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1922年の創立以来、有為な人材を数多く輩出してきた本郷中高。ここ10年で、大学進学実績が飛躍的に伸びているという。また、運動部や文化部など、課外活動も活発に行われている。
その教育方針や伸び続ける進学実績、今後のビジョンについて、佐久間昭浩校長と、広報を担当する野村竜太教諭に話を聞いた。
【学校独自の本数検、本単検などの多彩な取り組みで、自分で学ぶ習慣を身につける】
本郷中高は今年、94年目を迎えた伝統校だ。ここ数年、大学合格実績が伸びており、10年前と比較した早慶への合格者数が、77人から253人へと3・3倍に飛躍。その伸び率が全国の高校で第1位となるなど、注目を集めている。
教育の特色は「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」の三本柱だ。この三つの教育方針はどれも、充実した学校生活を送るために欠かせないものだ。
このうち、文武両道は創立当初から引き継がれてきた、本郷の伝統ともいえる精神だ。文武両道の〝武〟にはスポーツや武道というイメージがあるが、勉強以外で、学校生活を充実させるものとしてとらえているという。運動部については、以前から全国レベルで活躍している部が数多くあった。最近では文化部についても、社会部が「首都圏の中高生が考える鹿屋市の抱
える100の課題コンテスト」で最優秀賞を受賞したのをはじめ、その活躍には目覚しいものがある。
一方、生徒の自学自習、生活習慣の確立を促していくのが、勉強への姿勢を養う数々の取り組みだ。佐久間昭浩校長が言う。
「本校には、与えられた課題をきちんとこなせる生徒が多く入学しています。しかし、自主的に勉強しなければ本当の力にはなりませんから、中高時代に自分から積極的に勉強する生徒を育てたいと考えています。それには、生活習慣の確立が不可欠です。本校では全生徒が生活の手帳を活用することで、自分の生活を振り返りながら、将来を見通していく訓練をしています」
自学自習の精神を養う取り組みの一つが「本数検」だ。これは数学教員が独自に作成した数学の検定試験で、毎学期初めに行われている。得点によって分けられる級・段位制を採用しており、中学1・2年はそれまで学習した全ての内容が試験範囲だ。中学3年以降は学年に関係なく、同一問題で試験を実施している。
全学年の成績が公表されることは、その後の勉強への励みになる。と同時に、自身の勉強の手ごたえもつかめる画期的な取り組みだ。この他にも、英単語を自分のペースで覚え、独自の検定試験で自身のレベルを確認する「本単検」もある。
こうした取り組みによって、生徒自身、自分が何をすべきか考えながら学ぶ習慣が身につき始めたという。野村竜太教諭が言う。
「本校には楽しみながら自分で勉強する雰囲気があります。誰にどれだけ教わったかではなく、自分でどれだけ解いたかが、大学受験においても、最後の伸びにつながっています。
10年前と比べると、学校行事なども生徒主導で行われるようになりました。少しずつ、自学自習の精神が浸透してきたことが、現在の進学実績を支えているのだと思います」