<PR>
コロナ禍で失われつつある受験生と大学の接点
例年だとこの時期には、大学合同相談会やオープンキャンパスが全国各地で行われる。しかし今年はコロナ禍でそうしたイベントは軒並み中止となり、受験生の大学選びの場が失われている。特に大学入試の前半戦ともいえる「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」を狙っている受験生にとって志望校選択は待ったなしで、より深刻な問題だ。
一方、高校の教員からは「生徒の進路指導に困っている」との声が上がる。例年だと大学の入試担当者が高校を訪問したり、大学が主催する高校教員対象の説明会に参加したりして情報を入手しているが、今年は高校側も大学側も休校などが続き、高校と大学とのパイプが途切れた状態だ。特に、来年の入試はどうなるのか、出願要件に変更はあるのかなど、コロナ禍における生徒の不安に答える情報がないという。
PRにオンラインを活用する大学が急増
大学側にしてみても、志願者獲得のための広報活動ができないのは痛手だ。本来なら受験生や高校教員とのリアルな接触の機会を持ちたいところだが、それができない状況下、オンラインでの対応を整え始めている。
WEBオープンキャンパス、オンライン説明会、オンライン個別相談などだ。
大学の入試担当者もキャンパス閉鎖で在宅勤務が増える中、受験生に正しい情報を届けて不安を払拭してもらおうと、知恵を絞ってコンテンツを考えている。大学の雰囲気を肌で感じることはできないものの、自宅に居ながらにして参加できるので、のぞいてみてはどうだろうか。各大学の情報を集めたこちらのサイトも参考にしてほしい。
https://www.u-presscenter.jp/article/post-43856.html (大学プレスセンター)
合同ライブ説明会で東西の名門大学を知る
複数の大学を比較したい受験生にお勧めなのが、オンラインの合同説明会だ。6月1日に青山学院・立教・早稲田の3大学がYouTubeのライブ配信で合同説明会を実施、4,000人以上が視聴した。アーカイブでも配信され、これまでの再生回数は4万件以上にのぼる。
(6月1日の合同説明会はこちら↓↓↓)
これを企画した大学通信の担当者は「受験生や高校側が情報不足で困っている一方、大学側も情報発信できない状況にあり、双方を結びつけるこの企画のニーズはあると思っていました。ただ、ここまで多くの方に見てもらえたのは予想外でした」と話す。
6月の第1弾の反響を受け、7月16日(木)に第2弾を実施することが決まった。今回は東京理科・明治・立命館の3大学の入試担当者が出演、大学の特徴や入試について説明する。このような東西の名門大学のコラボレーションは珍しい。地方在住の受験生だけでなく、関東の受験生は関西にも目を向け、関西の受験生は関東にも目を向けるきっかけになるのではないだろうか。ちなみに東京理科大学はその名の通り理工系の大学だが、実は経営学部もあって文系受験が可能だ。文系の受験生も3大学を通して視聴することをお勧めしたい。
大学からは以下のメッセージが寄せられている。
○東京理科大学
「実力主義の伝統に基づく質の高い教育を維持し、幅広い研究分野をさらに発展させるため、学部学科の再編を計画しています。今こそ、世界に視野を広げ、共に山積みされた社会問題の解決に挑戦していきましょう。」
○明治大学
「コロナウイルスの影響により受験生の皆さんは不安も大きいかと思いますが,今回の企画で明治大学の魅力や入試制度について,わかりやすくお伝えしたいと思います!」
○立命館大学
「受験生のみなさんが希望を持って大学を選択できるよう、入試情報をお伝えするほか、全国、そして世界から学生が集まる本学ならではの学びの魅力についてお話しします。」
【実施概要】
・日時:7月16日(木)17:00~18:30
※後日、アーカイブとして再配信予定
・告知ページURL: https://univ-online.com/online-lecture-2/(各大学への質問を募集)
・番組URL: https://www.youtube.com/watch?v=ha4N9KBVAfc(YouTubeの「大学通信チャンネル」内)
・出演者:
<大学>
東京理科大学 入試課 課長 石黒寛行氏
明治大学 入学センター事務部 入試広報事務長 松浦昭彦氏
立命館大学 入学センター 入学政策課 課長補佐 正木悠里氏
<コーディネーター>
大学通信 常務取締役 安田賢治
<司会>
大学通信 情報企画部 川村健太
・主なテーマ:
(1)大学内容説明・・・基本情報や最新のトピックスなど
(2)入試概要説明・・・来年入試のトピックスなど
(3)質問コーナー・・・視聴者からの質問に回答