話せる、大学。サツダイで“自分イノベーション”を始めよう―札幌大学

話せる、大学。サツダイで“自分イノベーション”を始めよう―札幌大学

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予測不能な社会を生き抜くチカラは、「競争」ではなく「共創」から生まれる。
だから、話そう。仲間や先生たちと。海外の人たちと。社会で活躍する人びとと。
そして、まだ出会えていなかった自分と。
さぁ、始めよう!“自分イノベーション”話せる大学サツダイで。

構成 東久世克樹(大学通信)

活発な対話を生み出す新たな取り組み

学長
大森義行(おおもり よしゆき)
室蘭工業大学工学部電気工学科卒業後、北海道大学大学院工学研究科電気工学専攻博士後期課程修了。工学博士。1997年に札幌大学に着任し、副学長、孔子学院副学院長、理事・評議員などを経て、2019年より現職。

アフターコロナにおける社会の新たな動きは、本学の教育環境をさらに充実させるための契機と捉えています。

近年では、学生の多様な知的好奇心に応えるためキャリア形成に資する学びを展開しており、地域と連携してさまざまな取り組みを行っています。地域住民、自治体、企業とのつながりの中では活発な対話が生まれ、学生の主体的・能動的な学びの機会となっています。

これは日々の授業における学習意欲の向上にもつながり、学内外での経験が人間力を涵養し、一生涯にわたって学び続ける意欲も高まっていく、ここに本学のねらいがあります。

連携した取り組みとして、本学を会場に「西岡まちの灯り」を開催し、大学祭との併催で「まちづくりフェスタ」などのイベントを開催しました。「西岡まちの灯り」では、地域の子どもたちが楽しめるスタンプラリーやクイズなどを学生が企画。アイスキャンドルの点灯式も感動的だったとの声をいただきました。さらには、地元産のホップを原料とする「西岡水源池通りビール」という地ビールを開発するなど、大勢の住民から高い評価を得ることができました。

また、自治体や道内の高校との連携も拡充が進んでおり、自治体では夕張市や留萌市をはじめとする5市町のほか、新たに2つの町との包括連携協定も準備を進めています。連携先の市町には、サッカー部や卓球部など、本学における強化指定対象である部活動が合宿地として訪れ、その際に現地での教育のサポートを行うなど地域の活性化に貢献する活動を行っています。

実社会での経験が就職活動に活かされる

企業との連携の取り組みは、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育の実践の場としても位置づけています。学生が起業体験などを通して、経営的な視点やマネジメントスキルを磨く場として機能しているほか、社会人基礎力の向上や就業意識の醸成などにもつながっています。その一例として、本学の卒業生が経営するパン専門店との連携プロジェクトなども実施しています。学生は、学内の特設店舗における曜日別・商品別の売上分析を行い、さまざまな傾向を導き出した上で営業戦略を決定していくことに挑戦しました。

こうした取り組みの成果は、学生の就職活動にも表れています。就職率という数字だけではなく、企業と連携した実践的な体験が、「社会人として働くということ」をイメージできるようになるからこそ、自分に合う環境を見極める眼力が磨かれ、就職後のミスマッチの回避にもつながっています。

この背景として、本学による就職活動支援の効果も大きいと自負しています。例えば、みらい共創スクエア内に2022年11月に新設されたのが、学生と企業をつなぐ場である「企業交流スペース」です。定期的に各企業の採用担当者をお招きし、学生と社会・企業の接点を設けています。学生は学年や専攻を問わず全学生が利用でき、企業の第一線で活躍している社会人と活発にコミュニケーションを取ることができます。「面接では何をアピールしましたか?」「社会人になって大変さを感じる部分は?」など、就職活動のことから入社後のことまで、学生が気軽に質問して社会人の生の声を聞くことができます。もちろん、人生の先輩ですので、礼儀作法も磨かれますし、後々の面接対策としても有効です。就職活動が本格化する3年生はもちろんのこと、最近では1・2年生の参加も増加傾向にあり、学生の意識の高まりを実感できています。

一方、本学では2020年度に公務員養成コースがスタートし、公務員試験対策の基礎レベルである「正課学修」を皮切りに、応用問題への対策方法を専任講師が手厚く指導する「学内講座」、そして、少人数体制でレベルアップを目指す「対策室」という3つの軸を中心に、元公務員の講師が面接官となる面接試験対策講座や模擬面接なども実施しています。公務員試験に合格した先輩から経験談や勉強方法などを学ぶ「合格者座談会」なども開催しています。

学生の興味・関心に柔軟に対応するプログラム

専攻を越えて学ぶことができる「学群制」を採用している本学は、幅広い学びの中で、新たな関心事が生まれ、「これを学びたい」と新たな目標を持つケースも珍しくありません。だからこそ本学では、2年次に専攻を変更できる独自の「レイターマッチング制度」を用意しています。2023年4月の入学者は、約3割がこの制度を利用しています。

また学群制の特徴を活かす、全専攻横断型の「みらい志向プログラム」を開設しています。これまでの「食・観光」「データサイエンス」「アイヌ文化スペシャリスト養成」の3つのプログラムに加え、2024年度からは「リスクマネジメント」「スポーツマネジメント」も追加。「この専攻で専門性を高めたい。でも、あの分野にも興味がある」といった学生のニーズに応えるプログラムです。多様な興味・視点を持つ学生が専攻の垣根を越えて結集することで、学生は新たな気づきが生まれる機会になりますし、“確かな専門性と幅広い教養を兼ね備えた人材”へと成長していけるはず。それはまさに、本学の建学の精神である「生気あふれる開拓者精神」のベースとなる資質であると考えています。また、コロナ禍で見送っていた交換留学生の派遣・受入れも再開しており、キャンパス内では国境を越えた学生同士の対話が活発化しています。多様な学生が、多様な活動や取り組みを通して語り合い、学び合い、高め合えることが、本学の強みなのです。

大学は、学問的な知識・素養を身につけると同時に、人間的な成長を遂げるための“場”であるべきだと考えています。そのためには学生と教職員、学生同士が対話を重ねることが重要ですし、さらに本学では対話の場を学外にも広げ、地域社会や企業との連携を進めています。全国の受験生には、本学が提供する幅広い“場”での活発な“対話”を通して、社会が求める新たな価値を生み出す人材に成長してくれることを願っています。

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