総合大学のスケールメリットを生かし優秀な臨床検査技師を養成

総合大学のスケールメリットを生かし優秀な臨床検査技師を養成

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京都府内の私立大で唯一、臨床検査技師養成の指定校となっている京都橘大学健康科学部臨床検査学科。学科主任を務める米田孝司教授に、臨床検査技師の仕事内容や将来の可能性およびカリキュラムの特徴について聞いた。

臨床検査技師の仕事とは

―臨床検査技師は、医療現場でどのような役割を担っているのでしょうか。

臨床検査技師の仕事には、血液などの検査を通して病気を発見する検体検査と、超音波や心電図などで生体そのものを測る生理学的検査の2種類があり、医師や看護師、救急救命士たちと共に、チームを組んで仕事をします。

―臨床検査技師の活躍の場は、医療現場以外にもあり、給与面も恵まれていると聞きます。

私の場合は、国立循環器センター、日清製粉グループ研究所、そして現在の教育現場と、臨床検査技師の資格を生かして3つの職種を経験してきました。病院はもちろん企業でも、資格を持っていれば優遇されます。教育面では、栄養学部や薬学部、看護学部でも教えてきました。臨床検査の技術はどの医療分野でも必須なのです。

臨床検査技師の給与は、医師、薬剤師、看護師に次ぐ水準。一般的な企業の給与のピークが40〜50歳なのに対し、50〜60歳と高齢近くまで働けます。女性についても子育てなどを経ても働きやすい環境です。

―将来的に臨床検査技師の仕事は、どのように広がりますか。

医療機関における臨床検査技師の役割は増える一方です。これまでインフルエンザ検査などで鼻や喉などに直接触れるのは医師でしたが、今は臨床検査技師も担当します。味覚や臭覚検査もできるようになりました。将来的にはiPS細胞を用いた再生医療や生殖医療に関する検査などの拡大により、さらに役割が増えるでしょう。

指定校だからできる本格的な臨床検査技師養成

―なぜ、京都橘大学は臨床検査学科を設置したのですか。

臨床検査技師国家試験の受験者数は右肩上がりで、就職ニーズが増している資格です。しかし、京都橘大学の主な通学圏である京都、滋賀、大阪の北摂地区には、養成大学が少なく、京都府内の私立大には皆無だったことが大きな理由です。京都橘大学の臨床検査学科は、資格取得可能な科目を有する承認校とは一線を画す、臨床検査技師養成のために定められたカリキュラムに沿って教育を行う指定校という大きな特徴があります。

臨床検査技師の資格は短大や専門学校でも取れますが、4年制大に設置したことに意義があります。臨床検査技師は、チーム医療の一員として患者と直接触れ合う機会が増え、「病気を治す」から「病人を治す」に変わってきました。チーム医療の一員として、また、患者に直接触れるためには、高度なコミュニケーション力など、人と協働するための資質が不可欠。そのための教養の獲得や、人間理解力を育むのに3年間では足りません。多彩な学部で構成される京都橘大学は、臨床検査技師養成の最適な環境にあるのです。

―細胞検査士の資格も同時取得できるそうですね。

細胞検査士は顕微鏡で細胞検査を行い、複雑な特徴を持つがん細胞を発見するスペシャリストです。通常は病院で1年以上の実務経験が必要な資格ですが、在学中に取得できる予定です(認定申請中)。資格取得のハードルはとても高いですが、多くの合格者輩出をめざします。

―カリキュラムの特徴について教えてください。

1学年約80人に対して、専任教員は医師1人を含む16人。半数は実務経験者で、経験を生かした深みのある授業を展開します。メイン校舎の「啓成館」は、実習室・実験室が充実しています。臨地実習先も十分に確保されており、恵まれた教育・研究環境にあります。

先輩学生が後輩の面倒を見る「オリター制度」や教員1人が学生10人くらいを受け持つ「チューター・アドバイザー制度」により、勉強や生活面などのさまざまな相談に対応しています。学生全体のサポートは教務や学生支援課が担当し、情報が確実かつ迅速に行き渡るよう、インターネット環境も充実しています。

学生自らも主体的に活動をしています。その1つに、学生の企画による病院や検査センター見学、関連学会参加等を行う、「学生学会」などがあります。

チーム医療の担い手養成をめざすさまざまな取り組み

―チーム医療の一員となるための教育にも力を入れているそうですね。

キャリア開発演習Ⅲという科目では、学生が臨床検査技師、医師、看護師、ナレーター役に分かれ、病院での出来事をシミュレーションした演技をします。その評価をフィードバックすることにより、コミュニケーション能力を育むことが目的です。チーム医療の大切さを学ぶため、医療従事者の話を聞く演習もあります。

地域課題研究では、京都にある企業に調査をした上でグループで訪問し、その成果を発表します。こうした演習を1回生の時に数多く経験することがコミュニケーション能力を涵養します。その他、地域のことについて研究発表する「学まちAWARD」など、通常の授業を離れた演習や企業での学び、地域貢献を通して、チームで働ける医療人材を養成しています。

―他学科と連携した授業もあるそうですね。

心理学科と共に「こころとからだの健康科学」や小学生対象のイベントを実施しています。心と健康を科学できるのは、心理学科を持つ京都橘大学ならでは。救急救命学科とは、医療職をめざす学生に不可欠なAEDを使った心肺蘇生の研修を行います。他の学科と協働することにより、チーム医療の大切さを学べるのは、京都橘大学ならではです。

―国家試験対策について教えてください。

健康科学部各学科の2019年3月卒業生の国家試験の合格率は、理学療法士、救急救命士共に100%。臨床検査技師国家試験も100%をめざします(臨床検査学科は2018年4月に開設したため、2022年3月に1期生の卒業を迎える予定です)。中心になるのは、教員が組織する「国家試験ワーキング」。対策が始まる2回生では、意識付けと自己レベル確認のため、履修範囲内の問題で模試を行います。3回生は臨地実習前に十分な知識を身に着けるため、7月以降、ほぼ毎月模試を実施し、4回生になると毎月模試を実施します。さらに、学生グループごとに国家試験対策を進めます。教員が側面からサポートする際、実務経験者が多いことが大いに役立ちます。

―最後に、高校教諭や受験生にメッセージをお願いします。

統計や化学、生物など、臨床検査技師になるための勉強は基本的に理系ですが、文系だから臨床検査技師に向いていないことはありません。高校時代に文系だった学生も多くいます。これからの臨床検査技師に求められる国際感覚、コミュニケーション力、文章力という点では文系の方が強いこともあります。文系と理系は異なる能力であり、両方とも必要なのです。必要な理系科目は大学で基礎から学べますので、文系の受験生も気後れしないでめざしてください。もちろん、研究志向の受験生も大歓迎です。

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