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【前編】→期間、地域、言語、費用…… 自分のニーズから導く新しい留学のカタチ 亜細亜大学
語学力は当たり前。グローバル人材育成に不可欠なものとは?
ーー 前編では、亜細亜大学のさまざまな留学プログラムについて個別に紹介してきました。ここからは学生が留学を通じてどんな学びや成長を遂げてきたか、もう少し詳しくお話をうかがいたいと思います。
布施 「留学で何を学ぶのか。何が成長するのか。」そこを明確にするためには、ただ送り出すのではなく「事前の研修」「事後の振り返り」がとても重要なのです。亜細亜大学では全学部の1年生で「フレッシュマン・イングリッシュ」というネイティブの先生の授業が必修なので、ここで必要最低限の英語力を習得してもらいます。そのうえで留学希望者には研修を数回にわたって実施し、派遣国の文化について理解を深め、現地の大学でどんな授業があるのかを説明しています。また非常に重要なのが海外で生活するうえでの「危機管理」です。これも、グループワークなどでしっかり研修します。
ーー事後の振り返りでは、どんなことを行いますか?
布施 現地の授業内容や留学全般の全体的な満足度の確認を行い、プログラムによっては詳細なレポートや感想文、論文などを作成してもらいます。なかには帰国して逆カルチャーショックを受ける学生もいるので、ケースによっては事後のケアが必要になることもありますね。あとは習得した語学力を継続的に維持できるよう、英語などで教える授業を増やすなど、大学としても努力しているところです。
ーー お二人は多くの留学生の“ビフォー&アフター”を間近で見てきたと思いますが、留学で成長できる点はどんなところだと思いますか?
柿内 実は、すごく難しい質問かもしれません。「語学力」と回答するのは簡単です。TOEICにしても学内の試験をやっても明らかにみんな伸びていて、何百点という単位で伸びる学生も珍しくないですから。学部ごとに統計を取ってみても、留学した学生が優位だとはっきりわかります。
布施 語学力って定量化できますからね。でも、本当に大きく成長するのは定量化できない部分だと思います。父母会などで親御さんとお話ししても、特に生活面での成長がすごいと。だって食事はもちろん、炊事洗濯など当たり前に享受していた日々の暮らしのサポートも寮では自分でこなさなきゃいけないし、しかもそれを海外という難しい環境で行うわけですから、むしろ成長して当たり前です。
柿内 結局一番伸びるところって、リーダーシップや、自主的に何かに取り組めるといったコンピテンスの部分です。システマチックに何ポイント伸びた、と伝えられるものでもないですけど、チェックシートで項目を立てて意識的に確認できるようにしています。客観的に測定できるものではないので、コンピテンスの振り返りは自己採点になりますね。
でもAUCPではインターンシップがありますから、インターンシップ先の担当者が第三者目線で「あなたはここが良くて、ここはダメです」とコンピテンスも含めてしっかり評価してくれます。インターンシップは4週間ずつ2回に分けて異なる会社で行うので、本人は評価を踏まえてどう良くしていくかを考えなければならないし、さらなる自己評価・自己点検も求められます。なかなか点数化できないこうした自分の行動について、客観的に評価してもらえるのはAUCPならではだと思いますよ。
ーー なるほど、コンピテンスはグローバル人材としてもっとも必要とされる素養と言えますね。
布施 成果としては、就職などでうまく自分をアピールするとか、そういう部分には関わってくるかもしれません。単純に「就職した」「就職しなかった」で比較すると、統計では留学経験のある学生のほうが就職率は高いようです。もちろん就職先が第1希望だったか第2希望だったかなど、いろんな要素が絡んでくるので単純に捉えることはできませんが。
もうひとつ傾向として、英語圏より英語圏以外に行った学生の方が実は就職率がいいというデータも出ていますね。もちろん留学がその人を変えたのかもしれないし、元からそういう志向や適性があったから留学に行ったのかもしれない。だから一概に「留学の成果はこれだ!」とお伝えするのって難しいです。語学力は間違いなく伸びますけどね。
柿内 はっきり言って、無理に留学しなくても卒業はできます。ただ大学を人材育成の場として考えると、普通に大学に4年間通って卒業するのと、その間に海外留学でいろんな経験を自分の中に蓄えて卒業するのとでは、同じ「学位」でもその人の付加価値は変わってくるのではないでしょうか。
亜細亜大学で学生にどんな学びや付加価値を与えてあげられるかを考えると、やはり利用しやすい留学制度の充実は不可欠だと考えています。
授業時間の改定を、成長のための機会提供につなげたい
ーー 亜細亜大学では2020年度から授業時間を従来の90分から105分に変更すると発表しました。これはどのような狙いがあったのでしょうか?
布施 これは1コマの授業時間をこれまでより15分伸ばすことで、学期内の授業数を15回から13回にするものです。その結果、半期で2週間の差が生まれます。狙いのひとつとしては、これで学生は留学に参加しやすくなるということです。もうひとつは国内企業のインターンシップを見込んでいます。たとえば一般の企業ではお盆期間は受け入れにくいこともあるでしょうが、2週間前倒しで夏季休暇に入ることで学生も授業を犠牲にすることなくインターンシップに取り組むことができます。
また授業そのものについても、授業時間が長くなることを活かしてアクティブラーニングなど、学生が主体的に学べる仕組みを取り入れようと考えています。たった15分ですがその分振り返りの時間を設けたり、プレゼンテーションやディベートなど学生がより深く授業に関わる。もちろん100人の講義と20人の外国語の授業では同じやり方はできません。スマートフォンを使った投票や理解度の確認など、いろんな工夫を1年間かけて教員全体で考えてきました。
柿内 やはり授業時間というのは大きな変換なので、学生だけでなく教員側の協力も欠かせません。その点においても何度も研修やアンケートを行って授業が活性化するやり方を考えてきたので、整ってきていると思います。
布施 その代わり1日5コマあった授業は4コマにして、15分ずつ休憩を取るようにしました。学生も移動がしやすくなりますし、教員も教材提示など授業開始の準備時間が取れます。質疑応答の時間を設けるなど、いままでの授業時間ではできなかったことにじっくり取り組むことが可能になります。
ーー 大きな変更になりますが、在学中の学生はどんな反応でしたか?
柿内 率直にメリットを知りたいという意見が多かったです。あとは眠くならないか心配だと(笑)。それは実際に新体制での授業が始まってから聞いてみたいですね。でも授業が充実するかどうかも、2週間の休みを学生がどう活かすかも、大学側の取り組み次第だと思います。
ーー たくさんの留学プログラムを用意し、2020年度からは休暇が2週間長くなることでさらに留学に行きやすい環境になるということですね。最後に、他大学と比べて「亜細亜大学で留学する強み」とはどんなところでしょうか。
布施 私たちはグローバル人材の育成を重点においていますから、留学制度があるのは当然のことだと捉えています。でも学生のニーズも世の中のニーズも日々変化しています。目的地や期間、予算なども一律のやり方では通用しません。そうした変化に応えるべく留学プログラムをどんどん多様化させてきました。結果としてそれが強みになっているのかもしれません。
あとはやはり豊富な実績ですね。昭和30年代から留学制度をスタートしていますから、その時どきで為替の変動や時には避けられない事件や事故が起こることもあります。それらの問題をひとつひとつ克服して、少しずつ良いものにしてきたのです。そうしたノウハウの蓄積も一朝一夕でできるものではないですよね。
柿内 また、亜細亜大学では留学費用の概算を出しています。留学費用って変動するので仕方ないという事情もあるのですが、大学によっては金額の幅がかなり大きいところ、複数の派遣国でも一律の金額で提示するところもあります。レートの関係もあるので変動の可能性はありますが、亜細亜大学では学費の内訳については説明責任を果たすべきだと考えているので予定金額を出して、なるべく費用を透明化するように取り組んでいます。留学費用が心配な方もいろいろご相談いただけたらと思います。
布施 お金の問題は保護者の方にとっても切実ですよね。学生にとっても自分で「ここまでなら取り組める」といった経済的に負担できる選択肢がいくつかあるというのは、とても大事なことだと思います。伸ばしたい力、学びたい国、負担する学費など、さまざまなニーズに合わせた多彩な留学プログラムを用意していますので、留学に興味がある受験生のかたは、ぜひ亜細亜大学の留学プログラムを知っていただき、参加してきた多くの学生の生の声に触れてみてください。私たちには留学についての卓越した国内大学有数のノウハウがありどんな方にも「そのひとに合った」留学を提供できると自負しています。
亜細亜大学
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