【立命館アジア大平洋大学】世界水準の教育の質保証

【立命館アジア大平洋大学】世界水準の教育の質保証

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世界90カ国からの留学生が正規学生として 4年間在籍する立命館アジア太平洋大学(APU)は、世界の大学間で競争が厳しさを増す中、日本国内だけでなく海外でも通用する「教育」の質保証に成功した。


国際認証機関AACSBの認証を取得

2000年の開学から約16年を経て、立命館アジア太平洋大学(APU)は2016年8月、国際経営学部と大学院の経営管理研究科(MBA)において、マネジメント教育の国際認証機関であるAACSBから認証を受け、世界の認証校の仲間入りを果たした。この認証取得にはどのような意義があるのだろうか。 AACSB認証は、高等教育機関の教育内容を改善させるための仕組みであり、その水準が北米を中心としたビジネススクールの上位校と同等であることを証明するものである。そのため、新しく認証を受ける大学には認証取得の過程で大きな変化を求められることがある。APUの場合も8年間の長い歳月をかけた取り組みだった。

認証で徹底的に問われるのは「教育の質保証」。認証を得るために、教員資格(博士号の取得率90%以上や査読付き論文の過 去数年間の執筆数など)や、ミッション・教育目的にもとづく体系立ったカリキュラムなど、さまざまな基準を満たす必要がある。認証取得によって、APUの教育研究が世界に通用する水準であることが客観的に証明されたともいえる。 APUでは体系的な教育のために、学部と大学院の「ミッション(役割や使命)」から4つの「ラーニングゴール(学位取得時の学生の姿)」を設定し、さらに「ラーニング・オブジェクティブ (具体的な修得すべき能力)」を規定している。これらに基づき、各授業が担う役割も明確化される。教育目標に合わせて必修科目を増やし、カリキュラムに沿って学習を進めることで、4つのラーニングゴールを確実に達成する仕組みを整えた。 実際の授業科目にはどのようなものがあるのか。実践的な課題解決型授業である「キャップストーン」という4年生対象の科目について、大竹敏次国際経営学部長が説明する。

「2016 年秋学期の授業では株式会社大垣書店や九州旅客鉄 道株式会社などを招き、実際の企業の課題に対して、日本人学生と留学生がグループとなり、日・英2言語で、これまで学ん だビジネスの知識やグローバルな視点での分析力を応用して解決策を提案しました。この授業 では、本学ならではの多様性あふれる環境で身についた、他者と協力・協調する力やコミュニ ケーション力などを駆使し、成果を出すことが求められます。 4年間の学修の集大成といえる科目です」

深まる世界の認証校との連携

国際認証を有するもう一つのメリットが、世界の有名ビジネススクールと肩を並べることが できる点だ。認証を取得することで、同じ水準の教育を実施しているという「共通語」を得た APUは、従来は同じ土俵で話 すことができなかったハーバード大学(米)、インシード経営大学院(仏)、シンガポール国立 大学などの認証校と交流することが可能となる。 APUは、2016年11月にノルウェーで唯一のAACSB 認証校である、BIノルウェービジネススクールの研修を受け入れた。APUの教員は日本企業や「日本式経営」などについて、BIノルウェービジネスス クールの教員は「ノルウェー式マネジメント」などについてそれぞれセミナーを行った。 この他にも「インドネシアのプレジデント大学とのビジネス・インターンシップや、イタリアのカ・フォスカリ大学との教育インターンシップなど、来年度に向けて多くのプログラムの準備が進んでいる」と大竹学部長は意欲を見せる。こうした交流が今後増えていくことで、トップレベルのビジネススクールの授業を受け、世界の学生と交流する機会がさらに広がっていくはずだ。

ビジネス・ケース・コンペティションへの挑戦

学生が日頃の学修成果を発揮するための場として、4名前後のチームで企業の経営課題に対する解決策を立案・発表する、「ビジネス・ケース・コンペテ ィション」がある。日本での知名度は低いが、海外のビジネススクールでは活発に開催されている学術大会で、現実に即した経営課題に対してビジネス分野の理論・知識や課題解決能力、プレゼンテーション能力などが要求される。ビジネス・ケース・コンペティションに参加するためには、招待を受ける必要があり、認証校であることが海外からの招待につながることが多い。 APUは世界で実施されるこうした大会に以前から参加しており、2年前からは「APUGBCC(グローバル・ビジネス・ケース・コンペティション)」を主催している。2回目となる 2016年には、カリフォルニア大学バークレー校(米)、シンガポールマネジメント大学、グラスゴー大学(英)、ブリティッシュ・コロンビア大学(加)など、ビジネススクールとして名高い12校がAPUに集結した。

「こうした大会に積極的に参加することで、将来的にはAPUの学生が世界のトップクラスの学生を相手に優勝することを目指している」と大竹学部長は語る。

日本語と英語の2言語で授業を行っている点でAPUの教育はグローバル教育の先進事例であったが、今回の認証取得により、単に2言語で授業を行っているだけでなく、その教育の質が世界水準であることが、第三者の視点からも証明された。APUは直接海外の大学への入学を目指そうという国内の高校生にとっても魅力的な教育研究環境が整う、日本では稀有な大学といえよう。

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