「就職に力を入れている大学」で11年連続全国1位 学生の成長を後押しする明治大学の就職支援

「就職に力を入れている大学」で11年連続全国1位 学生の成長を後押しする明治大学の就職支援

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ニーズを拾い上げながら新しい支援を打ち出していく仕組みを構築

海外インターシップ「ベトナムにまだない文具を販売しよう!」(ベトナム)の様子

明治大学は「就職の明治」として広く知られている。2020年に行った高校の進路指導教諭への調査では、「就職に力を入れている大学」で全国1位(11年連続)、「面倒見が良い大学」で学部生3万人を超える大規模大学でありながら全国5位の評価を得た(大学通信調べ)。高い評価を得る明治大学の就職支援に迫る。

就職支援の取り組みが高校現場から高く評価される明治大学。どのような特徴があり、その要因は何か。就職キャリア支援センターの青木博さんに話を聞くと、学生との面談を通してニーズを拾い上げながら、次々と新しい支援を打ち出していく仕組みが構築されていることが見えてきた。

「近年は企業の採用活動が早期化し、早くから動く学生も増えています。就職環境はどんどん変化しています。支援の方針を毎年見直しながら、柔軟にかつスピード感を持って、学生の動きに合わせた支援を行うことを意識しています」(青木さん)

明治大学の就職キャリア支援センターは、3大機能として「相談」「支援行事」「情報提供」を掲げ、これら3つのつながりを大切にしている。学生からの相談は、明大生のニーズや最新の動向を把握するための重要な情報源と位置づけられる。相談で見えてきた課題に対して、支援行事と情報提供を通じて解決策をアウトプットしていく形だ。

全4キャンパスに就職キャリア支援センターが設置され、全学で25人の専任職員が積極的に相談に対応。学生に寄り添いながら支援を行う。相談を通してすくい上げられた生の声を、新たな施策に反映するサイクルが機能している。

就職活動生に対する支援は、3年生の4月からの「進路・就職ガイダンス」で本格的にスタートする。この時期は多様な進路について考え、それに向けてどんな準備が必要なのかを伝えることに重点を置く。夏から秋にかけては、インターンシップに向けた準備の方法や、就職活動本番に向けた準備の進め方など、必要な情報を適切なタイミングで伝えていく。

学生はガイダンスを通して就職活動の全体像を把握した上で、年間のべ500回近く開催される個別セミナーの中から、自分に合ったものを選択して活動を進めていく。自己分析、業界企業研究、エントリーシート対策、面接対策の講座が毎日のように開催されるほか、企業の人事担当者を招いて行われる模擬面接会や、無料で受験できる自己分析のためのWEBアセスメントツールも用意されている。

学部1、2年生から学生の成長をサポート

ガイダンスには例年、9割近い学生が参加する。キャリア支援行事への参加率が非常に高いことが明治大学の特徴だ。その要因を青木さんは次のように分析する。

「本学は就職活動生の支援だけでなく、低学年向けのキャリア支援にも力を入れています。行事を通して1、2年生のうちからキャリアセンターと接点を持つ学生が多く、身近に感じてもらえていることが高い参加率につながっていると感じます。一度利用するとリピーターになる学生が多く、友人を誘って相談に来ることも多いです」

低学年向けのキャリア支援では、①社会人との接点を増やして将来の選択肢を増やす、②学生生活を充実させるきっかけの提供、の2つが主な目的として位置づけられる。

注目の企画は「ALL MEIJIインターンシップ」。明治大学と約320社の企業が連携して実施するプログラムで、学生は事前研修として自己分析や企業研修を行った後、5日間以上のインターン活動に参加。参加後には事後面談や成果報告会、企業との交流会が用意され、教育的なプログラムとして一連の流れが設計されている。一般的に3年生以上が参加することが多いインターンシップに1年生から参加できる。

他にも、仕事を知るための低学年限定のOB・OG懇談会、企業から出された課題解決に学生がチームで取り組む「課題解決プロジェクト」、アジア各国の現地企業で行われる「海外インターンシップ」など多様なイベントが用意され、学生生活の充実を後押しする。2019年度にインドネシアで日本航空(株)と産学連携で実施された海外インターンプログラムは、文科省や経産省が後援する「学生が選ぶインターンシップアワード」で私立大学で唯一、優秀賞を受賞した。

こうした早期キャリア支援の経験を社会に還元する目的で、高校1、2年生に向けた出張セミナーも行っているそうだ。大学選びは就職先選びと共通する部分が多い。「自分の興味・関心を振り返った上で大学選びをすればミスマッチは減らせる」と青木さんは言う。あくまで社会貢献活動であるため、明治大学のPRは一切行わない徹底ぶりだ。

高校生の進路選択を後押しするキャリア支援出張講義

就職支援情報を一カ所に集約 オンライン支援が容易に

2019年には就職支援に関する情報を集約した就職支援システム「M-Career」の運用が開始された。大学に届いた求人情報、先輩の就職活動の報告書、各企業のこれまでの明大生の採用数、行事の一覧が閲覧でき、相談予約を行うこともできる。全ての情報を一カ所で確認できるため学生の利便性は飛躍的に向上。コロナ禍による相談のオンラインへの移行も、M-Careerがあることでスムーズに実現できたという。

さらに学生には就職支援ツールとして、独自の就職手帳が配付される。エントリー情報などが書けるスケジュール帳と、自己分析や企業研究の方法など就職活動に役立つ情報がまとめられている。記載内容は明大生の最新のニーズに合わせて毎年更新される。

就活手帳。シンプルで学外でも使いやすいデザイン。多くの学生が活用している

多様な学生への支援も充実。障害やメンタルの問題を持つ学生に向けて、学生相談室、障害学生支援、レインボーサポートセンターなどの部署と連携し、支援体制の整備を進めている。就職先がなかなか決まらない学生に向けては、重点支援で就職活動のリスタートを促す「納得就職支援プログラム」を行うなど、全ての学生を就職につなげるための取り組みに力を入れる。

明治大学のキャリア支援は、就職活動生への支援だけでなく、将来を考え、学生生活を充実させるためのきっかけとなるプログラムを初年次から数多く提供するのが特徴だ。青木さんは「就職だけでなく『学生の成長』の部分も任せてもらえるキャリア支援になっている」と話す。それぞれの学生にマッチする多様な支援メニューを揃えた上で、時代に合わせた新しい支援を常に模索し続けていることが、高い評価につながっている。

コロナ禍における明治大学の就職支援

オンライングループ相談会の様子(中央:青木氏)

今年の就職活動は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた。明治大学は3月23日から、他大学に先駆けてグループ相談会「就活なんでも相談会」をオンラインで開催。多い時には約150人が参加し、オンライン面接のポイント解説や、コロナ禍の就活に関する質疑応答が行われた。活動が制限され、情報も少ない中で、他の学生の状況や考えていることが分かり、安心感につながった学生が多かったという。

今年度新たに開催したのが「就活予測セミナー」。企業の人事担当者や就活情報会社の担当者を招き、秋以降の企業の動きを予測・解説。青木さんは「年明けにコロナが再流行して状況が変わってしまう可能性も想定し、年内の情報提供を強化している」と説明する。海外で働く卒業生と遠隔でつないで仕事の様子を聞く「駐在員セミナー」など、支援が原則オンラインで行われるようになったからこそできる新企画も生まれている。

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