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「面倒見の良い大学」北海道・東北でトップ10位にランクイン
北海道初の文系高等教育機関として、地元の高校や企業から厚い信頼を寄せられているのが札幌学院大学だ。戦後間もない1946年に札幌文科専門学院として開校、のちに札幌短期大学、札幌商科大学の開設・統合を経て、75年をかけて現在の形である4学部7学科を擁する文系総合大学へと発展してきた。スポーツも非常に盛んで、陸上競技部は全日本大学駅伝の常連出場校であるほか、カーリングも全国大学カーリング選手権で男女ともに優勝歴のある強豪校として高い知名度を誇っている。北海道内では「サツガク」の愛称で親しまれている同大学だが、それは前述のような華々しい実績だけが理由ではない。むしろ地元では学生に対する手厚いサポートで知られ、頼もしい人材を育成してくれる大学として期待されているからだ。この信頼感はデータにもあらわれており、全国の進学校における進路指導教諭がおすすめする「面倒見が良い大学ランキング(北海道・東北編)2019大学通信調べ」で、札幌学院大学は私立大学で唯一トップ10内にランキングされている。(私立大学で1位、国公立大学も含めた総合ランキングで9位にランクイン)その“面倒見の良さ”とは果たしてどのようなものなのか。本記事では、同大学が特に注力している3つの学生支援について紹介しよう。
表の見方
全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。
手厚い学生支援が地域の信頼につながる
まず1つめに注目したいのは、充実した奨学金・奨励金制度だ。成績優秀者や公認クラブでのスポーツ・文化活動の奨励者を対象に授業料を半額〜全額を免除するほか、資格取得や海外留学の費用、道外企業の採用試験のための旅費など、学生向けの非常に幅広い経済支援制度が存在している。そしていずれも返還不要の給付型・免除型の制度であるため、学生は返済を心配したりアルバイトに明け暮れることなく学業に専念できるのだ。
2つめは学生の学びをより充実させるためにハード面とソフト面をサポートする修学支援だ。学内では学び方を先輩から個別指導してもらえる「サポートセンター」のほか、誰もが利用できるスタディスペース「コラボレーションセンター」、図書館をアクティブラーニングの場に発展させたラーニングコモンズ「リーフシー」など、さまざまな制度や学習設備が利用可能。すべての学生が主体的に学べる環境がきめ細かく整っているのだ。またどの学部・学科においても、資格取得がしやすいカリキュラムが構成されている点も特徴だ。
そして3つめが就職支援だ。札幌学院大学では早くから就職への意識付けができるよう1年次からキャリア教育科目を設定しているほか、個人の適性に合った進路指導を行えるよう、さまざまな就職支援プログラムを用意している。なかでも協力企業へのインターンシップの実習やそれに付随するガイダンス、マナー講座、振り返り報告会にはキャリア支援課が毎年力を入れており、多くの学生が参加している。こうした支援の後押しもあり同大学では学科によって90〜100%の高い就職率を達成しており、学内で開催する企業説明会には約300社もの企業が参加している。いかに「サツガク」の人材が北海道内で信頼され、高いブランド力を築いているかが垣間見えるだろう。
アクセス良好な副都心に新キャンパスをオープン
そんな札幌学院大学では、2021年に新キャンパスが始動した。場所は北海道の副都心として注目を集めている新札幌。道内鉄道網の拠点となる札幌駅からJR快速線でわずか8分、地下鉄東西線のターミナル駅や札幌周辺地域とを結ぶバスターミナルとも隣接していることから、都心・札幌と新千歳空港の重要な中継地点として近年存在感が高まっているエリアだ。駅周辺では開発総面積49000㎡におよぶ大規模再開発が進行しており、教育と医療ツーリズムの拠点となる。札幌学院大学の「新札幌キャンパス」には2021年4月に既存の経営学部・経済学部を再編した経済経営学部と大学院地域社会マネジメント研究科が移転した。2022年4月には心理学部と大学院臨床心理学研究科、および心理臨床センターも移転する。新札幌キャンパスでは合計1600人の学生が学ぶことが見込まれており、現在の江別キャンパス(江別市)と共に今後は同大学の戦略的拠点として機能していくことになりそうだ。
学生と市民が交差する、地域の知の拠点へ
延べ床面積約1万2600㎡におよぶ新キャンパスは鉄筋コンクリート造6階建で、3〜6階が教室や研究室となる。1階にはカフェやレストラン、社会連携センターやコミュニティカレッジが入り、2階には図書館と多目的ホールを配置し、1階・2階の施設は一般市民も広く利用できるよう開放されている。キャンパス内に「オープンエデュケーション(=開かれた教育)」の場を設けることで、札幌学院大学が副都心エリアにおける“地域の知の拠点”としての役割を担っていく。
また、隣接するエリアには札幌看護医療専門学校(学校法人滋慶学園)が開校し、同大学との間に学術交流に関する連携協定が結ばれた。これによって互いの学校で、研究会などを通じた交流が活発化することが見込まれている。「多様なこと・ひと・もの(diversity)」による「協働(collaboration)」をコンセプトにした新キャンパスを拠点に、大学や自治体といった組織の枠を超えて新しいまちづくりに取り組む札幌学院大学。道内一の改革派サツガクはさらに注目を集めていきそうだ。