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農学系私立大学の最高峰として知られる東京農業大学が北海道網走市にキャンパスを構えたのは1989年のこと。設立以来30年以上に渡ってオホーツクの大自然をフィールドに“実学主義”を実践してきた。自然環境や地域社会に寄り添った視点で自然資源と産業の共生を追求してきたその学びが、いま全国の学生から関心と注目を集めている。
日本全国から意識高い農系学生が集結!
創立130年を超える歴史を持つ東京農業大学。優れた人材の輩出と技術研究で近代日本の農産業に大きく貢献してきた同学が、北海道網走市に構えているのが「北海道オホーツクキャンパス」だ。自然資源を利用した生産・加工・流通・ビジネス等の「生物産業」と「自然環境」の共生を学ぶべく、「生物産業学部」のもとに4つの学科を配置している。いずれも農学・水産学・化学・経営学を軸に〝オホーツクの環境資源〟にアプローチしたもので、オホーツク地方の広大なフィールドで多くの実習を行うだけでなく、「網走寒冷地農場」「オホーツク臨海研究センター」「食品加工技術センター」など本格的な付属施設を積極的に活用している。
興味深いことに、北海道の中で最北東の地にある同キャンパス在学生のうち北海道出身者は1割程度、なんと関東エリア出身の学生が6割以上を占めている。そして在学生の出身地は東北から沖縄まで全都道府県に及んでおり、日本全国から学生がこのキャンパスをめざして〝北上〟してきたのだ。オホーツク地方という唯一無二のフィールドで、いったいどんな学びが多くの学生を魅了しているのだろうか。
北方圏農学科 生産現場はオホーツクの大自然
生物資源や自然資源が豊富なオホーツクのフィールドを活用しながら農学・畜産学・生態学・生命科学などを総合的に学んでいく。牧場や農場だけでなく、広大な森林や湿原などオホーツクの大自然にまで実習現場が広がっており、環境に優しく高品質で多収穫を実現する農作物管理を考えたり、希少動物の生態系の仕組みを解明したりとさまざまな独自研究が行われている。また特徴的な研究ではエゾシカの生態データや走鳥類・エミューの家畜化プロジェクトなどの研究成果が報告されている。これからの時代の食料資源の生産と管理、環境保全、地域振興を積極的に考えて牽引する人材育成を目指し、さまざまな実習では学生の行動力やリーダーシップも同時に育んでいく。
海洋水産学科 オホーツク海から水産の未来へ
オホーツクの海・川・湖沼をベースに人と自然の関わり方を考えて研究する海洋水産学科。海棲哺乳類や冷水性魚類、エビ・カニ類、二枚貝や動植物プランクトンなど多種多様な生物に触れながら、生態系や環境の仕組みを理解していく。これらをベースに地球温暖化による海洋環境の変化や流氷の減少による影響を考慮して、未来の水産業のあり方をも深く見据えていく。野外調査によるアザラシの生態解明や遺伝情報解析などの研究や、道東の重要な水産資源であるサケ・マスを対象に性フェロモン分析や行動生理学を解析するなどオホーツク圏でしか実現し難い独自研究が数多く進められており、こうした研究の存在も日本各地から学生の興味・関心を集める要因となっている。
食香粧化学科 生物資源を「美と健康」に活用
日本で初めて食品、香料、化粧品の開発・加工を基礎から応用まで学べる学科として誕生。北海道の自然資源を中心に、農水産物がもつ美味しさ、ハーブや薬草がもつ香りや美容効果などを化学的に解析し、素材の機能を活かした製品開発に取り組むといった、同学科ならではのさまざまな研究が行われている。ビール醸造やワインづくり、オリジナルのアロマオイルや化粧品の開発、加工食品のレシピ開発など学生は多彩なプロジェクトに参加しており、製品の開発・販売を通じてものづくりの楽しさと奥深さを学んでいく。同時にプロジェクトやチームワークによって創造性やコミュニケーション力、企画をやり抜く遂行力など社会で必要なスキルも獲得していく。
自然資源経営学科 自然環境と共生する次世代ビジネス
アウトドアアクティビティの流行や、世界的なエコツーリズムの推進を受けて注目されているネイチャーマネジメント。そんな自然資源を活用したビジネスの企画・立案からマーケティングを通じて、地域社会だけでなくグローバルに活躍できるリーダー人材の育成を目指しているのが自然資源経営学科だ。そのために経営学や経済学、情報通信分野など幅広い学問分野を学ぶとともに、ネイチャーマネジメントの授業や農林水産資源を活かした6次産業化イベントの開催などをオホーツクの大自然を舞台に行っている。また、都市とは異なるアプローチでの社会発展を探求すべく、オホーツク地方の様々な地域産業と連携して独自の学びを展開している。
本気で学びたいなら〝オホーツク独自推薦〟の活用を
こうして生物産業学部の学びを俯瞰してみると、食料自給率の向上・水産資源の乱獲や枯渇化、地球温暖化、エコツーリズム、グローカル成長戦略など、北海道オホーツクキャンパスでの学びはSDGsに関わるさまざまな課題解決と深く結びついていることがわかる。一見国内の中心地からは距離的に大きく離れたオホーツクエリアにありながら、その独自のフィールドを活かした学びは世界の時流の中心そのもの。学びの本質を捉えつつ、大学の4年間をどこでどのように過ごすか、そしてどんなスキルを獲得するかを考え、感度の高い学生たちの出した結論が前述の在学生の出身地構成として現れている。まさに地球規模で必要とされる学びがこのオホーツクの地で提供されているのだ。
そんな東京農業大学では、一般選抜の他にさまざまな推薦形態が利用できるが、その中に生物産業学部で学びたい、つまり北海道オホーツクキャンパスに行きたいという学生を対象にした自己推薦が2タイプ用意されている。(「自己推薦型 大自然に学ぶ北海道総合型選抜」「自己推薦型 〝私の夢〟北海道総合型選抜」) 同学部での学びに強い関心を持ち学んでみたいという受験生にはぜひ検討してほしい。