実就職率 6年連続No.1 高い就職率を実現する関西学院大学のサポート体制

実就職率 6年連続No.1 高い就職率を実現する関西学院大学のサポート体制

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高い就職率を実現する関西学院大学のサポート体制

実就職率 6年連続No.1

伝統的な“思い”とAIを活用した革新的な“仕組み”
卒業生5000人以上の大規模大学で実就職率No.1(大学通信調べ)という実績を誇る関西学院大学。その強さに迫るシリーズ第2弾(第1弾:「99.4%」常に高い就職率を誇る関西学院大学)でクローズアップするのは、就職支援の最前線であるキャリアセンター。関西学院大学では、学生との接し方に独自のスタイルを受け継ぐ一方で、今年からはAIを用いた支援システムも導入。新旧織り交ぜながら現代の学生の自己実現をサポートする取り組みをキャリアセンターの矢橋洋氏と八木寛人氏に伺った。


―関西学院大学のキャリア支援に関する取り組みをお教えください。

 

KGキャリアChatbotを中心となって開発した八木寛人氏
KGキャリアChatbotを中心となって開発した八木寛人氏

八木 本学では、3つの観点からキャリアおよび就職支援を行っています。1つ目は「ライフデザイン」です。これは人生観や職業観を養い、「仕事」を通じて「自分がどのように社会に貢献できるか」を考える力を身につけるプログラムです。学内での講義に加え、企業や官公庁、NGO などと連携した課題解決型の正課科目を数多く提供しています。
2つ目は「キャリア支援」です。まさに私たちキャリアセンターが担当しているプログラムです。キャリアガイダンスや学内企業説明会など年間で約30のプログラムを実施しており、民間企業希望者の8割以上が利用しています。
3つ目は「エクステンションプログラム」です。これは公務員試験対策やTOEIC 対策など将来の仕事に役立つ資格などの取得を支援するため、授業以外の時間を中心に学内で講座を開催しています。
本学のキャリア支援における強みは、進路把握率の高さです。2018年3月卒業生の場合、進路把握率は99.5% です。2009年以降、99%以上を維持しています。

 

キャリア支援課・課長補佐の矢橋洋氏
キャリア支援課・課長補佐の矢橋洋氏

矢橋 進路把握率とは、学生と教職員の距離の近さや就職支援のきめ細かさを象徴する数字でもあります。学生との距離が近ければタイムリーできめ細かな支援が可能になり、結果、就職率は高くなります。進路把握率はキャリア支援における重要な指標であると、私たちは確信しています。

―キャリア支援を行うにあたっての心がけをお教えください。

八木 窓口に相談に訪れたり、個人面談を利用するといった、学生とキャリアセンターの対面での接点は年に17000件ほどになります。それらの機会に対して私たちは、「1件1件が勝負だ、本気で向き合うんだ」と考えています。せっかく足を運んだのに満足いく支援がもらえないと、学生はもう二度とキャリアセンターを利用しない可能性があるからです。そういった事態に陥らないために、情報の共有や学生対応の質の向上および均質化に取り組んでいます。また、キャリアセンター内では「関西学院大学が考えるキャリア支援とは何か、学生にとっての就職とは何か」といったような〝魂〞とも言える部分の共有に努めています。
具体的なサポートの方針に関しては、「答えを教えるのではなく、一人ひとりの魅力を引き出す支援」を徹底しています。例えば、エントリーシートの添削は行いませんし、面接のテクニックを教えることもありません。代わりに、学生がエントリーシートで表現しようとしていることを一緒に掘り下げて考えたり、考えるための手がかりを提供したりしています。このように、「考えるプロセス」を通じて、自分の価値を見出して行くことこそが大切であり、面接で活きる支援をするというのが私たちのスタンスです。

矢橋 個人面談は、本学のスクールモットーである「Masteryfor Service」の考え方をベースにしています。「奉仕のための練達」と訳されるこのモットーは、「人や社会に貢献するために自分を磨いていこう」という意味でもあります。自分を磨くとは、すなわち、自身の「強み」や「得意」を見つけ、伸ばしていくこと。いっぽうで人や社会に貢献するには、具体的に、「どのような形で?」「社会のどの場所で?」という問いを考えることになります。すなわち、業界や会社選びです。この2つの観点から私たちキャリアセンター職員は、学生が自ら「自分の強みや価値観はこれだ。それを活かして社会に貢献するにはこの場所が相応しい」という方向性を見つけ出せるように支援しています。これは、本学らしい特徴のあふれたスタイルだと自負しています。

八木 私たちはよく、「あなたにはどんな価値がある?」という問いを学生に投げかけています。「価値」とは、「良さ」や「中身」という意味です。AIが進化していく今後の社会において、誰にでも出来る定型業務はAIに取って代わられます。だからこそ、替えのきかない「価値」を磨いていくことが大切だと伝えています。

私たちはよく、「あなたにはどんな価値がある?」という問いを学生に投げかけています。

―7月初頭にはAIを搭載したKGキャリアChatbot(以下:チャットボット)の利用が開始されました。

八木 チャットボットは、LINEのような会話形式のシステムです。日本IBMと共同開発し、世界最先端のAI「Watson」を活用しています。学生が質問を入力すると、AIが質問内容を判別し、適切な回答を表示します。回答には参考資料へのリンクが表示される機能も備えています。
チャットボットが「使える」ツールになるためには、学生が投げかけた不正確さや曖昧さを含む質問をしっかりと理解し、適切な回答を選び出して返答できる必要があります。そこで私たちは、過去に蓄積した膨大な学生の質問を分析。600の回答パターンを用意しました。そして、その600の回答に対して質問は1万5000パターンを作成。質問の言い回しなどが違っても600の回答から正しい1つを選び出せるようにしました。

キャリアに関する質問にAIが解答するKGキャリアChatbot

矢橋 回答の作成にはかなりこだわりました。単に質問に答えるというだけでなく、関連する情報を提供したり、質問の背景に潜んでいそうな疑問や不安にまで踏み込んでアドバイスするようにしました。だから1つ1つが手作り。しかもチャットにしては結構な長文。でも実はこれは、対面でのリアルな相談の場で行われている学生とのやり取りを、チャットボット用の「回答文」として整理しただけなのです。仕組み的にはITを使った最先端のものですが、やっていることは本学の伝統的なスタイルや受け継いできた〝魂〞そのままだと言えます。ここは、「IT化されるからと言って、闇雲になんでも簡略化すればいいわけではない」とこだわった部分です。

質問の背景に潜んでいそうな疑問や不安にまで 踏み込んでアドバイスするようにしました。

キャリアセンターでは、『就職活動HANDBOOK』という冊子を作って3年生に配付しています。これも同様に、情報満載で私たちからの熱いメッセージが散りばめられた、〝魂〞のこもった媒体です。以前は「今の学生はこんなに長文の紙媒体を読みませんよ」と言われたほどですが、読み込んでいる学生もいます。チャットボットの回答は、『就職活動HANDBOOK』と共通しているものも多いです。つまり、紙媒体を敬遠しがちな学生であっても、チャットボットを使っていればいつの間にか『就職活動HANDBOOK』を読んだことになるのです。チャットボットは、「伝えたい思いや情報はそのままに、伝え方は時代や学生に合ったものに」という私たちの取り組みを象徴しているとも言えます。

大学オリジナルの就職活動HANDBOOK

八木 チャットボットは導入から1ヶ月で、約900名が5000回ほど質問しています。質問に対して何らかの回答をチャットボットが抽出できた「返答率」は8割を越えています。これは同種のAIが企業等に導入された時に比べて、非常に優秀な結果です。やはり、1万5000の質問パターンが奏功しているようです。

矢橋 チャットボットの導入にはいくつかの背景があります。その中でも大きなものは、学生の利便性向上です。AIを使えば学生は24時間、留学先やインターンシップ先、就職活動先など、どこからでも質問することができます。また対面での質問はためらっても、ネットを介したチャットボットへの質問なら気軽にできる学生もいます。そうやって、キャリセンター利用へのハードルを下げることが一番の狙いでした。チャットボットの利用者は、その8割がこれまでにキャリアセンターを利用したことのない学生だというデータが出ています。これはまさに狙い通りの結果で、非常に嬉しく思っています。
また、キャリアセンターの職員が本来的な業務に注力できる環境を作ることも狙いです。本来的な業務とは、個人面談に代表されるような、学生とじっくり向き合う必要のある相談などです。そこで、多くの学生がよく尋ねる一般的な質問への対応や一般的な説明はAIに任せようと考えました。先ほど、1ヶ月で約5000件の質問に対応というお話をしましたが、これは窓口での職員による対応では到底不可能な数です。言い換えれば、職員はそれだけの時間を個人面談など、より深く関われる業務に回すことができるようになったのです。

―チャットボットの今後の展開をお教えください。

学生相談でAIを導入 実就職率 6年連続 No.1 KGキャリアChatbot (24h・365日対応)

矢橋 チャットボットそのものを使った展開としては、データとして蓄積され続ける質問の分析と活用があります。学生の質問からは、興味や不安、期待などの情報を読み取ることができます。それを土台にして新たなサポートプログラムや教育プログラムが開発できるはずです。学生のニーズに沿ったよりきめ細やかなサポートを全学的に展開していきたいと考えています。
もちろん、学生と直接顔を合わせた場面での対応強化も重要なテーマです。今まで以上に、就職やキャリアにまつわる本質的な会話を学生と職員が交わせいくからです。
就労の質が高まることとは、就職先企業や就職活動そのものに対する満足度が高まることと密接に関係しています。そして、その土台には満足いく学生生活があります。就労の質向上に近道はないのかもしれません。学生が満足いく学生生活を送れるよう、1つずつ地道に、そしてあらゆるアプローチを使って努力を重ねていきたいと考えています。るようにしなければなりません。

―企業や働き方をめぐる社会問題が大きな注目を集めています。就職の「質」を高めるためにどのような取り組みを行われているのでしょうか。

矢橋 単に就職率がいいだけではなく、学生が自らの力で希望する仕事や進路に歩みだしているかという「就労の質」は非常に大切で、本学の長期戦略でも重要なテーマとして位置づけています。
就労の質を高めるためには、先ほどのお話にもありましたが、学生の「価値」を高めることが大切です。自らを知り、磨いていく努力です。キャリアセンターとしては、そのサポートに今以上に力を入れていきます。
一方で、社会をより深く知ることや企業とのマッチングも重要になります。売り手市場と言われている昨今だからこそ、ミスマッチも起こりやすくなっているかもしれません。それを防ぐために、就職後の定着率を追跡調査する必要もあると考えています。また、企業のニーズや課題を今以上に調査・分析する必要があるとも考えています。これらの取り組みから得られた情報はキャリアセンターだけでなく学部へも展開していき、全学を巻き込んで「学生が自ら希望する進路へ」という環境を整えたいです。

八木 全学的な取り組みという点では、さまざまな取り組みがすでに始まっています。例えば教職員を対象として、毎年、就職状況の説明会を開催しています。ここではその年の実績や企業動向の報告などを行っています。また、全ての学部の教授会等の会議で、教職員と活発に意見交換を行っています。こういった活動を通して就職やキャリアに関する思いや考え方の共有化を図っています。

―キャリアセンターとしての今後の目標をお教えください。

矢橋 前述のとおり、就労の質を高めることが大きな目標です。そのための方策とも言えるのが、「ポートフォリオ(※1)」と呼ばれる学生生活支援アプリの活用を推進することです。このアプリは、授業だけでなく課外活動や学外での諸活動なども含めて、学生生活での目標を立て、活動を記録し、振り返ることができます。それは結果として、さらに次の目標を立て、実現に向けて自ら走り出すことを促します。この経験が就職活動にも活きるのです。
また、学生と企業との接点を今以上に増やすことも大切です。私たちキャリアセンターの職員は、年間で合計400社ほどの企業を訪問しています。その中には、本学のキャリア教育に共感していただき、協力を申し出ていただけるケースもあります。そういった企業と学部や教員を橋渡しし、学内での授業や学外での活動での具体的な学びにつなげていければと考えています。特にこの取り組みは、低学年次の学生に提供したいと考えています。そうすることでその後の学業や学生生活に対する目標やモチベーションが生まれ、充実した4年間へとつながっていくからです。
就労の質が高まることとは、就職先企業や就職活動そのものに対する満足度が高まることと密接に関係しています。そして、その土台には満足いく学生生活があります。就労の質向上に近道はないのかもしれません。学生が満足いく学生生活を送れるよう、1つずつ地道に、そしてあらゆるアプローチを使って努力を重ねていきたいと考えています。

実就職率 6年連続No.1

学生インタビュー

 

「自分で考えさせてくれる」個人面談は、面接に直結

経済学部4年 佐藤陸さん 全日本空輸株式会社内定経済学部4年
佐藤陸さん
全日本空輸株式会社内定

大学日本一をめざして体育会サッカー部で活動しながら、副キャプテンを務めていたこともあって、就職活動ができる時間は非常に限られていました。そんな中で第一志望の会社に就職できたのは、キャリアセンターの効果的なサポートのおかげだと感じています。最初の就職活動となったのは、3年生の11月に学内で開かれたキャリアガイダンス。真剣な表情の同級生が1000人以上集まった様子に、「自分も負けるわけにはいかない!」とスイッチが入りました。印象的だったのは、個人面談でエントリーシートの相談に乗ってもらったことです。添削をしてくれるのではなく、うまく表現できていない箇所に注目し、「これってどういうこと?」と言って深掘りするように促してくれたのです。自分を見つめ直すきっかけを与えてもらえ、自分の本当の姿を表現するお手伝いをしてもらえました。このときのやり取りやここで考えたことは、面接で質問されたことにとても良く似ていました。個人面談が採用の面接に直結していたようなものだったのです。関西学院大学に入学したのは、サッカー以外の世界も経験したかったからです。そこで、ゼミ活動に力を入れるようにしました。ゼミでは、とにかく勉強を頑張っている人や、アルバイトなどで働く経験をしている人、留学を経験した人など、いろいろなタイプの人と出会えました。そういった人との関わりの中で、サッカーのときとはまた違う「裏方に回ってチームを支える」という役割を学ぶことができました。多様な人と出会え、刺激しながら成長できることこそが、関西学院大学の魅力だと思います。

 

“身近な先輩”であるSRからヒントを得る

人間福祉学部4年 中村茉央さん コクヨ株式会社内定人間福祉学部4年
中村茉央さん
コクヨ株式会社内定

1年次にキャリアゼミの授業を受講。2年次以降もサポーターとして授業に関わるなど、キャリアについては早い段階から関心を持っていました。そんな中で出会ったのが、在学中にSR(スチューデントレポーターズ/※2)として自身の経験を後輩に伝える活動をしていた先輩たちです。先輩たちは、歳が近いことや同じ学校で学んでいる仲間だということもあって、就職活動のことをありのままに教えてくれました。悩んだりへこんだりする自分と同じような経験を先輩たちもしていることを知り、とても勇気づけられました。そして、先輩たちがしてきたように、「自分で考えて、自分から動く」という姿勢を身につけることができました。このことが、希望する会社への就職に結びついたように思います。関西学院大学は、学生の多くが学校へ大きな愛着を持っています。大好きな学校だからこそ、もっと良くなるように、みんなが知恵を出し合ったりおもしろい取り組みにチャレンジしたりしています。その結果、さらに学校が好きになるのです。実はよく似た風土が就職先であるコクヨにもあって、そのことが「この会社で働きたい」という志望動機になりました。就職活動を終えた今、私自身もSRとして活動することにしました。後輩の相談に個別に応じたり、セミナーなどのイベントを開催して情報提供をしたりなど、先輩たちから受け継いだバトンを後輩につないでいくことが目標です。SR同士の交流は卒業後もつながっていくと聞いています。社会人になる前に貴重な経験と大きな財産が得られるSRの活動に、全力で取り組んでいきたいです。

 

※1 KGポートフォリオ関西学院大学在学生専用のスマホアプリ。単位修得状況やGPA、TOEICスコアなどの学習成果のほか、在学中の活動履歴なども記録される。学生は、ポートフォリオに蓄積された記録をもとに自己の振り返りや目標設定ができる。自律的な学びを深めるためのツールとして、2017年度から導入された。

※2 SR(ステューデントレポーターズ)自身の就職活動の経験を後輩に伝えて支援することを目的に、学校と協力して活動する4年生のこと。後輩へのサポート内容はSRに委ねられており、個別相談やセミナーをはじめとしたイベントの開催など、その年の3年生のニーズやSR自身の経験・思いによってさまざまな活動が行われている。歴代のSRも巻き込み、就職後には会社や学年の枠を超えたビジネスパーソンとしての交流が活発に行われている。

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