<PR>
さまざまな大学が公務員志望の学生をサポートする仕組みを導入するなか、「実業界がつくった大学」として知られる流通科学大学は、企業や自治体とのつながりを活かした独自の「公務員試験対策プログラム」で学生の夢の実現を後押ししている。同プログラムについて、経済学部の村上友章准教授に話を聞いた。
―流通科学大学の「公務員試験対策プログラム」について、まずは概要を教えてください。
プログラムは2つのコースからなります。1つは「市役所(教養型)・警察・消防コース」です。このコースは全学部生を対象としています。2つ目は「国家公務員・地方上級コース」で、こちらは経済学部の学生を対象としています。
両コースとも、公務員試験に出題される「教養科目」の対策となる授業を、1・2年次に正課カリキュラムとして受講できることが大きな特徴です。ここでは、数的処理や文章理解、自然・人文科学、社会科学などの試験に向けた対策授業を行います。正課カリキュラムですから、卒業に向けた単位として認定されますし、追加の授業料も必要ありません。授業時間内で、そして当然のことながら学内で試験対策が行えるため、時間や交通費のロスがありません。
さらに国家公務員・地方上級コースでは、「公務員特別演習」という科目が1年後期から4年前期まで開講されています。この科目も正課カリキュラムです。また、正課外カリキュラムとして、提携スクールによる試験対策指導も行っています。この指導は学内で行われているため時間的な負担が軽減されますし、費用も一般的な水準よりも割安になっています。加えて、入試で所定の条件を満たした学生が本コースを受講する際は、正課外カリキュラムの受講料を無料にする制度も設けています。
―国家公務員・地方上級コースの対象を経済学部に絞っている狙いは何でしょうか?
本学の経済学部経済学科には、「地域まちづくりコース」というコースが設けられています。このコースでは、地域社会の問題を理解し、解決策を提案する学びを行っています。これは、国や地方自治体の職員が取り組んでいる仕事と非常に親和性の高い学びです。本コースに所属する学生が卒業後の進路として公務員を志望することが多いという背景が、経済学部生を対象とした理由の1つです。また、経済学部では日頃の学びのなかで数学を活用する場面が多いです。公務員試験対策プログラムに設けられたカリキュラムは、数学の指導も充実しています。公務員対策として学んだ数学が学部での学びに役立つことも想定し、経済学部生を対象としました。
―「公務員特別演習」の授業では、どのようなことを行っているのでしょうか。
社会課題や公務員の仕事について理解を深め、その結果として公務員試験の突破に向けたモチベーションの維持・向上に主眼を置いた学びを展開しています。例えば、授業に自治体職員を招き、地域の実情や注力している施策、実際に担当している仕事などについて話してもらっています。そのうえで学生はディスカッションをしたり、自治体職員が提示してくれた課題に対する解決策を発表したりしています。公務員試験は、1年次から段階的に取り組んでいく長丁場の試験です。モチベーションの維持は重要な課題です。現職の公務員と直接話し、地域の課題を知ることは、長丁場を乗り切るために大きな力を発揮してくれています。また、それらの機会を通して「地域について自分なりに考える」という経験そのものが、面接対策としても役立っています。
―流通科学大学は地域や企業、自治体と連携して課題解決に取り組む「社会共創プログラム」を展開しています。このプログラムは、公務員試験対策にあたってどのような存在になっているでしょうか。
社会共創プログラムは、まさに本学ならではの公務員試験対策だと言えます。観光による地域や地元の産品を活かした商品開発など、同プログラムではバラエティ豊かなプロジェクトが進められています。学生はそのなかで、地域の課題と魅力への理解を深めていきます。また、経験や立場の違う人と意見を調整したりチームで協業したりという、社会人に求められる力を養っていきます。ここで得た知識、経験、スキルなどすべてが、公務員試験に向けた対策になるのです。このようなプロジェクトが豊富に実施できるのは、本学が長年にわたって企業や自治体と信頼関係を構築し、「社会に開かれた大学」としての活動を評価してもらえているからこそだと言えます。
同プログラムで地域や社会課題に対する思いを強めることは、公務員試験突破へさらなる動機づけにもなります。社会共創プログラムで学びながら公務員試験対策プロブラムに参加すると、試験勉強にいっそう熱がこもることでしょう。2つのプログラムが相乗効果を生み出していると言えます。
―プログラムを通して、学生にはどのような変化があるでしょうか。
「地域にはさまざまな問題がある」ということを理解し、その解決のために働きたいという熱い思いを養ってくれています。また、数学や文章力などの基礎学力も高まっています。これらは公務員だけでなく、民間企業で働く際にも大切な素養です。実際、プログラム受講生には、民間企業で採用の内定を得る学生もいます。公務員を目指して学ぶ学生生活が、卒業後の可能性をより大きくしてくれていると言えるでしょう。
―公務員を目指すうえで、高校時代から取り組んでおくといいことはあるでしょうか。
社会の問題に目を向けてみてください。公務員試験は、大学時代の大半をかけて取り組む長期戦でもあります。「安定した職業だから」という動機だけでは息切れしてしまうことがあるのです。それに対して、「課題を解決したい」「地域に貢献したい」という思いがあれば、モチベーションを維持しやすいです。そのための第一歩が、社会に目を向けることなのです。
長期戦の公務員試験では、段取りを考える力も重要になります。試験の傾向や自分の得意・不得意を把握し、「何から手をつけるべきか」「何に重点を置くべきか」などを考えるのです。これは、社会人として仕事をスムーズに進めるために必要な力に通じています。そこで高校生のみなさんにも、段取りを自分で考える訓練をお勧めします。身近なことで言えば、勉強の仕方、受験勉強の方法やスケジュールを考えてみてください。その積み重ねが、公務員試験へと活きてくるはずです。
―最後に、高校の先生と高校生へメッセージをお願いします。
学校の個性が現れる取り組みのひとつに、オープンキャンパスがあります。本学は、オープンキャンパスへの参加がきっかけで入学を決めた学生がたくさんいます。それぐらい、本学のオープンキャンパスは学びや学生生活の充実ぶりを感じ取ってもらえる場となっています。ぜひ、本学のオープンキャンパスに足を運んでいただき、社会に開かれている姿、社会を舞台にして学んでいる姿に触れてもらえればと思います。
公務員試験対策プログラムを受講
対策授業も日頃の学びや学生生活も、すべてが公務員への道につながっていた
高校時代から、地元で働いて地域に貢献したいという思いがありました。進学にあたっては地元を離れて一人暮らしをするため、特待生制度など、経済的支援を大学選びの軸の1つにしました。そこで出合ったのが流通科学大学です。入試で条件をクリアすれば公務員試験対策プログラムを無料で受講できることが決め手となり進学しました。
プログラムのなかで特に役立ったのは、「公務員特別演習」の授業です。自治体職員の話を直接聞くことで仕事のやりがいや面白さを再確認でき、試験へのモチベーションを高めることができました。公務員試験に合格した先輩の話を聞く時間も設けられており、試験に向けた対策や勉強方法など、役立つノウハウを得られたことも大きかったです。とはいえ、試験勉強は長期戦なので、やはり思い通りにいかないときもあります。そういったとき、1年の後期からずっと一緒に勉強してきた仲間や、応援してきてくれた先生や職員の方の存在が支えになりました。少人数制で、何でも相談しながら目標へ向かっていけるところが、このプログラムのいいところだと思います。
流通科学大学は、企業や自治体と連携して現場で学ぶことができる機会が豊富です。それらの学びを通して社会の課題を理解し、解決策を考えることができます。就職活動にあたっては、そういった経験を小論文にまとめたり、面接でのPR材料にしました。その際、就職部の職員の方が何度も添削などの指導をしてくれました。おかげで、民間企業からも地方自治体からも内定を得ることができました。
公務員試験は、試験勉強をするだけでは突破できません。教室の外での学びや、アルバイト、趣味など、さまざまな経験が試験対策につながっていきます。それができるのが、流通科学大学です。公務員に興味がある人は、ぜひ流通科学大学を検討してみてください。