多角的で多面的な視点を持つ人材を育成学びと学び、人と人とがつながって新たな価値観を創造する聖徳大学のField Linkage

多角的で多面的な視点を持つ人材を育成学びと学び、人と人とがつながって新たな価値観を創造する聖徳大学のField Linkage

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あらゆる分野で専門化・細分化が進む今の世の中では、異なる専門性を持つ人と協働して課題解決に取り組む必要性が高まっている。聖徳大学の新たな教育をレポートするシリーズ「未来に向けて挑戦する聖徳の教育」。第4回は、学部・学科を超えた学際的なプログラム「Field Linkage」(※)に注目。看護学部でのField Linkageに取り組む同学部教授髙木初子先生に、具体的なプログラム内容や他学部との協働を通しての学生の成長などについてうかがった。

※聖徳大学の独自プログラム Field LinkageとBusiness Field Linkageは、2023年8月に商標登録認定

取材・文 林 郁子

「ちがいを知る」ことがField Linkageの第一歩

―今年度、看護学部看護学科と心理・福祉学部社会福祉学科とのField Linkageとして実施されたプログラムについて教えてください。

プログラム名は「退院前合同カンファレンスを通し、退院(地域連携)に向けた看護師と医療ソーシャルワーカー(MSW)の連携について考える」で、看護学科の3年生62名と、社会福祉学科の3年生23名が受講しました。退院前合同カンファレンスとは、病院を退院後に在宅での医療や介護といった支援が必要な患者さんに対して医療機関と地域医療や介護機関とで行う、情報共有やディスカッションのことです。今回のプログラムでは模擬事例をもとに、看護学科と社会福祉学科の学生が混合で8名のグループを組み、2回の授業で、退院後に必要な支援を想定したサービス計画書の作成と発表を行いました。

―今回のプログラムで、学生のみなさんはどのようなことを学ぶことができましたか。

グループ内では、看護学科の学生は看護師の立場として、社会福祉学科の学生は医療ソーシャルワーカーの立場として、ディスカッションしながら、サマリーという患者さんやご家族の情報を収集したシートやサービス計画書の作成にあたってもらいました。専門領域の異なる職種の意見や考え方を知ることで、多角的な視点を得ると共に多職種連携の重要性を実感することができたと思います。例えば、看護学科の学生は病気そのものや院内での看護だけに目を向けがちですが、社会福祉学科の学生の意見を受けて、退院後の患者さんが自宅で必要とするケアや、そのための社会的資源を理解することができました。

多職種連携が進む社会で協働する力のニーズが高まる

―社会福祉学科とのField Linkageプログラムを設置した理由を教えてください。

現在、国の政策として、医療は病院から地域へシフトしています。病院での入院期間は短縮され、在宅での医療や看護が中心になっているのです。私が専門とする老年看護の分野では、介護も関わります。もともと病院ではチーム医療といって、医師や看護師、検査技師、薬剤師、栄養士、理学療法士など、複数の職種が連携して患者さんの治療にあたってきました。今後は、医療ソーシャルワーカーとともに、かかりつけ医、訪問看護師、ケアマネージャーなど、地域との連携がより重要になってきます。そうした社会のニーズも考慮して、社会福祉学科の先生と共に、今回のプログラムを考案しました。

―看護学科では、人間栄養学科ともField Linkageのプログラムを実施されていますね。

人間栄養学科との連携プログラムは、これまでも何度か実施していて、今年は入院中の糖尿病患者の退院に向けた栄養指導計画と看護計画を立案しました。

Field Linkageは他にも、児童学科と社会福祉学科が連携して社会的な支援が必要な児童の模擬事例を検討したり文学科と音楽学科とがつながって舞台芸術を文化的背景を踏まえて深く鑑賞できる力を身につけたりと、多様かつ実践的な連携プログラムが次々と開発されています。

多彩な学びのつながりで新たな領域の学びも期待

―来年度以降、看護学科のField Linkageはどのように展開していく予定ですか?

学生が意欲的に取り組んでくれたこともあり、社会福祉学科とのプログラムに関しては、来年度も継続していくことが決まっています。より実践的にするために、できればサマリーやサービス計画書の作成に、電子カルテを取り入れていきたいと思っています。また、プログラム実施の時期を病院実習後にすれば、病院で実際に退院前のカンファレンスに参加した学生からの知見を、全員で共有できるため学習効果が高まるのではないかと考えています。

今後の展望としては、現在の人間栄養学科と社会福祉学科との連携に加えて、さらに3学科を合わせた連携などができればと考えています。意外な専門分野とのつながりで、新たな社会ニーズに対応する教育プログラムが誕生するかもしれません。幅広い専門領域の学部が一つのキャンパスに集まっている総合大学としての強みを活かして、Field Linkageの可能性をもっと広げていきたいですね。

―最後に、聖徳大学看護学部の受験を考えている高校生へのメッセージをお願いします。

看護学部は本学で最も新しい学部です。高機能のシミュレーション機器など最新の設備が整っているとともに、それらの機器を活用した実習プログラムも高い評価を得ています。独自のカリキュラムで、学生が協働しながら課題を見つけ、解決に取り組む力を伸ばしています。そうした実践的な知識やスキルの基盤となるのが、大学の理念である「和」の精神です。看護に関わる専門職として必須である人間性の教育にも力を入れていて、他者理解や相手を思いやる心を育てています。看護に興味のある方は、ぜひ一度、本学を訪れてみてください。

看護学科╳社会福祉学科のField Linkage

看護学科では、社会福祉学科との初のField Linkage授業を、2023年6月14、23日の2回にわたり実施した。プログラム内容は「退院前合同カンファレンスを通し、退院(地域連携)に向けた看護師と医療ソーシャルワーカー(MSW)の連携について考える」。

1回目の授業では、「脳梗塞で入院中の患者」の模擬事例を使い、患者の在宅復帰を目指し、退院後の生活をイメージしながら必要なサービスを検討、調整。脳梗塞による麻痺などの症状やその回復の程度、手すりの取り付けや近くに住む家族との連携といった退院後の自宅生活についてなど、さまざまな項目について、看護学科の学生と社会福祉学科の学生が、自身の専門分野をもとに意見を述べ、サービス計画書を作成した。

2回目の授業では、グループごとにサービス計画書を発表。看護学部長や社会福祉学科長からは、学生に向けて講評が行われた。

プログラムを終えた看護学科の学生からは「退院後についても考えることができてよかった」、「医療分野には専門用語が多いので、他学科の学生と話し合うためには、難しい用語を使わずわかりやすく説明する必要性を知った。患者さんや家族の方への説明にも必要だと思った」などのコメントが寄せられた。

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