざっくばらんに、素直に言葉にしてくれるのです。私自身、そうした話を聞くのがとても楽しく、生徒と教員がいい関係を築けていると思います。
栗原 卒業生が人生の節目に、「大学を出て就職しました」「結婚しました」と報告に来てくれることも多いです。拓大一高に思い入れを抱いてくれていることを感じる瞬間ですね。
――学校や先生方へ信頼が寄せられていることが分かるお話です。生徒への接し方で大切にしていることはありますか。
北野 なかには自分から言葉にするのが苦手な生徒もいますので、気になる様子があれば早めに声をかけることを心がけています。生徒の言葉を引き出していくことは、学校全体で意識的に取り組んでいます。
栗原 私たちは教員なので厳しいことを言わなければならない場面もありますが、「この人に指導をうけているのは自分に十分ではなかった部分があった為だ」と納得してくれるまで一貫して話をすれば、今の子どもたちは信じてついてきてくれますし、意見があれば話をする中で教えてくれます。他の生徒が嫌な思いをしてしまうこと、たとえば特定の生徒をひいきにするようなことは絶対にしないことが、信頼につながっているのではないでしょうか。
北野 本校は卒業生の妹や弟が高い確率で入学してくれるんです。お兄さん、お姉さんや保護者の方が「拓大一高はつまらない学校だったな」と思っていたら、身近な人が来てくれる確率は下がるはずですよね。教員間では「きょうだいの法則」と呼んでいるのですが、「学校を信頼してくれている」「3年間楽しく過ごせた」ことの証だと思っています。とてもありがたく、嬉しいことですね。
全国区の部活動に打ち込めるよう勉強と部活の両立を教員がサポート
――全国レベルの部活動が多いですよね。勉強との兼ね合いなどについても気になるところです。
北野 チアダンス部は全国大会の常連で、全国で優勝した年にはアメリカで行われる大会にも参加させていただきました。陸上競技部は、東京都から1校しか出場できない全国高校駅伝に過去2回出場しています。東京都の大会では毎年3位以内に入っている部活です。
吹奏楽部や演劇部も、全国や関東地区の大会でさまざまな賞を受賞しています。近年力をつけているのは(栗原先生が顧問を務める)男女のハンドボール部で、関東大会出場が見えてきています。
栗原 本校は「ものすごく部活が強い」「大学進学実績が突出して高い」といったように、どちらか一方に振れていないところがちょうどいいと感じています。勉強と部活の両方をしっかりやれる人間になろう、ということです。
たとえ強い部活であっても、練習時間などは他の部活と同じ。特定の部活だけが優遇されているわけではなく、グラウンドも交代で使わなければなりません。練習だけに長時間専念できる環境ではない中で、生徒たちは勉強も頑張りながら時間を捻出して活動しています。
北野 勉強も精一杯できるし、部活もその中で最大限がんばるのが本校の学校生活です。勉強に力を入れている学校では下校時間を極端に早く設定することもあるようですが、本校は違います。もちろん始めはうまく両立できない生徒もいますが、それは当たり前のこと。教員は勉強と部活の両立に向けてサポートするスタンスで接しています。
必要なことを必要な時に学びながら夢の実現に向けて第一希望を目指す
――高校単独校、かつ進学校である拓大一高は、大学へ進学できる学力を3年間で育むことが求められます。
北野 中高一貫校が増えていてともすると保護者の方は他の学校との比較で考えがちですが、本来3年間で学ぶのがスタンダードなので慌てないことです。案外、生徒たち自身は気にしていないものです。
生徒に対しては「目の前のことをやっていけば、できるようになるから心配するな」と声をかけています。中学までの学びの上に、3年間で何を与えられるかが大切です。
栗原 本校は第一志望の都立高校に合格できずに入学してくる生徒もおり、最初は心が折れかかっていることもあります。そんな時は、「もう一度、ここがリスタートだよ」と言葉をかけて、前を向いてもらうように努めています。
勉強するのは生徒自身です。彼らを脇から支え、背中を押してあげる作業をていねいに3年間続けていけば、勉強は自然とできるようになっていくものです。本校が公立中学校の先生方から評価していただいている要因は、そうした姿勢にあるのかなと思っています。
北野 もちろん教員サイドでは中高一貫校との差を埋めるために、具体的なカリキュラム上の「作戦」を構築しています。たとえば1年次の数学では、標準単位よりも授業数を増やして基礎になるところを丁寧に教えます。
学期末試験と長期休暇の間の時期も試験休みとはせず、主要教科に特化した特別な編成で授業を行っています。勉強の遅れを感じさせず、必要なことを適切なタイミングで教えてあげられるプログラムになっているので、心配することはありません。
栗原 生徒に対しては、学ぶ内容がタイトに詰まっていることなどはあえて伝えません。「拓大一高の授業はこういう授業だよ」と淡々とやるだけですが、学校の勉強をやっていればしっかりした力が身につくようにカリキュラムを作り込んでいます。
――進路指導においては、どんなことを大切にしていますか。
北野 まず本校の進路指導の一番の柱は、自分の進路としての第一希望を大切にすることです。将来どうなりたいか、というゴールを見据え、そこから逆算して進路を考えた上で受験に向かいます。少しでも偏差値の高い学校を受けましょう、といった指導は一切行っていません。
栗原 生徒たちの卒業後の進路は、将来の夢によって大学であったり、専門学校であったりしますよね。例えば、美容師になりたいという夢を持っている生徒なら、専門学校に進んだ方が夢の実現の可能性が大きくなりますし、彼らの夢を否定してまで大学に行った方がいいとは私たちは言いません。「夢の実現のための進路指導」を心がけています。とはいえ、昨今はほとんどの生徒が大学進学を希望しているので「それならば勉強を頑張ろう」となるわけですね。
北野 高校受験までとは異なり、高校卒業以降の進路の選択肢は多岐にわたります。2018年には、より細かくクラス編成を行うようにカリキュラムを改革。一人でも多くの生徒の希望に「ジャストフィット」する指導を行う体制を整え、生徒の夢を後押ししています。
拓殖大学との関わりから行われる国際教育、内部推薦との「併願制度」で難関大への挑戦も増加
――拓大一高は拓殖大学の付属校です。学びの面で、大学との協力関係などはあるのでしょうか。
北野 拓殖大学は、国際貢献できる若者の育成を理念に掲げ、100年以上続いている大学です。本校では第二外国語としてスペイン語・中国語が履修できますが、拓殖大学にそれぞれの言語に関する学部があり、大学との関わりの中で教育を行っているからこそできる取り組みです。海外への修学旅行を30年以上前から行うなど、国際的な体験は本校でも重視しています。
――進学面でのメリットはありますか。
北野 付属高校である本校ならではの「併願制度」という仕組みがあります。拓殖大学の推薦を得た状態で、他大学を受験できる制度です。
ここ数年は、大学の入学定員の厳格化により競争が厳しくなっています。不安を抱えながら受験に向かう受験生が多い中で、安心した状態で他大学にトライできるのは付属高校であることのメリットだと思います。推薦は、余程大きな問題がなければ得ることができますし、別途試験を受ける必要もありません。
――進路の選択肢が広がる、生徒にとってありがたい仕組みですね。実際の進学先についてはいかがですか。
北野 本校は付属高校として教育面では拓殖大学の精神を汲んでいますが、進路面では他大学に進むことが多くなっています。8割以上の生徒が大学受験を経て他大学へ進学しており、拓殖大学へ推薦で進学するのは5%ほど。1学年約400人のうち20人前後です。
以前は半数近い生徒が付属校推薦を使って進学していたのですが、近年劇的に変わってきているのが特徴です。
――2020年春の入試では、一橋大に1人、筑波大に1人、東京都立大に5人合格するなど、以前に比べ国公立大学に進学する生徒が増えています。指導の方法などを変えたのですか。
北野 大きな要因は、国公立大学をメインターゲットとする「特進コース」を設置したことです。私たち教員も生徒とともに学びながら、一緒にカリキュラムや授業運営の方法を形づくってきました。近年は東工大や一橋大などの全国レベルの最難関国公立大にもコンスタントに合格しています。
主な合格者数(令和2年3月)
【国公立】大学
一橋大学 | 1 | 筑波大学 | 1 | 東京芸術大学 | 1 | 横浜国立大学 | 2 |
東京学芸大学 | 1 | 電気通信大学 | 3 | 東京農工大学 | 1 | 埼玉大学 | 1 |
山梨大学 | 2 | 鳥取大学 | 1 | 富山大学 | 1 | 高知大学 | 1 |
弘前大学 | 1 | 都立大学 | 5 | 横浜市立大学 | 1 | 都留文科大学 | 1 |
山梨県立大学 | 1 | 福井県立大学 | 1 | 国立看護大学校 | 1 | 海上保安大学校 | 1 |
【私立】大学
早稲田大学 | 20 | 慶應義塾大学 | 3 | 上智大学 | 6 | 東京理科大学 | 19 |
学習院大学 | 6 | 明治大学 | 32 | 青山学院大学 | 28 | 立教大学 | 26 |
中央大学 | 37 | 法政大学 | 57 |
特進コースで作られた国公立大学に向けた指導のノウハウは、普通コースにもうまく還元できていると思います。特に理系では、普通コースの生徒も数学や理科をしっかり勉強すれば、国公立大学の合格が十分視野に入ってきます。
栗原 直近の卒業生は、普通コースだけでも国公立大学に10人以上進学しました。教員から勧めたわけではないのですが、それぞれの希望に合わせた指導を続けたところ、たくさんの生徒が合格してくれました。
国公立を目指すとはいえ、勉強ばかりの学校生活を送っていたわけではありません。なかには週6で部活に取り組む生徒もいましたし、見ているこちらが感心するほど上手に両立して取り組んでいましたよ。
駅近で綺麗な学び舎で過ごす「アットホーム」で素敵な3年間
――駅近でアクセスが良いことも拓大一高の魅力です。
北野 本校は西武線と多摩モノレールが乗り入れる玉川上水駅が最寄り駅です。駅から学校まではまっすぐな道を3分歩くだけで到着します。
3年間毎日のことになるのでアクセスの良さは大切だと思いますし、運動施設や特別教室などが同じ敷地内に揃うので、特別な移動がないことも魅力です。
在校生の約7割は東京の三多摩地区から、1〜2割は埼玉県から通学しています。所沢近辺であれば30分程度で通学が可能です。神奈川県の川崎市や相模原市、山梨県の上野原近辺から通う生徒もいます。
栗原 埼玉の人は西武線を使って立川方面に行くという発想がありませんよね。私も埼玉出身なのでそれがよく分かるのですが、実は便利な場所にあることを知ってほしいですね。
――建物や設備も綺麗ですね。
北野 2004年に花小金井から現在の玉川上水にキャンパスを移転して、校舎が新しくなりました。今年で17年目になるのですが、これだけ綺麗に維持できているのは、生徒たちが日々大切に、丁寧に使っているからこそ。単なる設備の綺麗さだけではなく、そのことが自慢です。
栗原 卒業生からはトイレについて、「大学より拓大一高のほうが綺麗だった」という声をよく聞きますね。
北野 約400人を収容できるカフェテリアもあります。放課後は自習スペースとして開放しており、勉強をしたり、先生に質問したりするための場所として活用しています。
――女子生徒にとって魅力的な要素が揃っていますが、男女比はいかがですか。
北野 全体を100とすると、女子が55、男子が45という比率です。キャンパス移転で施設が新しくなり、女子生徒が増えました。
制服がかわいいと評判なことも、女子が多い要因かもしれません。校舎と制服が女子生徒の学校選びに占める割合はすごく大きいようですね(笑)。ありがたいことに、三多摩地区では1、2を争う「素敵な制服」だと評価していただいています。
――最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。
栗原 拓大一高は、一生懸命頑張る人のことは絶対に見捨てません。全力でサポートして、支え続けます。夢の実現に向けて、3年間一緒にがんばりましょう。
今年は新型コロナウイルスの影響で説明会などは開催を模索している状況ですが、魅力的な校舎もありますので、機会があれば一度足を運んでもらえると嬉しいです。
北野 本校のキーワードは「アットホーム」です。アットホームで素敵な学校であると自信を持ってお伝えできますし、「いい3年間だった」と思って卒業してもらうために一緒に頑張っていくことをお約束します。素晴らしい3年間をみなさんと過ごせることを楽しみにしています。
拓殖大学第一高等学校
〒208-0013 東京都武蔵村山市大南4丁目64−5
※電話でのご連絡は、 042-590-3559・3623(入試担当)までお願いいたします。