次の50年を 見据えた変革を推進―岐阜聖徳学園大学

次の50年を 見据えた変革を推進―岐阜聖徳学園大学

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1972年に聖徳学園岐阜教育大学として開校し、昨年、創立50周年という節目の年を迎えた岐阜聖徳学園大学。教員養成においては高い実績を誇り、「教員になるなら岐阜聖徳」と言われるほどの評価を得ている。教育学部に加えて外国語学部、経済情報学部、看護学部、大学院を擁する同学は今、次の50年を見据えて数々の変革に着手している。その取り組みについて、観山正見学長に話を聞いた。

聞き手 雫 純平 (大学通信)  
文 松本守永(ウィルベリーズ)

日本への理解を深めることが、より一層のグローバルな理解につながる

―2025年度に人文学部が設置されます。その背景や狙いについて教えてください。

本学では外国語学部を舞台に、グローバル企業や海外と取引のある日本企業で働く人材、英語をはじめとした外国語を使った仕事に就く人材の育成に取り組んできました。

ビジネスをはじめとしてさまざまな場面で外国人とコミュニケーションをするには、語学はもちろん大切です。しかし、言葉が通じていればそれでいいというわけではありません。また、仕事の話ばかりしていればいいというものでもありません。相手の考え方やその背景にある文化などまでを含めて理解し、わかり合うからこそ信頼関係が生まれ、それが結果として仕事での協力などにつながっていくのです。

そこで、従来の英語や英米文化に加えて、日本語日本文化、そして歴史地理を学ぶことができる場として誕生するのが、人文学部です。特色の1つと言えるのが、歴史地理の専攻を設けていることです。岐阜県や隣接する愛知県、三重県は、戦国時代に歴史の中心となった地域です。数多くの史跡や歴史的資料が身近にあり、私たち日本人や日本文化について学ぶには格好の場所です。英語をはじめとした語学力を磨くことに加えて、私たち自身について理解を深めたうえで海外へと飛び出し、今まで以上に互いを理解し合うことができる人材を育成したいと考えています。

文系人材がDXの中核を担うことで日本が変わる

―経済情報学部では定員の拡大が予定されています。

日本社会は今、生産性の低さが課題になっています。その理由として挙げられるのが、デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れです。

この課題の解決に貢献し、グローバル企業から中小企業まで多数の企業が集積する東海地方の産業界に貢献することが、定員拡大の目的です。具体的には、企業のDX推進を中核となって担うことができる人材の育成を目指します。

理系中心に考えられがちなDXですが、文系人材が担い手になることで日本は大きく変わると私は考えています。情報分野の学びは理系に分類されることが多く、文系の高校生や学生には苦手意識があるかもしれません。しかし、物理を使うことはほとんどありませんし、数学も一定レベルの理解がともなっていれば情報分野の学びに取り組むことは可能です。

小学校と幼児教育の架け橋となる人材を育成する

―教育学部では「保育専修」が、新たに「保育初等教育専修」となります。

小学校では文部科学省が定める指導要領のもと、基本的には標準化された教育や指導が行われています。一方で小学校就学前の幼児教育では、幼稚園、保育所、こども園と、教育・保育の場所はさまざまです。読み書きや音楽などに力を入れているところもあれば、こどもを「預かる」ことに主眼を置いたところもあります。ここで課題となるのが、多種多彩な幼児教育から標準的な小学校へ行ったときに生まれるギャップです。「そんなことは習っていない、経験していない」という戸惑いや不安が、随所に生じてしまうのです。

この課題に対応する方策の1つが、幼児教育と小学校での教育の両方を理解した人材の育成です。具体的には、小学校教諭免許と、幼児園教諭免許や保育士資格の両方を取得した人材を育成します。両方の免許・資格を持っていることで、例えば小学校の先生として勤めるのであれば、「幼稚園ではこんなことを経験してきているはず」「保育所ではこんなことができるようになっているはず」と理解したうえで、小学校生活の支援にあたることができます。幼稚園で働く場合も、「小学校ではこんなことをするから、ここまでは幼稚園でできるようにしておこう」と考えられるでしょう。そういった、両者の架け橋となる人材育成を行うのが、保育初等教育専修です。

幼児教育の世界では今、「非認知能力」の重要性が注目を集めています。非認知能力とは、読み書きや計算のように数値化することは難しい能力のこと。あきらめずにやり切る力や、欲望をコントロールする力などが非認知能力の代表例です。私たちが生きていくうえで、非認知能力は非常に重要です。そのことを理解し、子どもたちとの日常の関わりのなかで非認知能力を伸ばす接し方ができる教員を育てることも、保育初等教育専修の狙いです。

地域や教育界と連携した学びと支援の充実を図る

―学部の枠組みを超えた取り組みも行われるのでしょうか。

すべての学部でDX教育を推進するために、「DX推進センター」を設けています。本学では、「データサイエンス入門」という科目が全学部の1年次で必須科目になっています。産業界はもちろんのこと、教育現場や医療現場でも、デジタル機器やデータの活用はもはや必須です。そのような時代に対応する力を、学部を問わず身につける環境を整えています。

―今後、どのような取り組みを行う予定でしょうか。

岐阜県や岐阜市には、歴史や文化に関する資料館がたくさんあります。それらの場所で活躍している学芸員の方を講師に招いた授業をしたいです。調査など現場の最前線におられる学芸員の方のお話は、大学の先生方の話とは違ったおもしろさがあります。学生にも刺激になるはずです。

教員養成の面では、岐阜県内をはじめとして、近隣地域の教育界とのつながりをより一層深めていきたいです。現場を長く経験された先生に大学で教鞭を執ってもらい、経験を学生に伝えてもらったり、実習をはじめとした学生が現場で学ぶ際の橋渡し役を務めてもらいたいと考えています。

―高校の先生方や受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

教育現場からは、「岐阜聖徳出身の先生はいい人ばかりだ」という評価をいただいています。卒業生には校長先生や教育長を務めている方もたくさんおられます。歴代の卒業生が築いてくれたこれらの評価・実績のおかげで、「教員になるなら岐阜聖徳」と言われるまでになりました。このブランドを守り、発展させていくことに全力を尽くしたいと考えています。

教員は仕事の大変さがしばしば指摘されます。しかし、子どもたちの成長を目の当たりにすることができるという、他の職業にはない魅力とやりがいに満ちた仕事でもあります。教員という職業に興味がある受験生の皆さんは、ぜひ、本学で目標に向かって歩んでもらいたいです。

本学は設立以来、地域に根ざした大学であり続けてきました。教員養成や看護師養成はその代表例です。新設される人文学部での学びや、経済情報学部が大きな役割を担うDX人材の育成もまた、地域との連携や地域への貢献をテーマにしています。次の50年を見据えて新たな取り組みを行うなかでも、地域との関わりは変わることなく大切にしていきます。どうぞ、本学の今後にご期待ください。

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