<PR>
北星学園の起源は1887年、アメリカの女性宣教師サラ・C・スミス(➊)によって設立された「スミス女学校」にまで遡ります。以来、その教育姿勢は、新渡戸稲造ら多くの共鳴者を得、1962年に北星学園大学が開学。創立時から一貫して、「キリスト教による人格教育」を継承し、「人間性」「社会性」「国際性」を備えた数多くの卒業生が国内外で活躍しています。
キャンパスには留学生が世界中から集まり、「国際ラウンジ」で多彩な異文化交流イベントを開催。充実した留学制度による支援など、グローバル教育(➋)を積極的に促進しています。
また今春には、社会福祉学部に人と社会のwell-beingの向上と実現に資する人材を育てる「社会福祉学科」が誕生。3学部7学科、3研究科および短期大学部2学科を包摂する文系総合大学として、さらなる発展を続けます。
伝統を誇る「高き教養と人格の確立」を目指した教育
北星学園大学の教育の源は、1887(明治20)年、米国の女性宣教師サラ・C・スミスが「スミス女学校」を開設し、北海道の女子教育に着手したことに遡ります。
当時の風潮にあって、キリスト教精神による女性の人格教育に力を注ぐ彼女の姿勢は、教育界に革新的で清新な風を吹き込みました。その志に、新渡戸稲造ら札幌農学校(現北海道大学)教員の多くが共鳴。出講などを通した惜しみない教育支援のもと、スミスが主導して展開した教育内容は、女子教育界のなかでも高く評価されました。
その後、新渡戸らの助言により「北星女学校」と改称。1962年、男女共学の4年制大学として北星学園大学が開学し、現在では文学部、経済学部、社会福祉学部、短期大学部および大学院に約4000名が学ぶ総合大学に発展しています。
北星学園大学が建学の精神として掲げるのは、キリスト教精神に基づいた人格教育であり、そこで培われた「人間性・社会性・国際性」を備えた人材の育成です。これは、創立時から一貫してスミスの教育理念を受け継ぐものであり、高き教養と人格の確立を目指した北星学園の教育は、多くの有為な人材を世に送り出し、社会の高い評価を得て今日に至っています。
「ことば」を重視し、洞察力・論証力・発信力を磨く『文学部』
1962年の大学開学以来の伝統を誇る「英文学科」では、文化的知識に裏打ちされた高度な英語運用能力を獲得し、国際社会において求められる見識および、異文化コミュニケーション能力を備えた人材を育成します。ネイティブスピーカー教員による英語の基礎教育を徹底して行うとともに、国際社会で活躍するのに必要な基礎力獲得のため、アクティブ・ラーニングを取り入れた少人数教育科目を各学年に配置しています。また、教師養成のための特別プログラムを設置し、充実した教師養成体制を備えています。
一方、「心理・応用コミュニケーション学科」では、人の心とコミュニケーションの仕組みを知り、地域や国際的な環境において生かすスキルを身につけ、現場で活用できる応用力と実践力を備えた人材を育成します。人間の心の過程を科学的に探究する授業科目や、コミュニケーションの現場で活用する応用力と実践力を養成する授業科目に加え、海外留学や現場体験など、学生にとって自主的で自由度の高いフルフレックス制度も導入しています。
見識豊かな産業人、社会人を目指す『経済学部』の学び
「経済学科」では、激変する現代社会の情況に対応しながら、職業生活や社会生活の各領域において活躍することができる高い見識を備えたジェネラリストを育成します。専門科目の体系は、講義・演習・実習のみならず、「ディベート」への参加などを通じてアクティブ・ラーニングを促進し、国内外で幅広く学ぶ機会も提供しています。
また「経営情報学科」では、経営、情報、マーケティング、会計の専門的な知識や技能を駆使し、企業経営のさまざまな場面で自らのアイデアを具現化することで、豊かな社会の創造に寄与できる人材を育成します。
講義形式だけでなく、アクティブ・ラーニングや産学連携プロジェクトを取り入れた少人数教育科目を各学年で展開しています。
さらに「経済法学科」では、社会・経済活動において不可欠とされる、経済や法律にかかわる幅広く実践的な能力と職業上の倫理観を形成し、経済や法律の知識をベースに、実社会で活躍できる人材を育成します。基礎力を養成する少人数の〝塾〟と学科基礎科目を通じ学修の土台を固めることから始め、それぞれの知的関心と将来の志望を踏まえて、より専門性の高い学科専門科目を学修します。
社会福祉学科の誕生で新たなステージに挑む『社会福祉学部』
社会福祉士の合格者数が21年連続で北海道第1位を誇るなど、社会福祉学の教育・研究における伝統と実績は「北星の福祉」を支える基盤となっています。一方で、人と人のつながりが希薄化した「孤立化社会」と言われる現代では、「個人―地域―社会」を一体的に捉え、さまざまなフィールドで専門的かつ多角的な視点を持ちつつ、関係する人々や組織等と協働できる人材が求められています。
こうした中、2023年4月には社会福祉学部福祉計画学科と福祉臨床学科を改組し、新たに「社会福祉学科」を開設。「ソーシャルワーク領域」「地域デザイン領域」「教育臨床領域」の3領域10科目群のもと、理論・政策・実践の連関を踏まえ、個人・家族への支援(ミクロ)から地域づくり(メゾ)、そして社会およびグローバルな諸課題へのアプローチ(マクロ)について探求し、「人と社会のwell-beingの向上・実現」に資する人材の育成を目指します。
一方、現行の福祉心理学科は、法改正や公認心理師資格の取得への対応に伴い、総合心理学としての色彩が濃くなった現在のカリキュラムに合わせるため、23年4月より名称を「心理学科」に変更して生まれ変わりました。
開学以来、「国際性」を掲げる多文化共生型のキャンパス
キャンパスに多くの留学生が行き交う北星学園大学では、北海道私大の国際交流の先駆者として、海外協定校であるアジア、北米、ヨーロッパの9の国・地域、19大学への交換留学制度や、短期の海外研修など多彩な留学プログラムを展開。これまでの派遣・受入学生数は2000人以上にのぼります。留学生とともに学ぶ「国際交流関係科目」を設置しているほか、グローバル教育を一層進める拠点である「国際ラウンジ」では、学生の異文化理解を促進する多言語、多文化プログラムを多彩に提供。語学学習のための最新システムを導入したCALL教室やAVスタディルームも整備しています。
1年次から段階的に取り組む「キャリアデザインプログラム」
教育の一環としてキャリアを考える北星学園大学では、毎週水曜日の3講目を一切の授業を入れない空きコマとし、通常の講義枠の中で、全学生が無理なくキャリア支援講座を受講できることが大きな特徴です。就職支援は、1年次から履修可能な「キャリア教育科目」に加え、「キャリアデザインプログラム」では、自己分析から企業訪問まで幅広い講座が段階的に組まれています。
その中核となる「キャリアデザインセンター」では、常駐するキャリアカウンセラー(有資格者)を含む12名の職員が、学生との個別相談を重視し、エントリーシートの添削や模擬面接など、伴走的なサポートを実施。内定を得た学生やOB・OGも就職活動のポイントをアドバイスします。こうした取り組みにより各業界からも高い評価を得、卒業生の就職率は、23年3月卒95.7%と、優れた実績に結びついています。
①創立者 サラ・C・スミス
北星学園の創立者、サラ・C・スミスは、故郷ニューヨークの教会から派遣され、東京の女学校で教職についた。体調を崩し、療養の場とした北海道で1886(明治19)年、尋常師範学校の外国人教師に採用。「北海道の女子教育のために、キリスト教に根ざした学校づくりをしてほしい」という大島正健ら札幌農学校の1・2期生の奨めもあり、札幌に女学校開校を決意。その熱意は、北海道庁長官の岩村通俊に認められ、「札幌長老派伝道協会寄宿女学校」を開設した。1889(明治22)年、女学校の認可を得て「スミス女学校」となり、1894(明治27)年、「北星女学校」と改名。スミスは、1931(昭和6)年に帰米するまでの50年、自らの全てを捧げ教育に取り組んだ。
②グローバル教育
■交換留学制度
全ての学科の学生に開かれた制度で、毎年約20名の学生が協定校であるアメリカ・カナダ・ヨーロッパの15校とアジアの4校のいずれかに留学している。留学先の授業料免除だけではなく、留学費用の補助や帰国後に卒業延期となった場合の授業料減免措置、留学先で取得した単位の認定制度などを整備。留学期間を含む4年間で卒業することもできる。一方、提携校からは毎年約50名の留学生を受け入れており、これまでの交換留学生数は約2000名にものぼる。1カ月以内の短期で実施される海外事情や専門教育科目では、年間100名以上の学生が海外に渡航し、現地で学んでいる。
■ダブルディグリー制度
自らの専門分野を国際的環境で学びたい学生をはじめ、海外の大学院への進学やグローバル企業および国際機関への就職を考える学生にとって大きな魅力のある「ダブルディグリー制度」。これは北星学園大学の協定校に1年間留学し、正規カリキュラムを履修して北星学園大学と協定校の2つの学位を取得するもの。現在は、イギリスのセントラル・ランカシャー大学との間で「文学士(Bachelor of Arts)」の学位が取得できる協定を締結している。
■国際ラウンジ
留学生と在学生の交流スペースである「国際ラウンジ」では、異文化理解の促進や言語能力の向上を目的とするさまざまなプログラムを展開。留学生との会話を楽しむほか、留学生が在学生に自国の文化を紹介したり、帰国した学生による留学体験報告会が行われるなど、多彩なイベントを通じて留学生との交流を活発に行っている。250インチのスクリーンには常時、海外ニュースが放映されている。