医学の「教育・研究」、良質な医療の実践で人類に貢献する|大阪医科大学

医学の「教育・研究」、良質な医療の実践で人類に貢献する|大阪医科大学

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大阪医科大学は開学以来、人類の発展に貢献できる医療人を育成してきた。既存の枠組みにとらわれない自由な発想を後押しする学風のもと、建学の精神を具現化する熱意ある人材育成のため「建学の精神」入試を導入するなど、今も変わらず人々や患者に向き合いながら教育・研究を続けている。


若手医師の主導のもと、基礎研究を臨床に活かす新たな組織を創設

日常的に患者のために医師たちが力を尽くす大阪医科大学の附属病院で、医師になって約10年の若手2名が、次世代の医療を牽引する新たな医療システムを創造した。それが「TranslationalResearch 部門」。基礎研究を臨床に活かす〝橋渡し研究〞のフィールドとなる新組織として、すべての医師を巻き込む研究セクションだ。
背景にあったのは、既存の技術やノウハウだけでは限界があるという事実。より望ましい治療技術の確立を目指す研究は、医学の発展には不可欠となる。
「新しい治療法や創薬のために、臨床医が日常的に研究に取り組める環境が必要だった」と語るのは、〝若手〞の一人である泌尿器科学教室の小村和正助教だ。

バイオバンクを核とする分野横断型研究スキーム

従来の研究は、医師が単独で行うケースや、自らの専門分野の範疇で行われるケースが大半だったというが、大阪医科大学が誇る優秀な医師陣の叡智を結集させない手はない。重視したのは、分野の垣根を取り払い、横断的に知見やノウハウを共有しながら最大限有効活用することで、多様な医療サービスを提供できる仕組みづくりだ。
「TR部門の中核的な役割を果たすのは、がん研究におけるバイオバンク」と説明するのは、もう一人の〝若手〞である谷口高平助教。がん手術で採取したがん組織は病理検査を行う他に、がん組織の重要な部分を冷凍保存するほか、厳正な倫理審査を経て、必要な研究に適宜有効活用することに主眼を置いているという。

豊富な臨床実績を礎に個別医療の道を開拓する

大阪医科大学病院は、「臨床に強い病院」として社会的評価が高い。レアケースの患者も含め、数多くの症例数を誇るからこそ、採取できるサンプル数も必然的に多くなる。豊富なデータと豊富な診療実績に加え、横断的な知見を投入することで医療の発展をリードしようとするTR部門への期待は大きい。
実際、すでに数百のサンプルがさまざまな診療科から集められ、本格稼働のフェーズに移行している。例えば、患者Aに対して効果を発揮した抗がん剤を患者Bに投与した際に副作用が見られるケースがあるように、抗がん剤の効果は個別的だ。そこで大阪医科大学では、ゼブラフィッシュを用いた基礎研究との連携を強化。がん細胞をゼブラフィッシュに移植し、数十種類もの抗がん剤の効果を分析しながら、個々の患者に最適な抗がん剤を見極める手法の確立が進められている。基礎研究を臨床に応用することで、個別医療の道が切り拓かれようとしている。
がん治療のポイントは、「早く病気を見つける」「既存の治療法の中から最適な方法を見つける」「新しい治療法を見つける」の3項目。TR部門とバイオバンクを通じた取り組みには、これら3項目すべてを効率的に実現できる期待が集まっている。大阪医科大学には、物事を論理的にとらえながら、優れたものや考え方を積極的に後押ししようとする自由な学風や、若手が臆することなくのびのびと挑戦できる風土が脈々と継承されてきている。これらが、次世代の医療を生み出すシステムとしてTR部門の新設を実現させた原動力となっているのだ。

 

TR 部門立ち上げを主導。小村助教(左)、谷口助教(右)

TR 部門立ち上げを主導。小村助教(左)、谷口助教(右)

授業風景

熱意ある人材を求める「建学の精神」入試

こういった医学の発展に寄与するだけでなく、人材育成にも力を入れる。大阪医科大学は、国際的視野に立った教育、研究あるいは良質な医療の実践を通して、創造性と人間性豊かで人類の福祉と文化の発展に貢献する医療人を育成することを目指して建学された。その建学の精神は、同大の前身である大阪高等医学専門学校を設立した吉津度が唱えた、「医育機関の使命は医学教育と医学研究であり、またその研究は実地の医療に活かすことで完成する。」という言葉や、学是と定める「至誠仁術」という言葉に表されている。
この建学の精神に則った医療人の育成のため、大阪医科大学医学部では2018年度入試から初の推薦入試として「建学の精神」入試をスタートした。従来までの学科試験を主体とする入試とは異なり、医学・医療に対する熱意とともに、高校までに取り組んだ活動や多職種連携に必要なコミュニケーション力、なにより大阪医科大学で学びたいという強い意欲を重視した選抜を行う。入学後も高いモチベーションを維持して学業に臨むことができる学生の獲得を目標に掲げるため、専願制の推薦入試の形をとっている。

選抜では2回の面接で人柄や意欲を評価する

募集人員は3名で、選抜の基準となるのは調査書や活動報告書などの提出書類と、小論文および面接。学力についてはセンター試験利用入試の配点で得点率が80%以上であることが条件となる。面接は2度行い、人柄、意欲、高校までの活動、入学後の学習計画などについて十分な時間をかけて評価していく。
知的好奇心や向上心が旺盛で、人と関わることが好きな人間味豊かな人物が理想とされているものの、入試では過度に飾らず等身大の自分を表現してほしいとのことだ。
出願期間は10月からなので、大阪医科大学の建学の精神に共鳴する受験生は積極的に応募してはどうだろう。

大阪医科大学 キャンパス

 

大阪医科大学医学部 「建学の精神」入試概要

●募集人員
3名
●実施方式
総合型選抜(推薦)入試
●選抜日程
出願期間:
2018年10月22日(月)〜11月2日(金)
1次試験結果発表:
2018年11月21日(水)
2次試験(1回目):
2018年12月1日(土)
2次試験(2回目):
2018年12月2日(日)
2次試験結果発表:
2018年12月5日(水)
最終合格発表:
2019年2月6日(水)
●選抜方法・基準
1次試験:提出書類による選考
2次試験:小論文および2回の面接による選考
最終試験:2次試験の結果と大学入試センター
試験の成績による選考(本学のセン
ター試験利用入学試験の配点で得点率
が80%以上であること)
●提出書類
調査書、推薦書、活動報告書、志望理由書、
志望者評価書(全て1通)

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