価値観、目標、強み、生きる意味…「自分を知る」ことが高い就職率と充実の人生につながる―関西学院大学

価値観、目標、強み、生きる意味…「自分を知る」ことが高い就職率と充実の人生につながる―関西学院大学

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政治、経済、文化、スポーツなど分野を問わず国内外で活躍する多くの人材を送り出している関西学院大学。国際教育の充実で全国に名をはせる同学は「キャリアの関学」としても知られる。この言葉は、高い就職実績のみならず就職先への満足度の高さ、さらに世界市民として志を持って人生を歩んでいくための素地を養う、同学の教育そのものを象徴する言葉でもある。では一体、どのような教育や支援が学生の豊かなキャリアを実現しているのか。就職活動を終えた2人の4年生と森隆史キャリアセンター長が意見を交わした。

取材 井沢 秀(大学通信)   
 文 松本守永(ウィルベリーズ)

Theme 1 学生生活

―小島さんと前畑さんは、なぜ関西学院大学を志望しましたか。学生時代に力を入れて取り組んだこととあわせてお教えください。

小島 海外に興味があり、将来はグローバル企業で働きたいと考えていました。関西学院大学は国際教育に定評があり、留学先となる提携校も豊富であることから入学を決めました。

学生時代に力を入れたのは、多様な人と交流することです。6つのアルバイトを経験したほか、高齢者と交流するイベントにも参加。オーストラリアに留学し、オーストラリア人はもちろん、中国人やタイ人など、世界中の人とコミュニケーションを図りました。

前畑 国際交流に興味があり、特に途上国に行ってみたいという気持ちが強かったです。その思いにマッチするプログラムが関西学院大学にあることから、入学を決めました。ジェンダーギャップやフェミニズムについて学びたいと考えていたことも、入学の決め手のひとつです。

在学中に力を入れたのは、東南アジアでの活動です。カンボジアでの5カ月間にわたる国際貢献活動と、タイ・バンコクでの2カ月間のボランティア活動に参加しました。

森 隆史
キャリアセンター長

 2人が話してくれたことは、本学に綿々と受け継がれる伝統だと言えます。すなわち国際性と平等性です。世界を視野に入れて活動することと、誰もが平等にチャンスが与えられてチャレンジできることは、本学の文化そのものです。その背景には、本学が関西の有名私立大学のなかで唯一、アメリカ人によって設立されたことによるものと考えています。また設立者はキリスト教の宣教師です。世界を見つめ、キリスト教主義に基づく平等の精神が、本学には設立時から脈々と流れているのです。

Theme 2 キャリア教育

―小島さんは「KGキャリア入門(※1)」や「キャリアゼミ(※2)」など、キャリアセンターが開講する科目を履修されました。

※1 KGキャリア入門…動画によるオンデマンド型授業。各界で活躍する卒業生と森センター長が対談し、自身のキャリアについて語ってもらう。
※2 キャリアゼミ…他学部生とのグループワークや企業課題の解決に取り組み、思考力・行動力・コミュニケーション力を実践的に養う科目

小島 2年生の秋にKGキャリア入門を履修しました。それまでの私はあまり就職のことを意識しておらず、就職活動やキャリアについてイメージがわいていませんでした。しかしKGキャリア入門を履修することで、先輩たちがどんな仕事をしていて、どんなキャリアを歩んでいるのかを知ることができました。自分がこれから歩む道についてイメージができるようになるとともに、就職活動や働くことへの抵抗感が少なくなり、むしろ期待値が高まりました。

国際学部 国際学科 4年
小島魁斗さん
株式会社ファーストリテイリング内定

 小島さんが感じてくれたように、学生の皆さんがこの先歩んでいく人生や携わる職業について、イメージを持ってもらうことがKGキャリア入門の狙いです。

人生には予期せぬ出来事が必ず訪れます。それをどう捉え、どのように行動するかによって、その先の人生は大きく変わります。KGキャリア入門に登場する先輩たちには、人生の転機についても語ってもらっています。その体験談を通して、人生の転機に対する自分なりのシミュレーションをしてもらうことも、KGキャリア入門の狙いです。

登場する卒業生は年齢も職業もさまざまですが、「人生を他者のために使わないと、自分も幸せにはなれない」という点が共通しています。これはスクールモットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」そのものです。これも、KGキャリア入門を通して学生に感じてもらいたいポイントです。

小島 キャリアゼミも印象的でした。授業にはさまざまな学部から学生が集まり、誰もが自分なりの専門知識を備えていました。最初の頃は「このなかで自分はやっていけるのだろうか」と不安だったのですが、徐々に、「みんなの得意分野を持ち寄りながら1つのことを成し遂げればいい」と考えられるようになりました。そして、自分の強みは語学力であることを認識でき、自信が深まりました。

 学部の垣根を越えて開講されているキャリアゼミは、さまざまな個性を持った学生が集まります。学部内ではなかなか出合わない、予期せぬ発言や行動と頻繁に出合います。それをどう受け止め、どう行動するかを考えることこそ、キャリアゼミの狙いです。何らかの知識や技術を教える一方的な授業ではありません。「自分は何を大切にして生きるか」という自分なりの価値観に、学生が自ら気づく授業だと言えます。人生や自分自身について考えるトレーニングをする授業だと言うこともできるでしょう。

Theme 3 キャリア支援

―前畑さんは個人面談、筆記試験対策、KGキャリアナビなど、キャリア支援を積極的に利用されました。

前畑 私の周囲には公務員志望の友人が多く、一般企業を志望する私とは就職活動のスケジュールが違いました。そんななか、ペースメーカーのような役割をしてくれたのがキャリアセンターです。相談に行くと、「今は◯◯をする時期だよ」「もうすぐ◯◯が始まるから、そろそろ準備をしておいて」と時期に合わせたアドバイスをしてもらえ、流れをつかむことができました。

社会学部 社会学科 4年
前畑優月さん
株式会社クボタ内定

印象的だったのは、個人面談で「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を一緒に考えてくれたことです。エントリーシートなどに書く文章を添削するのではなく、それよりももっと前段階として、「なぜそのチャレンジをしようとしたの?」「そのとき、何があってどう感じたの?」と体験を深堀りするサポートをしてくれました。おかげで、しっかりと自分の言葉でガクチカを語ることができるようになりました。面談のなかではつらい経験について話すこともありました。そのときにカウンセラーさんからかけていただいた「よく頑張ったね」という言葉は、心を軽くしてくれましたし、頑張った自分に対して自信を持てるようになりました。

 前畑さんのガクチカに関する経験は、小島さんがキャリアゼミで経験したことに通じるものがあります。どちらも「教えてあげる」ことではなく「気づいてもらう」ことを重視しているのです。そのためには学生本人から言葉を引き出す必要があります。そこで個人面談では、とことん学生に寄り添います。面談を担当するカウンセラー陣とは、この点に関する意識の共有を徹底しています。学生の間では、「キャリアセンターに行けば自分がわかる」と言われていたりもしますよ。

前畑 内定者座談会もとても役に立ちました。芯を持ったかっこいい先輩に出会うことができ、「私もこうなりたい!」と思えるようになったんです。

 キャリアセンターでは、「前例を踏襲する必要はまったくない」という考え方を共有しています。社会の情勢は変化を続けていますし、何よりも学生は毎年変わります。「今年の学生のために何をすべきか」を考えているのです。そのため、取り組みもどんどん新しくなっています。近年は低学年次からキャリアについて考えてもらうことに力を入れています。今年は神戸三田キャンパスにおける新入生歓迎イベントの1つとして、キャリアセンター職員と焚き火を囲みながら仕事やキャリアについて語り合う「takibi talk × KG Career」を開催しました。

takibi talk × KG Career

Theme 4 就職活動

―就職活動を振り返って、役に立った支援や授業などを改めてお教えください。

小島 キャリア教育と就職活動全般を通して、「キャリア」の意味を理解することができました。以前は就職することがキャリアだと思っていたのですが、「どんな人生を歩むか」という人生全体のことだとわかったのです。一生をかけたテーマだとわかり、楽しみな気持ちがわいてきました。

前畑 いろいろな支援や制度を利用し、そのどれもが役に立ちました。また、キャリセンターの方にささいな愚痴などを聞いてもらえたことも嬉しかったです。寄り添ってもらえている安心感がありました。

―卒業生とのつながりは関西学院大学の大きな特色であり強みです。お二人もそれを感じる機会があったのでしょうか。

小島 就職活動の過程で、卒業生から話をうかがえる機会がありました。それまでの私は、就職活動をはじめとした目の前のことに考えがとらわれがちでした。ところが先輩は、「人としてどうあるべきか」という視点から社会や仕事を見つめていました。新しい視点に気づくことができ、視野も大きく広がりました。

前畑 私はバンコクでボランティア活動をしているとき、関西学院大学同窓会バンコク支部の方たちに大変お世話になりました。私の目標や夢を聞いてくれ、「それならこんな仕事があるよ」「こんな業界が向いているかもしれないね」など、たくさんアドバイスしてくれたのです。「関学愛」をひしひしと感じました。

 卒業生の大学への思いや後輩への思いは格別です。まさに愛です。その背景として私は、キャンパスがあると考えています。時代は変わって学部編成などもかつてとは異なりますが、卒業生と現役生は同じ場所・同じ建物で学んでいるのです。そのことが一種の“仕掛け”となり、卒業生は現役生にかつての自分を投影するのではないでしょうか。

もう1つの背景はスクールモットーです。卒業生は「Mastery for Service」の体現者でもあります。同じモットーのもとで学び、これから体現者へと育っていく現役生を応援せずにはいられないのです。

Theme 5 メッセージ

―最後に、高校の先生や受験生にメッセージをお願いします。

小島 授業やサークル、留学やボランティア活動など、学部の枠を越えた横のつながりを関西学院大学では作りやすいです。その結果、多角的な視野を養うことができます。また、日常的に「自分はどんな人なんだろう? 何がしたいんだろう?」と考えることができます。確実に成長することができる大学ですよ。

前畑 自分から手を上げさえすれば、やりたいことをやらせてくれるのが関西学院大学です。やりたいことにチャレンジすると、成功体験を得ることができます。それを積み重ねて、自信をつけることができる大学です。私は高校時代は自分に自信がありませんでした。でも今は違います。大満足な学生時代を過ごすことができました。

 関西学院大学の校章は三日月です。月は自分の力では輝くことができません。誰かに照らしてもらうことで輝いています。三日月はやがて満月になります。これはまるで、本学の精神を表しているようです。誰かに支えてもらい成長できたからこそ感謝の気持ちが生まれ、「次は自分が誰かを支えよう」と考えるようになるのです。そのような考え方を持った自分というのは、それまでに自分自身でも気づいていなかったかもしれません。つまり、新しい自分、自分も知らなかった自分と出会えるのが関西学院大学です。ぜひ本学で、受験生の皆さんが今はまだ気づいていない、素敵な自分と出会ってください。私たちはそのためのお手伝いを、全力で行ってまいります。

留学×就職支援で未来を切り拓く-学生インタビュー

全国でもトップクラスの海外派遣者数を誇る関西学院大学は、留学プログラムの充実とともに、きめ細かな就職支援を行い、学生のキャリア形成を力強くサポートしている。今回はその事例として2人の学生を紹介する。

個人面談でPRポイントを認識。話し方もブラッシュアップ

津田理音さん 国際学部 国際学科 4年
住友商事株式会社内定

高校時代にフィリピンに留学した経験から、発展途上国や経済格差に興味を持つようになりました。大学では移民の受け入れやそれにともなう社会の課題を学びたいと思い、関連する学びや留学プログラムが整備されている関西学院大学へ入学。2年生の9月から3年生の5月末までイギリスへ留学しました。

留学先での学びや生活を通して、たくさんの人と協力しながら世界を巻き込んだ仕事をしたいと思うようになりました。途上国に貢献したいという気持ちも、以前にも増して強くなりました。それらを実現できる場として選んだのが、内定先の総合商社です。継続的に雇用を生み出し生活を向上させていくためにはビジネスの視点が不可欠だと考え、公的機関ではなく民間企業を選びました。

就職活動で役立ったのは個人面談です。私は、留学経験にプラスアルファするPR材料が必要だと考えていました。そのことをカウンセラーさんに伝えたところ、興味を持ってくれたのが「サッカー大好き」という私の一面です。留学中は頻繁に現地で観戦しましたし、卒業論文ではサッカー中継における頻出単語を定量的に調査しています。「なぜそのテーマを卒業論文にしようと思ったの?」「どんなことがわかったの?」などの質問に答える過程で、私の中の考えが整理されました。実際の選考でも面接官に興味を持ってもらえたうえ、自信を持ってうまく伝えることができました。

個人面談ではまた、抑揚の付け方や語尾の強弱など、話し方に関する技術的なアドバイスももらえました。それまでは考えたことがなかったポイントだったのですが、意識するとまったく伝わり方が変わりました。

関西学院大学には、就職活動を終えた4年生が自身の体験を伝えたりすることで後輩をサポートする「SR(Student Reporters)」という仕組みがあります。私もSRから、リアルな就活情報をもらうことができました。「この会社の話が聞きたい」「こんなことで悩んだ人の話が聞きたい」などのピンポイントな相談も、SR内のネットワークをたどって先輩を紹介してもらえ、アドバイスをもらうことができました。

私は学内の制度を利用することで、長期留学をしながら4年間で卒業することができました。「本格的な留学がしたい。でも4年で卒業したい」という人に、関西学院大学はぴったりですよ。

留学中からオンラインで面談を利用。「今すべきこと」が明確に

安達侑希さん 総合政策学部 国際政策学科 4年
独立行政法人内定

コロナ禍で情報が錯綜し世界が混乱する様子を目の当たりにして、「自分で情報を得て、自分で考えることが大切だ」と思うようになりました。そのためには広い視野が必要だと感じ、海外に興味を持つように。留学、なかでも国際協力に関する活動ができる大学として、関西学院大学への入学を決めました。

大学では3年生の9月から翌年の2月まで、モンゴルでのインターンシッププログラムに参加しました。現地職員と一緒に、日系ベンチャー企業のモンゴル進出をサポートしたり、日本語教室や日本語図書館の運営を通して日本に興味を持つモンゴル人の支援を行いました。これらの活動を通じて、日本の技術や文化といった魅力を世界に発信したいという思いが強くなりました。また、日本だけでなく世界の国々の利益に貢献したいと考えるようになりました。そこで日本と海外の架け橋となる独立行政法人での就職を志望し、内定を得ました。

私は留学に行く時点で、これといった就職活動を行っていませんでした。3年生の秋といえば、就職活動もかなり本格化する時期。にわかに焦り始め、「モンゴルにいて大丈夫だろうか」と不安になりました。そこで利用したのがオンラインでの個人面談です。率直な気持ちを伝えたところ、「焦る必要はない。モンゴルでの学びや生活に全力で臨むことが何よりのPR材料になる」とアドバイスしてもらえました。おかげで、安心して留学に打ち込むことができました。留学を経験した先輩たちが帰国後にどのような就職活動を行い、どのようなキャリアを積んでいるかを聞かせてもらったことも安心材料になりました。

留学中には、「SMART SPI」というSPI試験のWEB模試も利用しました。何度でも無料で利用できるうえ、解説動画が非常にわかりやすくて便利でした。

帰国後は学内で開催された企業説明会に参加。さまざまな企業や仕事と出合い、理解を深めることができました。関西学院大学の卒業生が企業の担当者として参加していてくれたので、気軽に質問できたことも良かったです。

総合政策学部は、グローバル企業や国際機関などで活躍していた実務家教員が多いことが特徴です。先生方の経験を日常的に聞かせてもらうことができますし、キャリアの相談に乗ってもらえます。国際的な協力や交流に興味がある人は、ぜひ進学を考えてみてください。

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