【2018年看護学部/2020年国際学部】和洋女子大学が学部を次々と新設

【2018年看護学部/2020年国際学部】和洋女子大学が学部を次々と新設

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1897年の和洋裁縫女学院から始まる和洋女子大学の教育理念は、「人間的・経済的に自立できる女性の育成」というものだ。この精神は120年以上の歴史を経て今も生きる。社会の要請に応え、2018年に看護学部を、20年には国際学部を開設する。新しいこの2学部での教育について、国際学部学部長に就任予定の里正明伍教授と、看護学部学部長の刀根洋子教授に聞いた。


2020年に開設される国際学部

—国際学部(英語コミュニケーション学科・国際学科)開設に至るまでの経緯を教えてください。

里正明伍教授

里正 従来は、人文学部の1学科という位置づけで国際学科を設けていました。国際学科では一般教養の側面を重視した教育を行っていましたが、グローバル化が進む社会の中で活躍できる女性の育成をめざし、より実践的な「英語コミュニケーション」と「国際」を専門的に学ぶ場として国際学部の開設に至りました。

—英語学習のカリキュラムはどのようなものになりますか?

里正 1年次から2年次にかけて、ネイティブ及び日本人の教員による集中トレーニングを行います。本学では全学的に共通の英語教育プログラムがあるのですが、国際学部では他学部よりもレベルの高い内容で実施します。とはいえ、入学時の英語力に合わせてクラスを編成しますのでご安心ください。英語が苦手な学生には授業外の課題などで対応をしながら、1年次の終わりには全員を同じ水準の英語力に引き上げ、2年次以降の教育につなげていきます。

—2つの学科の特徴をそれぞれ教えてください。

里正 学科ごとに、育成をめざす人材について3つずつ目標を掲げています。英語コミュニケーション学科で育成をめざすのは、①英語に特化して国際ビジネスの場でコミュニケーションができる人材、②通訳や翻訳などの専門技術を持った人材、③英語教員、特に児童英語教育を担う人材です。

 そして国際学科で育成したいのは、①英語と第二外国語を身につけて国際ビジネスの場でコミュニケーションができる人材、②国際交流・国際観光に関する知識を身につけた人材、③多文化についての感覚と複数の言語を身につけ、国連など国際関連機関で活躍できる人材です。

 どちらの学科でもまずは2年次までの集中トレーニングで全員の英語力を引き上げ、3年次以降は各自の希望する進路に応じて1つを選択し、英語や第二外国語をより専門的に学んでいく仕組みになっています。

—留学支援制度は用意されていますか?

里正 長期と短期でそれぞれ10人ずつ奨学金を用意しています。また、留学効果を高めるために留学の事前・事後教育を行う科目を複数設けています。留学を必修にはしていませんが、学部全体で3分の2程度の学生が留学を経験することを目標にしています。

 また、学内にはネイティブの教員が多いだけでなく、オンラインで海外の学生とコミュニケーションをとる機会を設けています。留学ができない場合もあると思いますが、キャンパスにいながら十分に外国語でのコミュニケーション力が鍛えられるカリキュラムです。

—国際学部に限らず、和洋女子大学の魅力を1つ教えてください。

里正 和洋女子大学では伝統的に、学問だけでなく礼儀作法やしなやかさといった人間性を身につける教育を行っています。ここで身につけた人間性こそが、きっと国際競争の場に立った時の力になると期待しています。

2018年に開設された看護学部

—看護学部開設に至るまでの経緯を教えてください。

看護学部 学部長 刀根洋子教授

刀根 和洋女子大学では、人間的・経済的に自立し社会で活躍できる女性の育成ということを伝統的に目標にしています。医療分野の中でも看護学は近年飛躍的に発展していますし、女性が一生働ける資格を取得できる学部ということで、看護学部開設の運びになりました。

—看護学部は全国にたくさんあります。和洋女子大学の看護学部の特徴はどんなところにありますか?

刀根 看護学部では厚生労働省の指定規則がありますので、卒業までに単位を取得する専門科目は日本中どこの大学でもほとんど共通になります。ではどこの部分で差が生まれるかというと、教養教育の部分です。本学はもうすぐ125周年を迎える、女子教育の伝統と実績があります。看護の専門教育をしっかりと行うのはもちろんですが、既存の人文学部、家政学部、新しくできる国際学部の学生と一緒に共通総合科目の色々な科目を学びながら、人間性を育む教育を行っていることが大きな特徴です。

—看護学部開設にあたって整えられた施設・設備等について教えてください。

刀根 看護学部のために「さとみ館」という新校舎を建設しました。実習室やシミュレーション室など最新の設備が整っています。校舎の横には江戸川が広がり、自然に恵まれた環境でみなさんのびのびと勉強をしています。

 また、看護学部では入学者全員にタブレット端末を支給しています。教科書やナーシングスキル国家試験の問題集などをソフトとして入れてありますので、従来のように大量の紙教材を持ち歩かなくても、いつでもどこでも勉強ができます。

—施設・設備以外の教育環境面の特徴はありますか?

刀根 学生数に対して、教員数が十分に配置されています。3年次からのゼミでは教員1人あたり学生数は3人を切る予定です。ゼミの指導教官のほかに、1クラスに1人の担任と約6人のアドバイザーグループがつくので、1人の学生に対して本当に数多くの教員が色々な角度から親身に指導をしていきます。新しい学部ということで若い教員も多く、最前線の研究者の指導を受けることができます。

—看護を志す学生に知っておいてほしいことはありますか?

刀根 「看護師=白衣の天使」というイメージがあります。もちろん優しさも求められますが、それ以上に十分な知識・技能を身につけ、医師とは違った観点から科学的な目で患者をることが求められます。体と心、そして生活の質を看なければならないので勉強する範囲は広いですし、仕事のやりがいも大きいです。

—看護学部に限らず、和洋女子大学の魅力を1つ教えてください。

刀根 私は本学着任3年目です。着任前は、いわゆる“良妻賢母”を育てる大学のイメージを持っていたのですが、実際に来てみたらそのイメージが全く間違いだったことが分かりました。自立した女性を育てるという学校側のメッセージに応えてか、とてもしっかりした学生が多いように感じます。男性がいないこともあり、女子学生たちの活躍の場がとても広くなっていることが本学の魅力の1つだと思います。

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