「就職に力を入れている大学」で12年連続全国1位 学生のニーズにいち早く対応する明治大学の就職支援

「就職に力を入れている大学」で12年連続全国1位 学生のニーズにいち早く対応する明治大学の就職支援

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2021年に行った高校進路指導教諭への調査で「生徒に人気がある大学」として2年連続で第1位の評価を得た明治大学。学生への充実した就職支援から「就職の明治」としても広く知られており、「就職に力を入れている大学」で全国1位、「面倒見が良い大学」では大規模大学でありながら全国6位の評価を得た(大学通信調べ)。「就職―」については12年連続で1位を獲得。高い評価の裏にはどんな取り組みがあるのだろうか。

高校現場から高い評価を得る明治大学の就職支援

高校生の自己理解・職業観向上を目的としたキャリア支援出張講義も2018年から実施。

高校現場から高い評価を得る明治大学の就職支援。その一番の特徴は、学生の声を拾い上げ、数々の施策につなげていくスピード感だ。

たとえば昨年春の新型コロナウイルスの感染拡大により対面での支援ができなくなると、就職支援システム「M-Career」を活用しながら個別相談をいち早くオンラインへ移行。オンラインで職員が学生の質問にQ&A方式で答えていく「就活なんでも相談会」も新たに企画した。キャンパスの入構規制により一人きりでの就職活動を余儀なくされた学生同士が、情報共有できる場を提供した。

コロナ禍にあっても学生からの個別相談数は減少しなかった。必要な支援をその都度届けられていたことの証だろう。自己分析、業界企業研究、エントリーシート対策、面接対策など、年間300回を超える支援行事についても、オンラインで実施されたことで、今まで参加が難しかった他キャンパスでの実施行事にも参加できるようになるなど、学生にとってはメリットが多かった。学生のニーズにあった企画を必要なタイミングで提供できる理由について、就職キャリア支援センターの原口善信さんは次のように話す。

「本学の就職キャリア支援は、専任職員が自ら学生に対応する『Face to faceの個別面談』と、『手作りの支援行事』にこだわっています。学生からの相談内容を受けて、今どんな支援が必要かを考えながらイベントをつくっています」

学生への支援内容を考える専任職員が実際の相談にあたる一番のメリットは、学生のニーズを掴み、それを即イベントに反映できることだ。明治大学の就職キャリア支援センターは「相談」「支援行事」「情報提供」を3大機能として掲げる。相談を通して特定の業界の人気が高いことを把握したら、企業へアプローチしてイベントへの登壇を調整するなど、学生が知りたい情報を提供するためのプログラムを柔軟に作っていく。

Twitter Japan協力のもと実施した課題解決型学習(PBL)イベント。Twitterの新機能の実装案を仲間で練り上げ、企業に直接プレゼンテーションした。

キャリア観を醸成する多彩な体験型プログラム

大規模大学にも拘わらずこれだけ細やかな学生対応を行うのは、単に内定をゴールとするのではなく「納得就職」を目指しているからだ。就職キャリア支援センターの倉吉俊一郎さんは言う。

「自分の将来叶えたい夢や、成し遂げたいことが実現できる企業と出会ってほしいと考えています。キャリア観の醸成や、学生生活全般に刺激を与えられるイベントを作れればと考えています」

納得就職に向けて特に力を入れるのが、低学年向けのキャリア支援。代表的な取り組みの一つに「ALL MEIJI インターンシップ」がある。

一般的にインターンシップは「選考」としての側面が強まっている状況にあるが、明治大学では従来通り「就業体験」に重きを置いている。「5日間35時間以上」という期間の条件に合致する企業と提携を結び、明治大生専用のインターン枠を用意する。学生はインターンへの心構えや業界研究などに関する事前研修を受けた上で、実際のインターンに参加。参加後は職員との個別面談で気づきや学びを振り返り、その経験を学生生活に結びつけていく。キャリアについて考えるきっかけとなるようにデザインされているのだ。

ALL MEIJI インターンシップは来年度から1、2年生限定のプログラムに刷新される。3年次のサマーインターンが選考で大きな比重を占めるようになり、就職活動が早期化している現状を踏まえた動きだ。早くから企業との接点を増やし、キャリア観の醸成を低学年から進めていく。

キャリア支援の取り組みとしては他にも、実際に働く先輩の生の声を聞ける「OB・OG懇談会」、企業から出された課題にチームで取り組む「課題解決プロジェクト」、アジア各国の現地企業で行われる「海外インターンシップ」など多彩なプログラムを用意する。

海外インターンシップは、文部科学省や経済産業省が後援する「学生が選ぶインターンシップアワード」で私立大学で唯一、2年連続優秀賞を受賞した課題解決型のプログラム。3カ月に及ぶ事前研修の後に現地での活動に取り組み、帰国後にはフィードバックも行う。言葉や価値観が異なる海外でのチャレンジは数多の困難があるが、就職活動をする上で大きな自信がついたと振り返る学生が多いという。

(株)小学館協力のもと実施した1・2年生を対象とした課題解決型学習(PBL)イベントでの一コマ。

全員の「納得就職」のため最後まで学生をサポート

明治大学は歴史的に「縦のつながり」が非常に強い。キャリアセンターには先輩が残した就職活動報告書が並び、面接の形式など各企業の選考活動の詳細を知ることができる。明治大学の卒業生でもある原口さんは、「私が就職活動をした約25年前にもあった仕組み」だと振り返る。提供は任意だが、報告書の情報を参考にしながら就職活動を進めた学生が、後輩に向けて自らの経験を還元しようと協力してくれることが多いそうだ。

4年生の6月以降も就職活動を続ける学生に向けては「納得就職支援プログラム」が用意される。採用活動を継続中の企業による説明会、面接対策講座、業界研究講座などを実施。明治大生の採用実績がある企業へのアンケート結果をまとめた「採用継続企業リスト」も公開する。全員に納得就職をしてほしいという思いから、最後まで万全のサポート体制を敷いている。

明治大学ではこうしたキャリア支援の経験を生かした高校生向けの出張キャリア支援を、CSR活動の一貫として行っている。「大学・学部選びや将来についての考え方を伝えることで、目的を持たずに大学に入学してしまう受験生がいる状況に一石を投じたい」(倉吉さん)との思いが込められている。

一人ひとりの学生に合わせた支援プログラムを揃えつつ、時代に合わせた新たなプログラムを提供し続けていることが、実績と高い評価につながっている。

コロナ禍における明治大学の就職支援

オンライン個別相談の様子(写真は倉吉氏)

現在の就職活動は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けている。明治大学では感染拡大が始まった2020年3月から他大学に先駆けてオンライングループ相談会「就活なんでも相談会」を開催。現在までに30回以上開催され、延べで5,000名近くの学生が参加。オンライン面接のポイント解説や、コロナ禍における就活に関する質疑応答が行われた。活動が制限され、情報も少ない中で、他の学生の状況や考えていることが分かり、安心感につながった学生が多かったという。

また、所属キャンパス以外のキャンパスで実施される行事にも参加できるようになるなど、オンライン化によるメリットも多くあった。海外で働く卒業生と遠隔でつないで仕事の様子を聞く「駐在員セミナー」などは、支援がオンラインで行われるようになったからこそできた新企画である。倉吉さんは「コロナ禍が終息した後も、対面とオンラインの双方の良い点を活かしたハイブリットな支援を展開していきたい」と話す。

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