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昨今、グローバル教育を標榜する大学が急増中だが、創価大学は開学以来、グローバル人材の育成に邁進してきた。開設された国際教養学部を先頭に、さらなる飛躍を誓う。
【グローバル教育は開学以来のDNA】
東京・八王子の丘陵に広大なキャンパスを構える創価大学は、いわゆる「スーパーグローバル大学」の一校である。
2014年、「人間教育の世界的拠点の構築―平和と持続可能な繁栄を先導する『世界市民』教育プログラム」が、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」に採択された。
その2年前には、同省から「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」校の認定も受けていて、先進的な取り組みが高く評価された結果といえるだろう。
とはいえ、グローバル教育への注力は昨日今日のことではなく、45年前の開学に遡る。田中亮平副学長に聞いた。
「本学は世界の平和を希求して1971年に開学しました。平和実現のためには国際舞台で活躍できる人材の輩出が不可欠で、海外の大学と交換留学制度の協定を結び、早くから国際交流に乗り出しました」
その際、交流先を欧米に限定せず、アジア、オセアニア、アフリカにも広げたのが、いかにも創価大学らしい特色となった。アフリカとも強固なコネクションを築く大学は稀で、多様な国々への留学生の派遣や受け入れがオリジナリティーとなり、現在の優れたグローバル教育に結実している。
創価大学と中国の大学との交流も盛んだが、留学生をめぐり、こんな逸話もあった。
1972年の日中国交正常化後、5人の中国人学生が日本への国費留学を希望した。
「国交回復後まもない状況下で、なかなか引き受ける大学がなく、最終的に本学が迎え入れましたその5人のうちの一人が現・駐日大使の程永華さんです。程さんは、機会あるごとに、『我が母校創価大学』とおっしゃってくださいます。」
【創造的世界市民を目指し将来は全員が一度は留学】
今回、文科省より「スーパーグローバル大学」として採択された「創造的世界市民」を育成するという教育は、具体的にどう展開されているのか。
創価大学の留学プログラムは、交換留学のほか、海外大学からも学位が取得できるダブル・ディグリーコース、海外インターンシップなど実に多彩である。それらを活用し、今後、すべての在学生が一度は海外の地を踏めるようにしていくという。
同時に、創価大学で学ぶ外国人留学生数もすでに倍増しており、来年4月には日本人学生と海外からの留学生が混住する、国際学生寮も2棟増える予定だ。
グローバル人材育成のためには、学力のグローバル化も必須となる。世界水準の「21世紀型スキル」や、アメリカの大学ではスタンダードな「クリティカルシンキング」「ロジカルシンキング」といった思考力にも注目する。
「こういったスキルの教育は、今一つ日本の大学が出遅れていた面でした。今後、積極的に取り組んでいきます」
さらに、田中副学長は学力に加え、優れたグローバル人材の要素として人間力を挙げた。
「国際的な舞台では、どうしても利害が対立しがちです。それを解決に導くためには勇気が必要となります。また地球の反対側で苦しんでいる人たちに共感できる心をもてるか。そうした人間力ある学生を育てています」
単に国際ビジネスで能力を発揮するだけでなく、人間性の涵養にも重きを置いている。創価大学ならではのグローバル教育の特色といえるかもしれない。
【世界水準の大学を目指し進化を続ける創価大学】
グローバル人材の資質として、英語力は欠かせない条件だ。2001年、経済学部に英語で経済学を学ぶインターナショナル・プログラムを導入した創価大学だが、2年前に開設された国際教養学部では、すべての専門科目が英語で講義されている。
相当ハードな取り組みだが、さらに1年次後期から1年間の留学が必須で、創価大学のグローバル教育を牽引する学部となっている。
今年5月には、グローバル・コア・センターを設けた。
「このセンターは、グローバル人材の育成に向けて、人間教育の世界的拠点づくりを掲げ、中心的機能をもたせるためにオープンしました。世界市民教育プログラムを構築するための教育・研究に関する情報の発信源となる計画です」
また、創価大学独自の取り組みとして、留学や短期研修など海外修学の成果を測るルーブリックの開発も進めている。グローバル意識の深化が学生にも数値で理解でき、勉学の励みとなるだろう。
グローバル人材の育成に一直線の創価大学だが、田中副学長によると、事業全体のやっと5合目といったところだという。
語学習得を支援するワールドランゲージセンターほか支援体制も万全。グローバル教育を推進する創価大学から目が離せない。
【創価大学公式ホームページ】