一般入試志願者数が7年連続増加!東京工芸大学で「メディア芸術」を学ぶ

一般入試志願者数が7年連続増加!東京工芸大学で「メディア芸術」を学ぶ

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芸術学部のある東京工芸大学中野キャンパス

東京工芸大学は、その名の通り工学部と芸術学部の2学部を有する。テクノロジーとアートという一見相反しそうな両分野の融合をめざす教育研究が特徴だ。受験生から年々注目が高まっており、2019年までに一般入試志願者数は7年連続で増加中だ。人気上昇の理由について、芸術学部長の吉野弘章教授に聞いた。

一般入試志願者数は7年連続で増加中

大学関係の話題では、一般入試の志願者数がたびたび注目される。必ずしも「志願者数の多い大学=良い大学」というわけではないが、大学の人気や勢いを示す1つの指標となることは確かだ。また、志願者数は隔年で増減を繰り返す傾向が強い。前年の入試結果を見て、志願者数の多い大学を敬遠し、少ない大学を受けたがる、受験生心理が働くからだろう。

 そんな中、東京工芸大学は2013年以降、7年連続で志願者を増加させている(図1)。芸術・工の両学部共にバランスよく志願者数を増やし、合計すると7年間で3倍近くまで伸びた。

 19年は大きな大学改革が2つあった。工学部では、従来の5学科制を廃止し、5コース制に移行(図2)。各分野間の垣根を低くし、よりフレキシブルな学びを可能にした。芸術学部では、1〜2年次の厚木キャンパスでの教育を廃止し、中野キャンパスでの4年間一元教育を開始した。特に芸術学部の改革は効果が大きく、志願者数を一挙に1000人以上増やしている。志願者増の要因について、吉野弘章芸術学部長はこう話す。

「中野キャンパスへの一元化が志願者増の大きな要因であることは間違いありません。ただ、教育内容が伴っていなければキャンパスを移転するだけで志願者を集めることはできません。本学が元々もっていた魅力が、キャンパスの変更により受験生たちに伝わりやすくなった結果の志願者数増と捉えています」

キーワードは「メディア芸術」

 確かに芸術学部のキャンパス一元化は大きなトピックだが、それだけでは13年以降志願者が増え続けていることや、厚木キャンパスで教育を行っている工学部の志願者増の説明がつかない。では、東京工芸大学が元々もっていた魅力とはどのようなことだろうか。キーワードは「メディア芸術」であると吉野芸術学部長は語る。

「本学は1923年に『小西寫眞専門学校』という、日本初の写真の高等教育機関として創設されました。当時の写真といえば最先端のメディアであり、現像やフィルムなど理系の知識・技能と、構図や光の使い方など芸術系の感性・発想を必要とするもの。そのルーツからも分かる通り、百年近くの伝統の中でテクノロジーとアート融合をめざす教育を実践してきました。私の所属する芸術学部に関していえば、他の美術系大学と全く異なる、テクノロジーとアートが融合したメディア芸術に特化した学部という強みがあります」

 芸術系学部というと油絵や彫刻など、伝統的なアートを学ぶイメージが強いかもしれないが、東京工芸大学の芸術学部では最先端のメディア芸術を学ぶ。また、工学部においても「写真演習」や「デザイン演習」など他大学の理工学系では見られないアートの感性や発想を学ぶ科目を配置している。テクノロジーとアートの融合をめざすというスタンスは両学部の共通項だ。

「メディア芸術は、文化であると同時に産業でもあります。大学でアニメーションやゲームを学ぶと聞くと、眉をひそめてしまうような方がいらっしゃるかもしれません。しかし、どちらも数兆円規模の産業ですし、社会において活躍の場はたくさんあります。しかもスマートフォンなどの普及により、今後ますます普段の生活でメディア芸術に接する機会は増えていくでしょう。これから更なる成長が望まれる分野です」という吉野芸術学部長の言葉は、就職状況という形でも現れている。特に工学部の実績は目覚ましい。19年卒業生の実就職率(※)は97・5%で、理工系学部としては全国20位、関東では2位だ。

 東京工芸大学で7年続けて志願者数が増えた理由が見えてきた。百年近い伝統をもつテクノロジーとアートを融合させた教育が、メディア芸術という現在成長中の産業に結び付き、大学卒業後の就職まで意識した受験生を中心に魅力が高まった。徐々に志願者を伸ばしてきたところに、19年には芸術学部のキャンパス一元化もあり、物理的な距離を理由に敬遠していた受験生が集まり大学全体として志願者が大きく伸びたというわけだ。20年入試に関しても、既に始まっているAO入試についてみるとまだまだ人気が続いている。一般入試志願者数増加の記録も、今後さらに伸びていく可能性があるだろう。

 最後に吉野芸術学部長に高等学校の進路指導教諭へ向けたメッセージを聞いた。

「メディア芸術では、たくさんの人が関わることになります。言い換えれば、とても多様性が必要になるのです。勉強でもスポーツでも何でも結構ですので、何かに頑張って打ち込んだ経験のある高校生であれば、必ず活躍の場が用意されています。『何かに頑張れる』そんな高校生を、ぜひ本学に送りだしてください。社会が急速に変化し、10年後のことも予想がつかない時代になりました。クリエイティブな発想とテクノロジーで、どんな世の中でも適応できるような人材として育成します」

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