2026年4月、学生の可能性を開く新学部・学科を開設予定 創価大学が推進する国際教育と新たな学びのフィールド

2026年4月、学生の可能性を開く新学部・学科を開設予定 創価大学が推進する国際教育と新たな学びのフィールド

(設置構想中)

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創価大学は1971年に、「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」を建学の精神として開学した。平和に貢献する「世界市民」の育成を目指し、グローバル教育に強い大学として知られる一方、近年はグリーンやデジタルといった社会の成長分野の教育・研究の拡充にも力を入れている。

創立50周年を経て100周年へ向けた新たな一歩を踏み出した同大学の鈴木将史学長に、改めて「創価大学ならでは強みとは何か」をうかがった。また、同大学の今後の取り組みについても紹介する。

取材・文 林 郁子

―まずは、創価大学の強みはどのような点にあると思いますか?

本学の強みとは何だろうかと考えると、シンプルに「学生が本当に楽しそうに、生き生きと学んでいる大学だ」という点が私の実感です。それは、創立者・池田大作先生の掲げた「学生第一」を基本理念とし、学生と教員、職員が対等な立場で、よりよい大学づくりに取り組んできたからだと思います。

入学式や卒業式、大学祭といった学校行事や課外活動の多くは学生が中心となって運営し、学生寮の運営も学生が担っています。また、先輩から後輩へのキャリアサポートも行なっています。

学生が自分たちの可能性を探りながら、やりたいことに全力に打ち込むことで学生生活を豊かにする。そして、それによって人間性を高めていくという教育の土壌が培われ、今に至っているのではないでしょうか。

「世界市民」を育てるグローバルネットワーク

―対外的に高い評価(※1)を受けている、グローバル教育について教えてください。

※1:文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」(2014-2023年)選定、事業期間中に中間評価にて最高評価Sを2度獲得および「THE日本大学ランキング2023」(ベネッセ・コーポレーション)にて、国際性の分野で6位獲得

本学では、開学当初から教育プログラムの国際化や海外の大学との学術交流を進めてきました。現在、世界69カ国・地域の261大学と学術交流協定を締結し、交換留学生をはじめとした学生や教員の交流、研究交流などを進めています。世界中に広がるこのネットワークによって、本学の学生はアジアや欧米だけでなく、アフリカや中東といった幅広い国々にも留学するチャンスがあります。また、本学のキャンパスでも多様な国籍や人種の留学生が学んでいます。

新型コロナウイルス感染症の影響で一時中断していた国際交流も順調に再開し、現在は海外から本学への留学生は600名以上、海外への派遣日本人学生800名、外国人教員95名とほぼコロナ禍前に戻りつつあります。

―コロナ禍を経て、オンライン留学なども盛んになりました。直接留学し、現地で学ぶ意義はなんでしょうか。

私自身、学長になってから協力校のある国々を10カ国ほど訪れ、留学中の学生にも会ってきました。話を聞くと、ほとんどの学生は留学生活のスタート時には、日本に比べて「不便だ」と感じるそうです。交通や通信といったインフラのほか、日本はあらゆる生活設備が整っていますから、まずそれを実感することに大きな意味があります。

そして、しばらくすると現地での生活に馴染む。それは、環境に順応するとともに、仲間との交流で心のバリアが消えるからです。日本の学生はやや消極的な面がありますが、海外の学生の多くはオープンに接してくるので、自然と打ち解けていきます。

学生のうちにそうした経験をしておくと、世界が一気に広がります。世界のどこでも生きていけるという自信にもなります。

留学や多様な人々との交流を通して、世界各地での戦争や紛争、気候変動といった問題を解決するため、国を越えて協働できる「世界市民」になってほしいですね。

分野融合の学びで社会課題を解決する力を

―今後の取り組みとして、26年度に理工学部を改組し、新学科設置を予定されています。どのような学科が新設されるのですか?

現在の情報システム工学科と共生創造理工学科の2学科から、情報システム工学科、グリーンテクノロジー学科(※2)、生命理工学科(※2)の3学科への拡充を予定しています。

※2:仮称・設置構想中。計画は予定であり、変更になる場合があります。

グリーンテクノロジー学科では、低炭素社会の実現に向け、地球科学や地球観測技術、生物生産工学、創エネルギー・省エネルギー技術を学びます。特筆すべきは、理工学分野の学びだけでなく、そうした知識や技術を社会に還元するために必要となる、環境経営学や国際技術協力といった文系の科目も併せて学べる学科であるということです。

生命理工学科では、人々が健康で豊かに生きていける社会を実現するため、生命科学とテクノロジーを応用した医理工連携に通じる糖鎖科学・電子工学・応用物理学・化学に関する最先端の研究に取り組みます。

どちらも、実社会で必要とされる知識と実践力を身につけることができるカリキュラムを目指しています。

―26年度は経済学部と経営学部の統合も予定されていますね。

新たに経済経営学部ビジネス学科(※2)を新設予定です。経済学の学術的な面と経営学の実践的な部分を兼ね備え、さらにはデータサイエンスやDX、SDGsといったこれからの時代に必須の知識とスキルを学べる学部にしたいと思っています。さらに、同年には教育学部教育学科を「心理・教育学科」、法学部法律学科を「法律政治学科」へ名称変更を予定しており、学びの特色をわかりやすく伝えてまいります。

―最後に高校生に向けてのメッセージをお願いします。

本学は人文・社会・自然科学のさまざまな分野で、国内外の大学や施設、企業等と共同で最先端の研究にも取り組んでいます。また、世界中のいろいろな大学にネットワークがあり、交流も盛んです。学生が主役のキャンパスにはストリートピアノも設置されるなど、学生のアイデアがあちこちに反映されています。大学でどんなことが学べるのか、どんな大学生活が送れるのか。偏差値やランキング一覧だけでは見えてこない魅力が、本学には非常に多くあると自負しています。少しでも気になることや興味を持ったことがあれば、ぜひオープンキャンパスに来て、体験してみてください。

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