4年間で最大880万円 学びに専念できる返還不要の奨学金制度ー神奈川大学

4年間で最大880万円 学びに専念できる返還不要の奨学金制度ー神奈川大学

神奈川大学では大学独自に実施する給費生試験の合格者を対象に、4年間で最大880万円の奨学金を給付している。経済的支援とともに、全国から集まった優秀な人材の才能を育む制度として、給費生限定の海外研修など入学後のサポートも充実している。給費生として大学での学びに専念し、2年次には学業成績優秀者にも選ばれた、工学部情報システム創成学科(2023年4月より情報学部)3年の安藤拓人さんに話を聞いた。

取材・文 松平信恭(大学通信)

安藤拓人さん 神奈川大学 給費生
工学部情報システム創成学科3年
神奈川県立平塚中等教育学校出身

―神奈川大学の給費生試験を受験しようと思ったのはなぜですか。

家族から給費生試験のことを教えてもらったのがきっかけです。もともとは国立大志望で、学費が安いことを進学の条件の一つとしていたので、授業料が全額給付となる点は魅力的でした。

また、試験の時期が12月半ばということで、センター試験(2020年当時・現在は大学入学共通テスト)の練習として試験慣れをしておきたいという気持ちもあって受験することにしました。

―最終的に神奈川大学を進学先に選んだ決め手を教えてください。

給費生制度の対象になれたことで、授業料が全額給付となるという費用面のメリットが大きかったです。それに加えて、実家から通いやすいという距離の近さも重視して選びました。

―現在の大学生活では、どんなことに力を入れていますか。

大学の授業に専念しています。コロナ禍もあって入学後は課外活動に取り組むことが難しい状況だったので、せっかくなら授業をメインに頑張ってみようと考えました。結果として、昨年は学業成績優秀者に選んでいただくことができました。

大学から支援を受けることで「学費が払えないかもしれない」など学費のことを心配することなく、勉強に集中できるのはとてもありがたいことだと感じています。全てを同時にやろうとすると破綻してしまうのが自分で分かっているので、長期休暇にはアルバイトをやったりもしますが、授業期間は勉強に専念しています。

―情報システム創成学科を選んだ理由や、現在どんなことに興味があるかを教えてください。

高校2年生の頃から、将来はIT系の企業に就きたいと考えていました。将来性があって、成長している業界で働きたいと思ったからです。もともとは情報社会の基盤となるITインフラを学びたいと考えて入学しました。

現在所属している情報システム工学研究室(内田智史研究室)は、ITと教育を組み合わせて効率的に学ぶための技術を研究しています。たとえばストレッチの方法を学ぶ際に、本を読むだけでは分かりにくい部分もあると思いますが、3D技術を使ってどう動かせばいいかを立体的に理解することができます。研究室で学ぶことで、さまざまな技術をソフトウェアやアプリケーションに落とし込めるようになりたいですし、将来はソフトやアプリ開発関連の企業に進めたらと考えています。

神奈川大学は共通教養科目として違う分野を自由に履修できるので、心理学や経済学のような全く異なる方向の授業を受けることもできます。そうした授業も積極的に履修してIT分野との繋がりを発見することで、研究を進めていく材料にしていきたいとも考えています。

―給費生限定のさまざまな制度やイベントも用意されています。活用しているものはありますか。

8月末から9月上旬にかけてカナダのロイヤルローズ大学で行われる、2週間の海外研修に参加しました。海外の大学で学ぶ機会はなかなか無いですし、せっかくの機会なので参加を決めました。実際に海外に行ってみて、英語でのコミュニケーションの重要性を感じることができましたし、英語の勉強意欲を高めるきっかけにもなりました。

―周囲の給費生にはどんな人が多いですか。

コロナ禍になり、給費生同士の交流は特にありませんが、2年次の学業成績優秀者表彰のときに、他学部の給費生と仲良くなりました。給費生には毎年継続審査があります。給費生としての自覚をもって高い水準の成績をキープしていこうと、勉学に励んでいる人が多いのではないかと思います。

―給費生試験を目指す受験生に向けて、アドバイスなどはありますか。

給費生試験の難易度は大学入学共通テストと同じくらいで、形式としては記述式の問題が入っている点に違いがあります。奇問や難問が出るわけではないので、まずはしっかりと基礎を築いておくことが大切です。それにプラスする形で、記述式の対策をしていくといいと思います。自分も過去問に取り組んだのは直近の1〜2カ月で、最初は難しいなと感じましたが、何回も積み重ねることで合格点に近づけるようになりました。

受験では、緊張しないように試験本番の雰囲気に慣れることも大切です。給費生試験は12月にあるので、年明けの試験に向けた練習として活用するのもいいのかなと思います。

給費生は学費が無料なので、勉強や課外活動など他のことに専念できるのはとても大きいと思いますし、給費生ならではのサポートも大学から受けられます。受験できる方は、給費生試験をぜひ受けてみてください。

―給費生として満足のいく生活を送れていますか。

今はほとんどの授業が対面で行われていますし、コロナ禍でも授業はオンラインでしっかり行われていました。大学生活には満足しています。

安藤さんは、神奈川県立平塚中等教育学校出身。カナダでの海外研修に向けては「コロナによる入国制限があって書類を揃えるのが大変だった」という。現地では同じグループのメンバーとプレゼンテーションなどの活動を行った。

Information

「給費生試験」
1933年から神奈川大学が実施する、独自の給付型奨学金制度。単なる経済支援だけでなく、広く全国から優秀な人材を募り、その才能の育成を目的としている。

POINT 1
試験実施は12/18(日)、
合格発表は大学入学共通テスト前の1/12(木)
●出願期間:インターネット出願・郵送受付11/22(火)〜12/1(木)
 ※郵送消印有効

POINT 2
4年間で最大880万円給付(返還不要)
以下の奨学金給付を実施。(毎年継続審査あり)
●入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付
●文系学部(年額100・110万円)
 ※理系学部(年額145万円)
 ※学部により異なる
●自宅外通学者は生活援助金(年額70万円)

POINT 3
試験問題は一般入試と同等の難易度
●一般入試と同じ難易度の3科目型。教科書を中心とした学習で対応可能です。

POINT 4
2種類の合格
【給費生合格】&【一般入試免除合格】
●給費生に採用されなかった場合でも、一般入試合格者と同等以上の学力を認められた受験生は、2月の一般入試を免除して入学が許可されます。

POINT 5
全国22会場で受験可能
●多くの受験生が地元および近隣地域で受験できるよう、全国に22の試験会場を設置します。

特設サイトOPEN!

給費生の詳細は神奈川大学ホームページにてご確認ください

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