“命と食が輝くスマートキャンパス”で未来へ向けた社会課題の解決に挑む―東洋大学

“命と食が輝くスマートキャンパス”で未来へ向けた社会課題の解決に挑む―東洋大学

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2024年、新生朝霞キャンパス誕生

東洋大学は進化を続ける大学だ。1887年の創設以来、時代の変化に合わせて学部学科やキャンパスを順次拡充・整備し、社会が求める人材の育成や社会課題の解決に向けた教育を展開してきた。近年は、加速する技術革新やグローバル化、環境問題に対応するため、改組・新設を含む学部改革や、施設の新設・整備も絶え間なく進んでいる。

そうしたなか、2024年度には、朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に新たな学科を加えた生命科学部と食環境科学部が設置される。新しい生活様式をふまえた教育研究に関する施設設備を充実させ、生命と食に関する総合的な拠点として稼働していく予定だ。

新生朝霞キャンパス誕生の背景を読み解くとともに、新キャンパスへの期待を、生命科学部の鳴海一成学部長と食環境科学部の福森文康学部長にうかがった。

今回の朝霞キャンパスのリニューアルは、東洋大学が20年に策定した中期計画「TOYO GRAND DESIGN 2020-2024」に基づく。同計画は、「地域社会の明るい未来を拓く」をキーコンセプトに、新しい価値を創造する「研究」、未来を担う人材を育成する「教育」、より多くの人が明るい未来をむかえるための「社会貢献・社会連携」、そして、それらを実現するための「新規事業」と「ガバナンス・マネジメント」という5つの領域で構成される。

まず、23年度に、赤羽台キャンパス(東京都北区)を拡充・整備し、福祉社会デザイン学部と健康スポーツ科学部を新設。「ユニバーサル社会をデザインするキャンパス」と位置付けた。

そして、24年度に、板倉キャンパス(群馬県板倉町)から生命科学部生命科学科・応用生物科学科、食環境科学部食環境科学科・健康栄養学科を、川越キャンパス(埼玉県川越市)から理工学部生体医工学科を、それぞれ朝霞キャンパスへと移転・改組。朝霞キャンパスを、「命と食が輝くスマートキャンパス」と位置付け、生命科学科・生体医工学科(新設)・生物資源学科(新設)の3学科を擁する生命科学部と、食環境科学科・フードデータサイエンス学科(新設)、健康栄養学科を擁する食環境科学部による、生命と食に関する総合的な教育拠点を形成することを目指す。

学部学科の改組と新キャンパスへの期待

生命科学部の鳴海学部長は、改組の大きなポイントとして、生命科学科と応用生物科学科という枠組みの2学科から、生命科学科、生体医工学科、生物資源学科という新たな枠組みでの3学科へと変わる点を挙げる。「各学科を構成する教員も大きく変わり、学べる内容も一新されるでしょう。またカリキュラムも新しくなります。学生が卒業後のキャリアパスを思い描きながら学びを重ねていけるような教育を展開していきます」(鳴海学部長)

食環境科学部の福森学部長は、新たに加わるフードデータサイエンス学科を「データの力で食の生産・流通・付加価値の創出と安定供給を支え、食の未来を創造する学科」として期待する。また、朝霞キャンパスを拠点とすることで「白山キャンパスなど他のキャンパスとの往来がしやすくなるので、東洋大学の全学的な取り組みを活発にしていきたい」と抱負を語る。

両学部長がともに期待を寄せるのが、最新の研究設備だ。

生命科学部の研究棟では、各学科の学生と教員の実験室が高層階に集約され、オープン方式の実験室が取り入れられるため、学生や教員の行き来がスムーズになり、分野の垣根を越えた共同研究にも適している。

食環境科学部では、次世代の食糧生産と食料品の生産のための研究・実験施設や、管理栄養士養成のための実習・調理施設などが設置される。また、朝霞キャンパスはDX化が進められるため、高度な情報教育の実践も可能だ。

「新しい教育・研究設備を使った、教育効果の高い指導を進めていきます」(福森学部長)

2つの学部の共創で命と食が輝くキャンパスへ

東洋大学が進めているキャンパス再編は、それぞれのキャンパスに親和性の高い学部を集約し、共創に適した環境をつくりだしている点が大きな特徴だ。

「これまでも板倉キャンパスにおいて、生命科学部と食環境科学部は研究プログラム、基盤教育、正課内外のプログラムや活動において協働をしてきました。朝霞キャンパスでは、その連携がより深まるのではないでしょうか」と福森学部長は話す。

例えば、新設の研究棟の7階と8階には、両学部が共通して使用する研究設備・機器が設置されるなど、学部間での共同研究が進めやすい環境が整っている。

「学内だけではなく、近郊の企業、研究機関、行政との産学官連携の取り組みなどもまじえた、総合的な教育研究拠点を形成します。どうか新生朝霞キャンパスに期待してください」(鳴海学部長)

高校生へのメッセージ

学部長 鳴海一成 教授

生命科学部
生命科学科/生体医工学科【新設】/生物資源学科【新設】
「いのち」のあり方を考える哲学と倫理を基盤に、俯瞰的な視野を養い、生命科学の各領域について深い専門知識を学ぶ。医療や食糧、環境問題といった社会・地球規模の課題の解決に貢献できる人を育てる。

高校時代に多様な経験を積み、自分の興味を追究してほしいです。大学ではさまざまな分野の学問に触れ、世界中の人々と交流し、将来の夢を実現するためのスキルを身につけることができます。生命科学部の卒業生は、研究の道に進む人や中高の理科教員になる人、製薬会社や食品関連企業の技術職に就職する人もいます。また、胚培養士という受精卵の専門職や臨床工学技士の資格取得を目指す人の支援体制も整えています。生き物が好きでバイオテクノロジー分野に興味のある人や生命の不思議を探究したい人、生命科学を通じてSDGsの達成に貢献したい人を待っています。
 
 

学部長 福森文康 教授

食環境科学部
食環境科学科/フードデータサイエンス学科【新設】/健康栄養学科
「食環境科学」とは食に関わるあらゆる分野をカバーする研究分野。食品の安全性の確保、生産・流通・消費、食品成分の機能や栄養管理などについて学ぶ。食の多様な問題解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献できる人を育成。

食環境科学部は、豊かな食生活と人々の健康を維持・増進し、未来を創造したい人を求めています。文理融合型のカリキュラムなので、生物や化学が得意でなくても、食の専門分野で必要な知識や手技が学べます。今は将来のビジョンが漠然としていても、この学部で学ぶうちに興味のある仕事が見つかるでしょう。食に関わる企業は幅広く、卒業生の多くはそうした企業に就職しますが、公務員や教員、情報系の企業に就職する人やスポーツ選手を食の面で支える仕事に就く人もいます。食と健康で社会に貢献したいと願っている高校生の皆さん、ぜひ食環境科学部で夢をかなえてください。

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