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酪農学園大学のキャンパスの特長と言えばまずその広さ(135ha)である。札幌から電車で15分の近さにあるキャンパスはディズニーランド、ディズニーシー、USJの3つ合わせた広さに迫る。キャンパスには牛舎、附属動物医療センター、食品加工のための実習室など実践力を身に付けるために必要な施設が配置されている。学生の半分は北海道以外の出身者。将来は全国各地に同じ志を持った友人ができる。周囲は自然豊かで閑静な環境が整っており自分を見つめなおすことができる。
循環農学類
実践酪農学実習
2年・中島美穂さん
大学案内の冊子で実践的な酪農学実習があることを知ったのが入学のきっかけです。1年次は座学が中心ですが、夏期には紋別で10日間の実習を行いました。そこでは牛舎で朝から夜まで牛の給餌や徐糞、搾乳など実践的なスキルが学べました。最初は作業に追われる日々で目先の作業をこなすのが精いっぱいでしたが、慣れてきた頃からは作業をしながらでも牛の体調や怪我などをしていないか注視する観察力を磨くことができました。将来は新規就農を目指しています。酪農の勉強以外にも講演会や牧場見学に積極的に参加し、草地や繁殖、経営についても勉強していきたいと思っています。本学は私も含め、今まで農業に関わってこなかった人でも座学や実習など実践的なことが学べる大学です。ぜひ農業や動物が好きな人は本学への進学を視野に入れてほしいと思います。
⾷と健康学類
食品加工実習室
ソーセージやハム、ベーコンなどの製造工程を深く学べる本格的な実験実習設備を完備。ここで製造される製品は、「酪農学園大学ブランド」として、学内の生協にて委託販売しています。原料から販売まで、食に対する知識を体系的に学ぶことができます。
乳製品製造実験実習室
キャンパス内の乳牛から搾った新鮮な生乳を使って、牛乳やチーズ、バター、アイスクリームなどの本格的な乳製品づくりを学べます。ここでつくられた乳製品は、食品加工実習室の製品と同様に、「酪農学園大学ブランド」として学内のみならず学外からも人気です。
環境共生学類
野生動物生態学研究室のフィールドワーク
野生動物生態学研究室 佐藤喜和教授
北海道の豊かな自然を象徴する野生動物、ヒグマ。最大で400㎏を超える大型哺乳類が、今日もこの北の大地で悠々と暮らしています。一方で、農地に出没して作物を荒らしたり、市街地に出没して住民の安全を脅かしたり、稀に人身事故を起こしたりするのも事実です。後世までヒグマが暮らしていける環境を守りつつ、人の暮らしとのトラブルを減らすため、専門的な知識と技術を持つ人材が求められています。そうした知識や技術を身に付けるには、キャンパス内の座学や実習だけでなく、ヒグマの暮らす森を、地形図とコンパスを片手に歩き、野生動物の痕跡を見分け、生態や動向を調査する経験が欠かせません。私たちは北海道十勝地方の浦幌町を調査研究拠点に、3年次から4年次にかけて各自がテーマを設定して卒業研究に挑みます。クマの生態や行動や個体群動態、森林や人の営みとの関係、そして人との共生に向けた課題の解決など、テーマは多岐にわたります。得られた成果は、大学内だけでなく、報告会などを通じて地域にも還元します。豊富なフィールドワークを通じて、野生動物の問題とその解決は人の課題であることを実感しながら、問題解決に貢献できる人材になるための一歩を踏み出します。
獣医学類
生産動物医療クリニカルローテーション
動物生殖学ユニット 杉浦智親助教
生産動物医療において、繁殖分野(人医療の産婦人科に相当します)はとても重要です。牛群の繁殖検診を行うことにより、分娩後の生殖器回復遅延や不受胎牛を早期に発見し、治療やアドバイスをすることで農場の経済的損失の最小限化に役立っています。繁殖検診に学生が往診随行する場合、まずはカンファレンスにおいて繁殖検診の意義と目的を事前に話し合い、担当牛の病状、必要検査、検査手順などを確認します。実際の農場では、直腸検査をはじめとするさまざまな繁殖検査を自ら実施し、診断を導き出し、農場とのコミュニケーションの中で担当牛にとってベストな治療方針を組み立ててもらいます。このように、繁殖検診ではただ参加するだけでなく、4年次までに学んだ基礎技術の実践と診断・治療への思考の反復を重視しています。日本一の生産動物症例数を誇る酪農学園大学は、学生教育に最適なフィールドそのものです。その中で、『生産動物の繁殖性を維持・向上させることは農場経営を支えることとなり、ひいては我々人間の健全な食の確保へ貢献している』ことを体感してもらいます。それと同時に、将来生産動物獣医師として必要となる臨床技術の習得と、臨床現場のニーズに応えられる人間力の形成を目指しています。
獣医保健看護学類
総合臨床実習A
動物と人の関係学ユニット 川添敏弘教授
大学附属動物医療センターにおいて、各専門診療科の日常(麻酔科、伴侶内科、伴侶外科Ⅰ、伴侶外科Ⅱ、腫瘍科、画像診断科、リハビリテーション科、生産動物往診)や動物看護師職の業務(伴侶動物看護、生産動物入院看護、豚分娩看護、薬剤部)に立ち合い、チーム獣医療における診療業務等の実際を見学し動物看護師の役割を理解します。また将来担うことが予想される動物看護師の業務について実習します。一例として、伴侶動物内科では、治療で採血をしたり、治療薬を投与することは当然の行為であり、最も重要なことは、動物が安心して採血を獣医師に任せられる保定です。また生産動物往診では、農家に出向き、稟告をきちんと取り、担当獣医師に伝えることが重要です。またこの実習では、振り返りとして各学生が学外動物病院実習で得た経験を発表して、お互いに学び合う学習を行います。