【岐阜聖徳学園大学】「学生を教員にする」大学の秘策とは?

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04_%e5%b2%90%e9%98%9c_%e5%8f%b3_%e6%95%99%e5%93%a13-%e6%95%99%e5%93%a1%e6%8e%a1%e7%94%a8%e8%a9%a6%e9%a8%93%e5%af%be%e7%ad%96%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%83%bb%e5%ae%9f%e6%8a%80団塊世代との世代交代もひと段落し、教員採用における競争率は再び高水準にある。教員就職を目指す学生にとっては、その狭き門を見据えた対策が求められている。
そして、そんな学生のキャリアサポートに対する大学の取り組みそのものが、「教員就職率」とともに大学選びの基準となる時代が到来している。


【「教員就職」が狭き門となる時代】

小学校で3・9倍。中学校、高等学校では7・2倍―。これは公立学校の教員採用試験の競争率である。将来教員を目指す学生にとって、この数字は果たしてどう映るのだろうか。さらに付け加えると、新規採用者のうち、新卒者が占める割合は約3分の1に過ぎない。教育学部を卒業してストレートに教員となる間口の狭さを、この競争率は端的に示している。その狭き門をかいくぐるために、まず採用試験そのものをいろんな自治体で受けることが重要になってくる。大学受験や就職試験と同様に、 〝合格〞の確率を少しでも高めるためだ。郷里に帰って地元の学校で教員に……という希望を持っていたとしても、地元の採用試験しか受けないというのは「教員になる」という自身の可能性を狭めかねない。教員になりたい、という確固たる意志があるのであれば、ニーズとチャンスの多い大都市、あるいは地元に近い政令指定都市など、さまざまな自治体で受験する準備が必要となってくる。
翻って教員養成を請け負う大学側にもまた、先述のような厳しさを認識し、学生を教員として現場に送り込むべき対応が望まれる。しかし、いまなお多くの大学での採用試験対策は大学近隣の自治体のものに限られ、さらなる受験対策は学生個々の裁量に任されているというのが現実である。

【実績を裏づける大学側の親身なキャリアサポート】

そんななか、教員志望の学生のキャリアサポートに非常に熱心な学校として知られるのが岐阜聖徳学園大学だ。日本の教育系大学のなかでも有数の教員輩出実績で知られ、昨年(2015年)3月の卒業生で79・5%という非常に高い教員就職率を達成している。
「本学では43年にわたる歴史のなかで培われたノウハウをもとに、採用試験の対策講座を設けたり、教員経験者による講義を行ったりと、試験突破に向けて万全の対策を実施しています」
と語るのは、同大入試課課長の今井延幸さん。圧倒的な教員就職率の背景には、大学側のきめ細かく手厚いキャリアサポート体制が確立されていたのだ。
同学では「クリスタルプラン」として1年次から地域の小・中学校での授業見学や校外学習への参加を通じて、早くから子どもたちとのふれあいや子ども理解を重視した演習カリキュラムを実施している。そして3年次からは教員採用試験対策を本格化。まずは一般教養、教職教養、そして専門科目の筆記対策を重点的に行っていく。また同学では3年次の12月と2月、そして4年次の4月の計3回、東京アカデミー主催の教員採用試験模擬試験を無料で受験することが可能。試験の雰囲気に慣れ、かつ弱点の補強につなげることが目的だ。04_%e5%b2%90%e9%98%9c_%e5%8f%b3_%e6%95%99%e5%93%a15-%e6%95%99%e5%93%a1%e6%8e%a1%e7%94%a8%e8%a9%a6%e9%a8%93%e8%aa%ac%e6%98%8e%e4%bc%9a

【教員ネットワークも学生のサポートとして機能する】

さらに集団面接や個人面接、グループディスカッションなど実技面のサポートも手厚い。面接演習には教員採用試験の面接官経験者を招いて本番さながらの面接を体験したり、現職教員や教員経験者の講座を設けて指導を仰いだりと、その内容はかなり実践的だ。数多くの教員を輩出してきた実績があるため、教員・元教員の人的ネットワークを活かした演習指導が実施で
きるのも同学の強みだ。学校教育の現状に触れたり、教員採用試験に携わった経験者から受ける貴重なアドバイスの蓄積が、実際の採用試験でどれほどの強みになるかは学生のみぞ知るところだが、教員就職率の高さからも、その有効性は推して知るべしであろう。

【「実績」がさらなるノウハウを大学に呼び集める】

また同学では、例年約10の県や政令指定都市の教育委員会担当者を招き、学内説明会を開催している。公立学校の教員採用試験は、自治体ごとに試験の仕組みや内容、そして教育方針も少しずつ異なっているからだ。これほどの規模と回数で説明会を実施するのはあまり例を見ない。直接現場の担当者とやりとりができるとあって、学生の多くが参加し、教員採用試験を受
験する自治体について考えるきっかけとなっている。これもまた同学出身者が教育現場で活躍しているという実績がなせる賜物で、実績⇒ノウハウの蓄積⇒さらなる実績というプラスのスパイラルを生むのだ。
大学側が「教員免許取得」ではなく、「教員として就職」にゴールを置いたカリキュラムと教員採用試験対策が取られているか。いまや教員就職は「狭き門」。教員志望の受験生には偏差値や学校の立地、学部だけでなく、キャリアサポートまで踏まえた大学選びが必要とされているのだ。

【お問い合わせ先】

岐阜聖徳学園大学
入試部 入試課
TEL:058-278-0727