【大学の通信簿2024】進学校の進路指導教諭はどの大学を評価したのか

【大学の通信簿2024】進学校の進路指導教諭はどの大学を評価したのか

進学校の進路指導教諭は、生徒の志望校選びのために様々な情報を入手している、いわば大学選びのエキスパートだ。
では、全国の進学校の進路指導教諭は、どの大学のどんなところに注目し、評価しているのか。面倒見、就職力、改革力など、様々な角度から検証してみよう。

文 雫 純平(大学通信)

進学校の進路指導教諭はどの大学を評価したのか

大学通信は、毎年全国の進学校の進路指導教諭を対象に、様々な視点から“オススメの大学”についてのアンケートを行っている。各項目別に5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計してランキングを作成した。2024年は約3000校に依頼し、766校から得た回答をまとめた。

<表の見方>
2024年7月調査。回答数766校。
※は国立、無印は公立、◎は私立を表す。
東京医科歯科大と東京工業大は2024年10月に東京科学大として統合。回答も「東京科学大」の表記が多かったことから、この2校は合算して集計。

「面倒見が良い」トップは20年連続

表1 面倒見が良い大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 金沢工業大 石川 517
2 東北大 宮城 383
3 武蔵大 東京 203
4 国際教養大 秋田 141
5 福岡工業大 福岡 121
6 明治大 東京 120
7 東京理科大 東京 113
8 産業能率大 東京 85
9 昭和女子大 東京 84
10 東京大 東京 82
11 千葉工業大 千葉 65
12 九州工業大 福岡 60
13 立命館大 京都 56
14 津田塾大 東京 53
東京女子大 東京 53
16 高知工科大 高知 47
17 国際基督教大 東京 45
18 神戸女学院大 兵庫 42
19 名古屋商科大 愛知 41
20 大阪大 大阪 38
上智大 東京 38
22 信州大 長野 36
近畿大 大阪 36
九州産業大 福岡 36
25 芝浦工業大 東京 35
26 京都大 京都 34
27 筑波大 茨城 33
立教大 東京 33
29 広島大 広島 32
30 富山県立大 富山 28
中央大 東京 28

まずは表1の「面倒見が良い大学」を見ていこう。1位は20年連続の金沢工業大だ。進路指導教諭からは、「入学前教育、初年次教育に力を入れている」(群馬・私立校)、「実際にキャンパス見学、説明会に参加して強く感じた」(福岡・私立校)などのコメントが寄せられている。同大企画部企画広報室長の下津竜之さんは、こう言う。

「4年間でしっかりと成長して卒業してほしいということを第一に考え、早くから学生目線に立った教育研究体制を整えてきました。数理科目に不安のある学生のための数理工教育研究センターや、図書館に設置した学習支援デスクなど、授業外でも教員に気軽に相談や質問をできる窓口を複数設けています」

2位は東北大だ。進路指導教諭からは「教員と学生の距離が近く、丁寧な指導が行われている」(大阪・私立校)、「進学した生徒が力を発揮できている」(岩手・公立校)などの評価だ。

3位は武蔵大で、「ゼミの武蔵と言われるだけのことはある」(埼玉・公立校)など、少人数制のゼミナールの充実についての記載が多かった。

1位の金沢工業大を含め、5位の福岡工業大、7位の東京理科大、11位の千葉工業大、12位の九州工業大、16位の高知工科大など、工科系大学のランクインが多い。工科系大学は研究や実習を通じて教職員と学生の距離が近い。加えて優良企業等への就職実績も高く、送り出した卒業生を手厚く育ててくれた、面倒見の良い大学と実感しやすいのではないだろうか。

表2 就職に力を入れている大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 明治大 東京 518
2 金沢工業大 石川 339
3 早稲田大 東京 181
4 九州工業大 福岡 159
5 法政大 東京 156
6 慶應義塾大 東京 115
7 福岡工業大 福岡 103
8 昭和女子大 東京 99
9 東京理科大 東京 93
10 芝浦工業大 東京 91
近畿大 大阪 91
12 立命館大 京都 82
13 産業能率大 東京 77
14 大阪工業大 大阪 60
15 中央大 東京 57
16 福井大 福井 56
17 日本大 東京 50
18 東北大 宮城 42
立教大 東京 42
関西学院大 兵庫 42
21 中京大 愛知 41
22 高知工科大 高知 39
23 専修大 東京 35
24 国際教養大 秋田 32
25 武蔵大 東京 31
26 上智大 東京 30
27 一橋大 東京 28
28 豊田工業大 愛知 26
29 東京大 東京 24
千葉工業大 千葉 24
東京女子大 東京 24
関西大 大阪 24

表2は、「就職に力を入れている大学」で、1位は明治大。進路指導教諭からは、「キャリア形成を意識した充実したプログラム」(茨城・私立校)、「OB・OGのネットワークの強さ」(栃木・公立校)などと評価されている。

2位は金沢工業大で、「集まった学生を徹底的に育てている」(富山・公立校)、「将来の就職を意識した面倒見の良さ」(東京・私立校)など、先に触れた面倒見の良さと連動した評価が目立つ。

3位は早稲田大で、「一流企業に勤める卒業生との交流が盛ん」(大阪・私立校)など。

「実力主義」を掲げる東京理科大が「教育力」で私大トップ

表3 教育力が高い大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 東京大 東京 843
2 東北大 宮城 780
3 京都大 京都 497
4 東京理科大 東京 187
5 大阪大 大阪 171
6 国際教養大 秋田 164
7 九州大 福岡 155
8 東京科学大 東京 138
9 早稲田大 東京 125
10 名古屋大 愛知 122
11 筑波大 茨城 113
12 慶應義塾大 東京 96
13 北海道大 北海道 80
14 武蔵大 東京 71
15 金沢工業大 石川 56
16 国際基督教大 東京 50
17 立命館アジア太平洋大 大分 49
18 一橋大 東京 44
広島大 広島 44
20 同志社大 京都 42
21 九州工業大 福岡 38
22 明治大 東京 34
23 信州大 長野 28
24 千葉大 千葉 26
25 熊本大 熊本 24
上智大 東京 24
昭和女子大 東京 24

表3は「教育力が高い大学」で、東大、東北大、京大と難関国立大が上位に並ぶ。この3大学について、「どの分野でも一流に触れられる。周囲の学生の水準が高く刺激を受ける」(東京・私立校)というコメントがある。

私立大のトップは4位の東京理科大で、「大学生のあるべき姿」(岐阜・私立校)「レポート量が多く、本校の卒業生も苦しみながらも力をつけている」(埼玉・私立校)など、同大が掲げる実力主義に関するコメントが寄せられた。

表4 グローバル教育に力を入れている大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 国際教養大 秋田 1,007
2 立命館アジア太平洋大 大分 480
3 国際基督教大 東京 469
4 上智大 東京 432
5 東京外国語大 東京 191
6 早稲田大 東京 175
7 東北大 宮城 162
8 東京大 東京 154
9 神田外語大 千葉 138
10 立教大 東京 101
11 同志社大 京都 79
12 千葉大 千葉 78
13 立命館大 京都 63
14 青山学院大 東京 52
15 関西外国語大 大阪 49
16 名古屋外国語大 愛知 46
17 昭和女子大 東京 45
関西学院大 兵庫 45
19 九州大 福岡 42
20 京都大 京都 41

表4は「グローバル教育に力を入れている大学」だ。トップの国際教養大は04年に秋田に開学した比較的新しい公立大で、すべて英語の少人数授業、1年間の留学義務、学生の4人に1人が留学生という多文化共生のキャンパスなどの特徴を持つ。

2位以下は、立命館アジア太平洋大、国際基督教大、上智大、東京外国語大、早稲田大、東北大など。いずれも日本のグローバル化をけん引するスーパーグローバル大学(SGU)が並ぶ。

「改革力」トップの東北大は「国際卓越研究大学」初の認定候補

表5 改革力が高い大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 東北大 宮城 533
2 早稲田大 東京 408
3 近畿大 大阪 290
4 東京科学大 東京 238
5 東京大 東京 230
6 東洋大 東京 167
7 立命館大 京都 144
8 明治大 東京 122
9 京都大 京都 102
10 筑波大 茨城 86
11 千葉工業大 千葉 85
12 九州大 福岡 69
13 金沢大 石川 67
14 立教大 東京 51
15 大阪大 大阪 47
16 青山学院大 東京 46
17 広島大 広島 41
18 千葉大 千葉 36
19 一橋大 東京 35
20 慶應義塾大 東京 34
東京理科大 東京 34

表5は「改革力が高い大学」。昨年2位の東北大がトップに立った。以下、早稲田大、近畿大、東京科学大、東大、東洋大の順だ。東北大は世界トップを目指す「国際卓越研究大学」の初の認定候補として文部科学省に選定された。研究力のみならず、財務戦略や運営体制等も認定基準とされており、大学改革を先導する役割としての期待も大きいようだ。

4位の東京科学大は、24年10月に東京工業大と東京医科歯科大が統合して発足したもの。アンケートは統合前に実施しているため、前身となる2校を記入した回答も含めて集計した。指定国立大同士の統合は話題を呼び、それ自体が大きな改革として進路指導教諭たちに印象付けられているようだ。

表6 小規模だが評価できる大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 国際教養大 秋田 531
2 武蔵大 東京 268
3 国際基督教大 東京 196
4 会津大 福島 185
5 金沢工業大 石川 171
6 一橋大 東京 150
7 都留文科大 山梨 134
8 産業能率大 東京 108
9 立命館アジア太平洋大 大分 89
10 津田塾大 東京 87
11 公立はこだて未来大 北海道 57
12 九州工業大 福岡 48
13 高知工科大 高知 46
14 神田外語大 千葉 40
15 電気通信大 東京 38
16 上智大 東京 37
福岡工業大 福岡 37
18 三条市立大 新潟 36
19 名古屋商科大 愛知 34
20 室蘭工業大 北海道 33

表6は「小規模だが評価できる大学」。1位は「グローバル教育に力を入れている大学」と同じく、国際教養大だ。以下、武蔵大、国際基督教大、会津大、金沢工業大、一橋大、都留文科大、産業能率大と続く。産業能率大入試企画部長の林巧樹さんは、こう話す。

「総合型選抜では例えば自分の住む自治体について活性化の案をまとめるなど、やや難度の高い課題を取り入れています。それらを通じて成長した学生たちは自己肯定感が高く、一般選抜などで入学した他の学生にも良い刺激を与えてくれるようです。課題解決型の初年次ゼミでは、とても意欲高く取り組む学生たちの姿を見ることができます」

表7 入学後、生徒を伸ばしてくれる大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 東北大 宮城 571
2 金沢工業大 石川 295
3 東京大 東京 268
4 東京理科大 東京 248
5 国際教養大 秋田 148
6 京都大 京都 147
7 筑波大 茨城 115
8 武蔵大 東京 81
9 九州大 福岡 75
10 北海道大 北海道 71
11 東京科学大 東京 68
12 明治大 東京 59
13 大阪大 大阪 57
14 産業能率大 東京 49
15 名古屋大 愛知 42
16 国際基督教大 東京 40
17 千葉大 千葉 39
18 九州工業大 福岡 38
昭和女子大 東京 38
20 中央大 東京 35

表7は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」。1位は東北大で、以下、金沢工業大、東大、東京理科大、国際教養大と続く。東北大は「面倒見」2位、「教育力」2位、「改革力」1位など、様々な項目で上位にランクイン。その結果として生徒が存分に成長できる環境が整えられているようだ。

表8 入学後、生徒の満足度が高い大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 東京大 東京 488
2 東北大 宮城 391
3 京都大 京都 335
4 早稲田大 東京 205
5 明治大 東京 157
6 大阪大 大阪 139
7 北海道大 北海道 114
8 筑波大 茨城 101
9 慶應義塾大 東京 98
10 九州大 福岡 87
11 名古屋大 愛知 78
12 同志社大 京都 77
13 上智大 東京 66
14 立教大 東京 61
15 金沢工業大 石川 57
16 青山学院大 東京 55
17 国際基督教大 東京 53
18 近畿大 大阪 46
19 東京科学大 東京 45
一橋大 東京 45
東京理科大 東京 45

表8は「入学後、生徒の満足度が高い大学」。1位は東大で、東北大、京大が続く。これらの難関国立大は第一志望であるケースがほとんどだ。厳しい受験を突破して入学できた大学に対して、満足度が高いということだろう。私立大では4位に早稲田大、5位に明治大が入っている。

表9 生徒に人気がある大学

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 明治大 東京 466
2 早稲田大 東京 442
3 立教大 東京 295
4 青山学院大 東京 275
5 東北大 宮城 239
6 慶應義塾大 東京 193
7 東京大 東京 182
8 京都大 京都 148
9 名古屋大 愛知 130
10 東洋大 東京 125
11 筑波大 茨城 122
12 近畿大 大阪 119
13 関西大 大阪 111
14 同志社大 京都 104
15 北海道大 北海道 102
16 立命館大 京都 101
17 上智大 東京 98
18 福岡大 福岡 94
19 九州大 福岡 93
20 神戸大 兵庫 90

表9は「生徒に人気がある大学」。1位は明治大だ。以下、早稲田大、立教大、青山学院大と続く。教育ジャーナリストの小林哲夫さんは、こう言う。

「明治大は以前から幅広い学力層の受験生に人気がありますが、近年は特に女子受験生からの支持が高まっています。また、多くの学部が所在する駿河台(東京都千代田区)と和泉(同杉並区)に、中野(同中野区)を加えた3キャンパスの立地の良さも人気の理由でしょう」

東京科学大の発足で最先端の研究に期待大

表10‐1 偏差値や地理的条件、親の資力などの制約がない場合、生徒に勧めたい大学【国公立大】

順位 設置 学校名 所在地 ポイント
1 東京大 東京 1,217
2 京都大 京都 945
3 東北大 宮城 870
4 北海道大 北海道 303
5 東京科学大 東京 292
6 大阪大 大阪 283
7 国際教養大 秋田 203
8 九州大 福岡 183
9 筑波大 茨城 180
10 名古屋大 愛知 173
11 一橋大 東京 141
12 金沢大 石川 64
13 神戸大 兵庫 60
14 千葉大 千葉 54
15 広島大 広島 53
16 東京外国語大 東京 47
17 横浜国立大 神奈川 40
18 大阪公立大 大阪 39
19 信州大 長野 38
20 名古屋工業大 愛知 36
21 岡山大 岡山 35
九州工業大 福岡 35
23 会津大 福島 32
24 電気通信大 東京 28
25 山形大 山形 27
26 熊本大 熊本 24
27 横浜市立大 神奈川 23
28 東京都立大 東京 21
29 東京農工大 東京 20
お茶の水女子大 東京 20
琉球大 沖縄 20

表10‐1と10‐2は「偏差値や地理的条件、親の資力などの制約がない場合、生徒に勧めたい大学」で、国公立大と私立大に分けて集計した。国公立大の1位は東大で、以下、京大、東北大、北海道大、東京科学大、大阪大の順。前出の小林さんが注目するのは、5位の東京科学大だ。

「大阪大や九州大よりも上位に来ています。総合大学として、医と理工系を融合した最先端の研究ができることに対する期待の表れではないでしょうか」

表10‐2 偏差値や地理的条件、親の資力などの制約がない場合、生徒に勧めたい大学【私立大】

順位 学校名 所在地 ポイント
1 早稲田大 東京 1,238
2 慶應義塾大 東京 903
3 東京理科大 東京 363
4 明治大 東京 355
5 上智大 東京 293
6 国際基督教大 東京 263
7 同志社大 京都 261
8 金沢工業大 石川 103
9 立命館大 京都 93
10 立教大 東京 89
11 立命館アジア太平洋大 大分 80
12 青山学院大 東京 68
13 関西学院大 兵庫 50
14 中央大 東京 48
15 芝浦工業大 東京 46
16 西南学院大 福岡 43
17 近畿大 大阪 40
18 関西大 大阪 37
19 法政大 東京 35
20 学習院大 東京 30
武蔵大 東京 30
22 福岡大 福岡 27
23 自治医科大 栃木 26
東洋大 東京 26
25 東北学院大 宮城 24
26 日本大 東京 22
27 南山大 愛知 21
28 津田塾大 東京 20
東京女子大 東京 20
30 順天堂大 東京 19

私立大の1位は早稲田大で、以下、慶應義塾大、東京理科大、明治大、上智大、国際基督教大と続く。
「6位に国際基督教大、11位に立命館アジア太平洋大が来ているのは、コロナ禍が一定の収束を迎え、留学などの国際交流がしやすくなったことと関係がありそうです」(前出の小林さん)

最後にランキングを離れ、受験生の入試に関する意識についてグラフを見てみよう。「生徒に人気のある大学」について聞いたところ、トップは75.9%の「自分のしたい勉強ができる大学」だった。次いで56.2%の「知名度が高い大学」、53.5%の「社会的評価・イメージが良い大学」の順。社会的評価や知名度が高く、様々な分野を学ぶことができる難関大の人気は今後も続きそうだ。また、家計への負担を考慮してか、「家から通える大学」が48.8%で、昨年から1つ順位を上げて4位となった。

グラフ1 生徒に人気のある大学はどのような大学でしょうか?(複数回答可)

「受験生に受け入れられる改革」では、「学校推薦型選抜・総合型選抜の充実」が53.5%で3年連続のトップ。次いで「1回の受験料で複数回受験が可能」の42.9%、「今、人気の学部・学科の新設」の37.4%など。「入試科目の負担減」も35.3%と高いが、近年は早稲田大・政治経済が21年に数学を必須化したように、優秀な学生を確保する目的で難関大を中心に入試科目の負担増に動くケースが見られる。受験生は頭を悩ませそうだ。

グラフ2 大学は改革を実施し、受験生に魅力をアピールしようとしていますが、どういった改革が受験生に受け入れられているのでしょうか?(複数回答可)

大学全入時代が到来し、受験生一人ひとりが「入れる大学」ではなく「入りたい大学」を意識して探すことの重要性が増してきている。ここに取りまとめた受験のエキスパートである進路指導教諭の意見が、後悔のない大学選びの参考になれば幸いだ。

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