卓越する短大。全人教育で高まる人間性!―拓殖大学北海道短期大学

卓越する短大。全人教育で高まる人間性!―拓殖大学北海道短期大学

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大地に学び 地域と歩む

令和6年4月、農学ビジネス学科が生まれ変わります。

2022年のロシアの侵攻により始まったウクライナ紛争をきっかけとして、世界では食料問題に注目が集っている。特に多くの食糧を輸入に依存している日本においては、小麦などを主とする第一次製品の他、エネルギー燃料の高騰などにより、食料の確保や流通などの面からも家計経済に多⼤な影響が及ぼされている。紛争の先行きは見えないが、仮に収束を迎えることになったとしても、今回の教訓を踏まえ、「食」に対する重要性は、これまで以上に人々の関心を惹きつけることは疑う余地がない。ここに来てあらためて「農業」が⾒直される機会がやってきた。

人類は太古の時代、生きるために鳥獣を追い求め、狩猟によって食料調達を行ってきたが、やがて安定的に食糧を得る手段としての定住型の農業が生み出され、その発達と共に地域コミュニティーが形成されてきた。つまり、「農」とはもともとそれ自体が人の「暮らし」そのものであるといっても過言ではなく、今まさに「農」の重要性に目を向けることで、国連が提唱する持続可能な社会の創造に近づくことが出来るのではないだろうか。

その命題に取り組む上で開学以来、一貫して農業教育に力を注ぎ、北海道内外を問わず農業人材を多数輩出してきた拓殖大学北海道短期大学を紹介したい。

農・⾷・地域のSDGsとして札幌市で開催された
「北海道農業の明⽇を考えるセミナー」
地元深川市のホテルと学⽣が共同開発した
マリアージュカレーの販売発表記者会見

憧れの北の大地で得る、経験や自己研鑽

拓殖大学北海道短期大学は、1966年(昭和41年)に深川市納内町に産声をあげる。当時は高度経済成長期にあり、急速に工業化が進む一方で、縮小傾向を辿る農業の未来を案じ、開学当初から農業が持続的に行われるために必要な担い手の育成と、農業技術の普及を目的として設置された。早くも開学3年後には、地域農家の子女を保育する人材養成の需要に応え、現在の保育学科の前身となる保育専門学校の設置に至り、今年で57年目の歴史を積み重ねてきた。

しかし、時代は変わり、18歳人口の急激な減少化と大学全入時代の到来と共に、進学へのニーズが大きく変化する中で、拓殖大学北海道短期大学では、農学ビジネス学科で展開していた「環境農学コース」と「地域振興ビジネスコース」のコース制を廃⽌し、令和6年度入学者からは新たなカリキュラム体制に再編することを決めた。開学の原点に立ち還り、「農」を基軸とした学びに重点を置くことで、学生全員が何らかの形で農業の基礎を学ぶカリキュラムが必須となる。学びの柱となるのは「農」「食」「地域」の3つの分野で、農業DXなどこれからの時代の農業を学びながら、それを地域社会に還元できる人材を育成することで、北海道内唯⼀の農業系短期⼤学という特長を⽣かし、競合校との差別化を図る狙いがある。例えば保育学科では、従前から学生ひとり一人に2坪程の畑をあてがい、種まきから育成、収穫を経験させ、最後はそれを食することを通じて、子どもと向き合う上で重要な、優しくかつ粘り強く接するという、保育従事者に必要な資質を養うと共に、「⾷育」に関⼼を持たせるユニークなカリキュラムが用意されている。

更には、コロナ禍前は一般的であった通勤型勤務形態から必要に応じて出勤すれば良いという在宅型勤務形態が取り入れられたことをきっかけに、自然豊かな環境を求めて地方都市に移り住む「里山志向」というライフスタイも世代を問わず近年拡がりをみせている。大自然の宝庫とまで言われる北海道は、これらのニーズに応えられるだけの無限の可能性を秘めている土地であり、そこにキャンパスを有する利点が最大限に生かせるように改革が進められている。

拓殖大学北海道短期大学は、地元深川市の行政・商工会の手厚い支援を受けながら、深川にはなくてはならない高等教育機関としての役割を託されている。人口2万人弱の深川市において学生達は、市内で活動する商業店舗には欠かせない労働力であり、また、高齢化が進む世帯構成の中で、夏祭りや冬祭りの伝統行事を承継し、次代に繋ぐ重大なマンパワーとしても期待が大きい。このような活動を通して、地域社会を共に豊かにしていくことが拓殖大学北海道短期大学とそこで学ぶ学生達に課された使命となっているのではないだろうか。

また、キャンパス周辺地域からの通学生だけではなく、全国から学⽣が⼀定割合在籍していることもこの短期⼤学の特⻑であり、親元を離れて就学している学生達が、このような地域の大人達に見守られながら早くに自立心を養う学生が多いことも、拓殖大学北海道短期大学が持つ強みの⼀つと言えるのではないだろうか。

すべてを学⽣がてがけるミュージカルという感動体験

今年で40回⽬の記念公演となる拓⼤ミュージカル

四年制大学への編入や就職率などめざましい実績から“超実学志向”な学風なのかと思われがちだが、そのいっぽうで拓殖大学北海道短期大学では興味深い取り組みが行われている。それが今年で40回目を迎える「拓大ミュージカル」だ。これはもともと保育学科の学生を対象に、保育者にふさわしい表現力や創造性を養う目的で1984年にスタートしたもの。それが回を重ねるごとにスケールアップして、いまでは学科の垣根を超えて行われる一大イベントへと成長したのだ。

「舞台」で行われるミュージカルとあって、必要とされるのは出演するキャストだけにとどまらない。企画から公演までに発生する業務は非常に多岐に渡り、衣装や大道具、音響やポスターの制作のほか、その費用のために寄付金を募ったり、チケットを販売するのもすべて学生自身という壮大なプロジェクト。意見のぶつかり合いや衝突など、数々の困難を乗り越えて自分たちの役割を全うしてやり遂げた結果得られる「達成感」や「感動体験」は、学生たちの大きな自信となるだけでなく、人生の糧となるはずだ。そしてこの貴重な体験を共有しあった仲間たちは、その後の人生においてもかけがえのない友となる。

2年間で得た体験が次の目的や進路を明確にする

受験のために人生のなるべく早い段階での進路選択が重要視されるいっぽうで、人生経験が少なく、その判断材料がないことで戸惑う生徒たちも大勢いる。そんななか、「あえて短大に進学してその次を考える」という発想に批判的な受け止め方もあるかもしれない。しかし、それはその時間の過ごしかた次第だ。2年という限られた修学期間を「未知の経験を積み、次のステップアップのための経由地」として受け止めているかどうか。拓殖大学北海道短期大学の稀に見る国公立大学への編入実績や高い就職率は、そんな学生の意識の高さが反映されているのだろう。そして大学自身も、その経由地としての役割をしっかり認識して様々なカリキュラムやサポート体制で学生をバックアップしたり、たくさんの気づきや経験が得られる学びの場を用意している。そして北海道という北の大地が、学生たちにかけがえのない時間を提供し、貴重な体験をする広大で美しい“舞台〟として大きな役割を果たしているのは言うまでもない。

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