プロジェクト型学修やTAで実践的なビジネススキルとリーダーシップを磨くー昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科

プロジェクト型学修やTAで実践的なビジネススキルとリーダーシップを磨くー昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科

<PR>

昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科は、その名の通り“グローバルビジネスの最前線で活躍できる女性人材の育成”を目指している。2023年に開設10周年を迎え、2025年度は入学定員が110名から130名へと増員される伸び盛りの学科だ。その特徴的な取り組みである「プロジェクト型学修」や「TA制度」について、4名の先生に伺った。

左から、三浦紗綾子専任講師、本合暁詩学科長、飴善晶子教授、宮脇啓透准教授

英語でビジネスを学ぶ留学必須の経営系学科

―学科の概要についてお聞かせください。

本合 本学科では、グローバルなビジネスシーンでリーダーシップを発揮しながら活躍できる女性人材の育成を目指し、経営学や商学といった学問分野と、実践的な英語教育を融合させています。“英語でビジネスを学ぶこと”を重視し、1年次の英語科目は習熟度別の少人数クラスで週5コマ。2年次の前期には、本学の海外キャンパスである「昭和ボストン」での19週間の留学が必須です。現地では寮で共同生活を送り、クラス内の講義と多様なイベントへの参加を通じて協調性やリーダーシップも培われます。

―ビジネスに関する学びの内容も教えてください。

本合 1年次に経営に関する複数の入門科目を日本語で網羅的に学び、2年次の昭和ボストンで、1年次に学んだ内容をベースにした応用・発展形の科目を英語で学びます。帰国後は、日本語と英語で学んだ理論の実践を通して理解を深める「プロジェクト型学修」などに挑戦し、マーケティングやマネジメントなどの理論が、実際のビジネスでいかに活用されているのかを実体験してもらいます。

―「プロジェクト型学修」についてお聞かせください。

飴善 プロジェクト型学修は外部機関と連携し、ゼミ単位で行うことが多いです。ただし、私が担当する「撮り旅プロジェクト」は、株式会社AOI Pro.の協力のもと、所属ゼミや学年を問わず参加でき、グループワークでの地域をPRする動画コンテンツ制作を通して、マーケティングを疑似体験します。学年を越えた協働となるため、まだ目標の定まっていなかった1年生が、上級生との対話の中で「挑戦しなければもったいない」と認識し、新たな一歩を踏み出すきっかけにもなっているようです。また、動画の見せ方や伝え方について、映像ディレクターや地域の方と相談する中でコミュニケーション力が養われるほか、グループ内で適材適所の役割分担を見極める眼力も身につきます。

宮脇 私はプロジェクト型学修のほかに、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社との産学連携授業も担当しています。これは3・4年次向けの専門科目で、10チームに分かれてビジネスアイデアを競うコンテストに挑戦します。プロの経営コンサルタントから直接コメントをもらえる貴重な機会となり、ユーザー視点だけではない、企業視点でのビジネス感覚が養われます。

三浦 こうしたグループワークを振り返って、「リーダーとしてメンバーをまとめなければならなくなったときに、『組織行動論』の授業で学んだマネジメント方法を試した」と話してくれた学生がいました。まさに“理論と実践”を体現してくれた好事例です。

女子大学という安心感が自分の殻を破るきっかけに

―では「TA制度」についてお聞かせください。

三浦 TA(Teaching Assistant)は、選抜された3年生がチームを組み、1年次の必修科目である「グローバルビジネス基礎演習」で“教師役”を務める取り組みです。一般的なTAは、教員の補佐役として授業を手伝うイメージですが、本学科のTAは授業そのものを学生が行います。授業後には振り返りを行い、翌週の準備をするというサイクルを繰り返します。自分が1年次にTAに支えられ、憧れを抱いた経験からTAを目指す学生が多いですね。

本合 「女子大だからTAに挑戦した」という学生もいます。女子大は、100%女子がリーダーシップを発揮して学べる場所です。元は引っ込み思案だった学生でも、周囲が女子だけだからこそ、殻を破って可能性を切り拓けるのだと思います。

―TAを経験した学生の変化についてお聞かせください。

宮脇 授業についての基本的な内容やルールは統一していますが、クラスごとの細かな工夫はTAに一任しています。そのため学生の様子やクラスの個性に合わせて、各TAが授業運営の見直しなどを行っています。問題が起きればTA同士で解決策を話し合うこともありますね。

三浦 見直しという点では、TA経験者の4年生が「シニアTA」として授業を観察し、アドバイスする制度もあります。

宮脇 TAになった当初は緊張したり力不足に悩んだりしていた学生が、シニアTAになると俯瞰しながらTAにアドバイスができるようになっていて、成長ぶりがよくわかりますね。

飴善 TAとシニアTA両方を経験した学生が、「TAをやっていたときの自分は視野が狭かったと気づいた」と話してくれたのが印象的でした。

TAによる授業の様子

―最後に、あらためて学科の魅力をお聞かせください。

飴善 意欲に応じたチャンスが豊富なこと、気軽に教員に相談できることが魅力です。なかなか行動を起こせない学生もいますが、相談すれば背中を押してくれる安心感があると思います。

三浦 学生が「自分でやるしかない」と思えるように教員が背中を押し、学生が主体的に自らの可能性を切り拓いていく風土が根づいていますね。

宮脇 自分の強みを伸ばしつつ仲間の強みを生かすマネジメント力の向上を感じる場面も多いと思います。まずは自分の課題を認識して、解決に役立つプログラムを活用してほしいです。
本合 そのために幅広い選択肢を用意していますので、多様な経験を楽しみながら成長していってほしいですね。

総合情報学部*が2026年春に新設予定!女性デジタル人材の新境地開拓を目指す

*仮称/設置構想中 掲載の内容は変更となる可能性があります。

新学部設置準備委員会
委員長
山中健太郎教授

昭和女子大学では、2026年度の「総合情報学部」新設に向けた準備が進められている。その概要と育成する人材像について、新学部設置準備委員会で委員長を務める山中健太郎教授に伺った。

―新学部の開設意図からお聞かせください。

これまで本学は、時代に先駆けてグローバル教育を推進し、高い語学力を持つ女性人材を多く輩出してきました。そして、この先の10年、20年後を考えると、語学力と同様に必須となるのはデジタルスキルです。本学では2021年度から一般教養科目にデータサイエンス科目群を設け、2022年度には「データサイエンス副専攻プログラム」を全学で導入し、多くの学生が履修しています。これは学生がデジタルスキルの重要性を認識している証であり、より専門的に学べる環境として、「データサイエンス学科」と「デジタルイノベーション学科」からなる「総合情報学部」の設置構想を進めるに至りました。

―2学科での学修内容を教えてください。

データサイエンス学科では、数学と統計学の基礎を固めた上で、より専門的に統計学を用いるデータ分析手法「データアナリティクス」を学びます。私たちが育成したいのは、データを分析するだけでなく、分析結果から将来起こりうる事象を予測し、必要とされる対策を社会に発信できる人材です。

デジタルイノベーション学科では、モバイルやクラウド、セキュリティーといった技術やサービスの仕組みを理解した上で、アプリ開発の基本的な知識とスキルを身につけます。柔軟な発想力やコミュニケーションスキルを駆使しながら、データアナリストやエンジニア、そしてエンドユーザーの三者をつなぐ役割を果たせる人材を育成します。

また、2学科とも論理的思考力やマネジメントスキルといったソフトスキルの修得を重視するほか、「ドメイン」と呼ばれる企業の事業活動におけるデジタル活用分野についても学びます。ビジネスの分野であれば経営学や商慣習に関する知識、心のケアや健康管理などの分野であれば心理学や健康科学領域の知識を持つことで、各ドメインで求められるソリューションの提案や社会実装が実現するのです。こうした学びに関しては、本学の既存学部で蓄積してきた知見を活用できることから、女子学生の興味・関心との親和性も高いと考えています。

―学び方や想定される進路を教えてください。

講義科目のほか、学んだ知識と技術を応用する演習科目、グループワーク形式の授業も各年次に配置します。また、「プロジェクト型学修」や「昭和ボストン」でのプログラムをはじめ、学内外での多様な学びを提供したいと考えています。

卒業後は、いわゆるIT系企業に限らず、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むあらゆる分野での活躍が見込まれますので、ぜひ本学でデジタル社会を担う人材へと成長していってくれることを願っています。


ユニヴプレスMAGカテゴリの最新記事

ユニヴプレス