アクティブラーニングが法学部の学びの新境地を拓く

アクティブラーニングが法学部の学びの新境地を拓く

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立正大学では、有効な教育方法の一つとしてアクティブラーニングを推進することが、全学的な共通認識となっている。これを受け法学部では、2018年度入学者から適用されるカリキュラム改革を行った。「実現させたいのは、より実践的かつ能動的に実社会の現場(フィールド)に密着して学ぶスタイルの確立です」と語る柳武史准教授に、新カリキュラムのポイントを伺った。


法や政治のダイナミックな動きを肌で感じてほしい

立正大学法学部の新カリキュラムの核になるのは、アクティブラーニング型の新設科目で、フィールドワークという手法を導入します。これは学生が教室の外に飛び出して、さまざまな個別具体的な事例において法律や政策がどのように作用しているかを現場(フィールド)へ実体験しに行くものです。法の下で社会やビジネスがダイナミックに動く様子を、自ら体験して能動的に学び取ることに主眼を置いています。

例えば、政治に携わる国会議員の事務所でのフィールドワークでは、日々の業務を実体験を通して知ることで、政治学や憲法についての理解が深まるでしょう。これによりモチベーションも向上し、講義型の授業に臨む意識にも変化が生まれるはずです。理論(学問)と実務(実践)は、それぞれが独立して存在するものではなく、インタラクティブな関係にあるべきものです。講義で学んだ内容が実社会でリアルかつダイナミックに息づいていることを認識し、理論と実務がリンクしたり、ときに補完し合ったりすることで世の中が動いていることを理解してほしいのです。そこに法学部で学ぶ醍醐味があり、そこで得た知見が将来にも活きてくるのです。

将来を開拓する5つのフィールドワーク科目

フィールドワークの本格的な運用は2018年度入学者が3年生になる2020年度からですが、「公務員実務フィールドワーク」と「国会議員秘書フィールドワーク」は2016年度から先行実施しています。

「公務員実務フィールドワーク」は、現在は「実務演習」とう名称の科目として開講されており、学生が東京都の品川区役所と千葉県の銚子市役所で公務に従事しています。公務員試験の合格を目指し、実際の公務を知りたいという学生には絶好の機会といえます。

「国会議員秘書フィールドワーク」では、受入先となっていただいた国会議員事務所で、国会議員秘書の方の指導の下、国会議員のサポート業務に携わります。国会議員が質問や答弁を行う際に必要な資料の収集や分析もその一つで、法律や政治の知識を活かすことができます。

2018年度からは「民間企業フィールドワーク」も先行してスタートします。現在の受入先は百貨店やブライダル関連企業が中心で、法務部などに配属して契約書の審査業務や企画業務などに携わります。

また、「士業実務フィールドワーク」と「矯正保護実務フィールドワーク」は2020年度に実施するべく準備を進めています。「士業実務フィールドワーク」では、社会保険労務士、行政書士、司法書士などの事務所に学生を受け入れていただく予定です。案件ごとに必要な文書の原案を作成し、専門家として現場で活躍されている先生から添削指導を受けます。最前線の士業実務に実践的に携わり、士業の先生が日々行う業務とほぼ同じ内容を体験することに主眼を置いています。

最後に「矯正保護実務フィールドワーク」は、法務教官や刑務官、家庭裁判所調査官、保護司などに興味がある学生が矯正保護の実務に携わるものです。

国会におけるフィールドワーク

品川区におけるフィールドワーク

嬬恋村におけるフィールドワーク

銚子市におけるフィールドワーク

夏休みを学びに費やす意欲的な学生に期待したい

フィールドワークの対象年次は、憲法・民法・刑法などの基礎知識を修得していることを前提とし、3年次からとしています。実施期間は基本的に夏期休暇中の1週間前後を想定しており、受入先の職員の方々と同様に朝から出勤します。期間中の生が基礎を確実に修得できるようにすることを重視しつつ、学生の潜在的なニーズや意欲に応えるためにも、フィールドワーク型のアクティブラーニング科目を中心に、学びの選択肢を増やしていきます。「成長したい!」と願う学生一人ひとりに対応する充実したカリキュラムによって、立正大学法学部の魅力をさらに高めてまいります。学生の指導は受入先の担当の方に一任されますが、教員が学生の様子を視察に訪れることもあります。このほか、学内で行う「事前学習」と「成果報告会」には、受入先の担当者の方に立ち会っていただくこともあります。

立正大学には伸びしろが大きい学生が多く、難関の公務員試験に合格する学生もいます。学生が基礎を確実に修得できるようにすることを重視しつつ、学生の潜在的なニーズや意欲に応えるためにも、フィールドワーク型のアクティブラーニング科目を中心に、学びの選択肢を増やしていきます。「成長したい!」と願う学生一人ひとりに対応する充実したカリキュラムによって、立正大学法学部の力をさらに高めてまいります。

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