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1974年に開学し、2024年に創立50周年を迎える北海道医療大学は、道内で最大級の規模を誇る医療系総合大学です。6学部9学科および学部を基盤とする大学院研究科、歯学部附属歯科衛生士専門学校から構成され、3500人を超える学生が3つのキャンパスで学んでいます。今年、大学初の女性学長が誕生しました。学生中心の教育が行われていることで知られ、学生一人あたりの教員数は私立大学の中でもトップクラス。充実した専門教育が行われており、資格試験対策もきめ細やかです。これからの医療には欠かせないデータサイエンス教育にもいち早く着手し、評価されています。2028年4月には、北海道ボールパークFビレッジ内に新キャンパスを設置予定です。
三国久美学長
千葉大学看護学部看護学科卒業。北海道医療大学大学院看護福祉学研究科看護学専攻博士課程修了。看護学博士。1993年本学に就任、看護福祉学部教授、看護福祉学部長・大学院看護福祉学研究科長などを経て2024年より現職。
創立50周年を迎える道内随一の医療系総合大学
今年、創立50周年を迎える北海道医療大学は「保健と医療と福祉の連携・統合」を教育理念とする、北海道最大の医療系総合大学です。
創立当時、北海道には多くの無医村地区が存在し、医科系の総合大学は国立以外ありませんでした。この医療過疎を解消するために、1974年、東日本学園大学を設立。薬学部第1期生を迎え入れました。その後、歯学部、看護と福祉を融合した全国初の学部「看護福祉学部」を設置し、創立20周年の節目である1994年に現在の大学名「北海道医療大学」に変更。これまでに2万4000人以上の卒業生を輩出し、国内外でのさまざまな分野における卒業生の活躍は、高く評価されています。
近年は少子高齢化による人口減少が進み、社会構造が変化して、将来の予測が難しい時代になっています。そのような社会では今、人々の多様な価値観を踏まえ、主体的に考え、チームメンバーと協力し合い、対象者一人ひとりに合ったWell-beingの実現のために柔軟に対応できる人材が求められています。
同大では、そのために「大学にはどのような役割が求められているのか」を考え、これからの50年を見据えた教育を推進していきます。
初年次からのグループワークでチーム医療を実践的に理解
高齢化が進み、健康寿命を伸ばすことの重要性が増している中、医療人は病気を治すだけではなく、早期発見や予防に貢献したり、地域社会で協働したりするなど、より多くの役割を担うことが期待されています。そこで重要なキーワードとなるのが「チーム医療(❶)」です。保健・医療・福祉の専門職が連携し、人々の健康な暮らしと安心できる社会を全面的に支えていくのです。
創立50周年を迎える北海道医療大学は学部・学科の枠を越えてチーム医療を学べる環境を誇り、全学部・全学科が合同でグループワークに取り組む「多職種連携入門」を1年次から開講しています。医療系総合大学の強みを生かし、学部・学科を超えた独自の学習プログラムの充実に力を注いでいるのです。
ここ数年は老衰で亡くなる方が増えており、慢性期病院やクリニック、在宅、介護などあらゆる施設が連携していくことが重要となっています。同大のように多職種の医療系人材を輩出する大学の存在感はますます強くなっています。
学生全体の就職率は高水準にあり、国家試験も安定した高水準の合格率を維持しています。中でも、介護福祉士、公認心理師、歯科衛生士は合格率100%でした。設置間もない臨床検査学科の学生たちも臨床検査技師国家試験において98.4%と高い合格率を達成。多くの学科で全国平均を上回る結果を残しています。
学生たちは初めから国家資格の合格を視野に入れ、同大のような教学環境の優れた専門性の高い大学を目指してきます。確固とした意志を持ち、目標に向けた努力を惜しみません。その姿勢が高い合格率と就職率につながっているといえます。
❶チーム医療
医療の現場において、患者だけでなく家族も含めた生活の質向上を目指すとき、複数の専門職による協働は欠かせない。北海道医療大学では1年次に、多職種連携を疑似体験する全学合同のグループワークを中心とした講義を必修としている。異なる視点を持つ学生が集まった6学部9学科の医療系総合大学は、チーム医療を学ぶには最適な環境となっている。
多様性を認め合うキャンパスで協働する力を養う
歯科医師、薬剤師などを目指す学生たちの中には留学生も多く、自ずと多様性を認め合うキャンパスは、チーム医療に必要な「協働する力」を養うことができます。グローバル化が進む医療領域において、多様な人材と協力して困難に立ち向かうための基礎も学ぶことができます。
1年次で開講している「多職種連携入門」をはじめとした多職種連携教育をさらに体系化し、臨床現場で必要な能力を強く実感してもらうために、高学年次では「全学連携地域包括ケア実践演習」を2022年から開講。本学附属施設である地域包括ケアセンターの訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所・在宅歯科診療所のサービスを実際に受けている方々にご協力いただき、利用者さんご本人の言葉を聞きながら、自分たちのできる支援を考える実践的な授業を展開しています。
AIがチーム医療に参加する時代 デジタルリテラシーを身につける
VR(仮想現実)やAIなど、医学にまつわる技術の進化のスピードは早くなっています。AIが発達しさまざまな業界でDX化が進む中、同大では2021年からDX推進計画(❷)がスタート。先進的な取り組みとして、データサイエンス教育を通じAIと協働し、チーム医療の実践を目指す「プロジェクトAI」を導入。全学でプログラムの構成科目を必修化し、基礎からの多様な学びを実践しています。
AIはチーム医療に欠かせない大きな要素です。膨大なデータをAIに解析させることで新たな価値を生むデータサイエンスの活用は、医療・福祉分野でも既に始まっています。例えば病気の早期発見や治療の最適化、新薬の開発、画像診断のサポートなどのほか、遠隔医療の可能性も広がっていくことでしょう。同大では新世代の医療人を育てるため、先進的な学びをいち早く展開しています。
データには調査データや実験データ、人の行動ログデータなど多様な種類・形態があることを学び、課題解決の基本的手順をグループワークで実践。同時に、ヘルスケアの現場で活用されているAIの事例から、倫理的な問題、セキュリティ事故など現状の課題を知り、医療人としてのデータリテラシーについて考察します。
こうした取り組みは高く評価され、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」において、リテラシーレベルプラスに選定されました。
チーム医療は人と向き合うことが大前提。同大ではデータサイエンスを駆使するにあたり、AIの知識だけでなく仲間との学び合いも重視しています。学生一人ひとりの習熟度や目標に合わせて最適な学びを提供するために、学修支援に特化したAIの開発を進めています。新しいチーム医療を実践できる人材の育成に注力しています。
これからの医療を担う人材に、デジタル化とAIは欠かせません。同大は北海道内の私立大学で唯一、文科省の「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」にも採択されています。誰もがいつでもどこでもAIを利用できるよう、情報ネットワーク基盤と講義室メディア機器の拡充などに取り組んでいます。
❷DX推進計画
北海道医療大学DX推進計画の特徴は、AIを学生参加型で内製し、医療人を目指す学生の視点に立った学修者本位の学修支援を図る点にある。学生が参加することで持続可能なAI開発体制を作り、ポストコロナを見据えた継続的な大学全体の教育の高度化、ひいては、医療のDX推進を目指す。将来的には、小・中規模のAIを有機的に結び付けて大規模AIへと発展させることが目標。
28年4月、北海道ボールパーク内に新キャンパス誕生
創立50年を迎える中、北海道医療大学は私学を取り巻く環境並びに大学の将来像を見据えながら、いくつかの将来計画を検討・模索しました。
その一環として2023年、北広島市と株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントとともに、北海道ボールパークFビレッジ(❸)内を予定地とする大学キャンパス・病院新設の計画について、三者基本合意を締結。新キャンパスは2028年4月の開設を目指しています。
大学の将来像を考えるにあたり最も注力していかなければならないのは、学生への修学支援、生活支援などの強化・充実です。多職種連携教育のさらなる強化・拡充に向けて教学、施設設備、地域連携、女性活躍、医療機関など、さまざまなプロジェクトチームが立ち上がっています。
教育理念「保健と医療と福祉の連携・統合」に基づき、医療系総合大学としてこれからも進化し続けます。
❸北海道ボールパークFビレッジ
北海道日本ハムファイターズの本拠地球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」やアトラクションが楽しめるエリア、こども園、レストランなどを擁し、産官学さまざまなパートナーシップによる持続可能な街づくりを目指す場。特に、地域社会の将来を担う子供の多様な選択肢と成長に寄与する活動に注力している。「共同創造空間」の実現を目指しており、大学が設置されることは、その実現に近づく大きな一歩と期待されている。