「99.4%」常に高い就職率を誇る関西学院大学

「99.4%」常に高い就職率を誇る関西学院大学

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卒業生3000人以上の大学の実就職率ランキング(註1)では、常に上位に名前が上がる関西学院大学。多くの卒業生が有名企業で活躍しており、社会からも大きな信頼が寄せられている。その背景を、キャリアセンター長の森田光男さんにお伺いした。
(註1)大学通信調べ。実就職率(母数は卒業・修了者から大学院進学者数を除いた人数)によるランキング


ー99・4%常に高い就職率を誇る関西学院大学就職は充実した学生生活の成果物就職率だけでなく、96・6%を誇る学生の内定先への満足度―18年卒の学生の就職状況をお教えください。

就職率は99・4%で、前年に比べて0・2ポイントの上昇です(註2)。就職先で大きな割合を占めるのは金融・保険業と製造業。それぞれがおよそ20%です。残りの約60%は多様な業種で構成されており、学部ごとの就職先を見ても、本当にいろいろな分野に進んでいます。
就職先を地域別に見ると、東京に本社がある企業が約45%。大阪・兵庫・京都も40%となっており、首都圏・関西のいずれの企業にも強いと思います。もちろん地元へ戻って就職する学生も多く、就職先の企業等からも高い評価をいただいています。学生に調査した就職への満足度は96.6%で、これも非常に高い数字だと考えています。
(註2)関西学院大学調べ。対象は2018年卒業生。母数は就職希望者数。

―大規模大学では特筆すべき就職率です。その要因をどのようにお考えですか。

何よりも大きいのは学生の頑張りです。「ここぞ」というときに頑張れる力を、多くの学生が備えています。また、人柄の良さやバランス感覚の良さを評価いただくことも多いです。
近年のように売り手市場と言われる時代だけでなく、本学は、リーマンショック後のような不況時や買い手市場の時代にも高い就職率を維持し、学生の資質の高さも常に評価していただいていました。これは、時代を超えて学生に受け継がれている精神や、その土壌である学校の校風が評価されていることの現れだと思います。本学の特徴としてスクールモットーといえば「Mastery for Service( 奉仕のための練達)」と即答できる学生が大多数であることが挙げられ、広く浸透しています。スクールモットーが示すような「社会に出て役に立ちたい」「そのために自分を磨いていきたい」という考えを身につけている学生が多いことが企業に認められているのかもしれません。

全学的な一体感をもって学生へ“きっかけ”を提供

―キャリアセンターとしての取り組みをお教えください。

個別の例を挙げるなら、まずは個人面談(※1)があります。ここでは、スクールモットーを考え方の基本において、学生が自身の特徴や強みを理解し、それを社会でどのように役立て貢献していくのかという視点を大切にしています。決して就職活動を乗り切るためだけのテクニックを教える場ではないことが、本学の特徴とも言えます。
2017年度から全学で導入した取り組みに、ポートフォリオ(※2)があります。活用することで学生は在学中の目標設定が容易になり、目標に対してどんな取り組みをしたのかも把握しやすくなります。この積み重ねは就職活動に役立つだけでなく、「人生」を考える大きなきっかけにもなりますので、今後が楽しみです。
仕組みや制度ではないのですが、私たちキャリアセンターの職員は、「学生との垣根を低くしよう」ということを意識して取り組んでいます。就職支援だけでなく、進路を考える上でのサポート全般を行っていること、直接顔を合わせて話すことで関係性を築くことなどに注力しています。また、東京丸の内・大阪梅田を含めたすべてのキャンパスで個人面談を利用できる環境を整え、Web 上で予約が可能です。ポートフォリオや筆記試験対策なども含めITを活用していつでもどこでもキャリア支援を利用できるようにしています。「早くから使ってもらう」「困る前に相談してもらえるようにする」ことが私たちの大切にしている考え方です。そのためにソフトとハードの両面からアプローチしています。実は、本学の進路把握率は99・5%。進路把握率とは、学生と教職員との距離の近さや信頼関係を示す指標でもあります。この高い数字には、大規模大学ながら教職員が一体となって一人ひとりの学生をしっかりとサポートしている、本学の姿が現れているように思います。

※1個人面談
キャリアセンターに資格を持つキャリアアドバイザーが常駐。進路相談や就職活動、資格取得などに関する相談に個別に応じている。面談時間は1回40分が基本。じっくりと時間をかけて相談に応じることで、学生が自身を掘り下げて見つめ直す後押しをしている。エントリーシートの添削など、テクニックの指導を行わないことも特徴。面談を通じて見つけ出した“自分”を、しっかりと自分の言葉で伝えられる力を養う。利用にあたっては学内システムで予約が可能で、就職活動のピーク時にはSkypeを使って東京丸の内キャンパスでの利用もできる。
※2KGポートフォリオ
関西学院大学在学生専用のスマホアプリ。単位修得状況やGPA、TOEFLスコアなどの学習成果のほか、在学中の活動履歴なども記録される。学生は、ポートフォリオに蓄積された記録をもとに自己の振り返りや目標設定ができる。自律的な学びを深めるためのツールとして、2017年度から導入された。

―各学部とはどのような連携を行っているのでしょうか。

就職率や就職先など、進路に関する各種分析データを各学部の教職員と共有し、意見交換する場を設けています。その年の傾向や学部ごとの特徴、課題を共有することで、ゼミをはじめとした学生の指導や授業内容、カリキュラム等の検討に活かしてもらうことが目的です。就職は、キャリアセンターの頑張りだけで成果が上がるものではありません。学部、ひいては大学全体での日々の学びの成果が就職なのです。ですから、キャリアセンターと各学部の教職員の垣根も低くして、一体となって取り組めるような環境づくりに努めています。

―初年次からの取り組みについて教えてください。

ライフデザイン科目(※3)やキャリア支援プログラムの中には、1年次から参加できるものがたくさんあります。入学後の早い段階で社会と接点を持ったり働く体験をすることで、大学生活の過ごし方や卒業後の進路を考えるきっかけにしてもらいたいと考えています。
学部との連携にも関わってくるのですが、昨年度から、1年次の授業に企業の方を招いて講義をしてもらう取り組みを始めました(※4)。学生からは、大学での学びが実際の仕事につながっていることがよくわかり、「勉強へのやる気が高まった」「企業で働くことのおもしろさを感じた」という評価の声が寄せられています。1年次にこのような体験をすることは、その後の学びや学生生活の過ごし方に大きくプラスの影響を与えます。今後、もっともっと広げていきたい取り組みの一つです。そのためにもキャリアセンターとしては、学部での学びや講師の方々の専門分野への理解を深め、一方では企業からの協力を取り付けるなど、コーディネーターとしての役割に力を入れていきたいです。

※3ライフデザイン科目
就職という目標だけにとどまらず、「社会に対してどのように貢献していくのか」「そのためにどのような職業に就くべきか」までを考えるのが、関西学院大学が展開する「ライフデザインプログラム」。その一翼を担う「ライフデザイン科目」は、生き方や働き方について考える科目群から構成されている。1年次から履修することができ、社会の第一線で活躍するビジネスパーソンを講師に迎えた「キャリアゼミ」、現役官僚から仕事内容やキャリアパスを学ぶ「霞が関セミナー」、そしてインターンシップなど、学内外で特色あるプログラムが展開されている。ライフデザインプログラムは、スクールモットーである「Mastery for Service」を体現する世界市民の育成を目指した取り組みでもある。
※4企業の社員を招いた講義
実施した一例として、文学部の「芸術学」の授業がある。映像を研究する教員の授業において、オリエンタルランドの社員が、同社が導入している映像技術について講義を行った。このコラボレーションが実現した背景には、キャリアセンターによる年間400〜500社におよぶ企業訪問、その際に得られた企業からのコラボレーションに対する理解と協力などがある。社会における卒業生の活躍が関西学院大学への信頼につながっているほか、特色ある研究や学びを展開している教員への期待も、コラボレーションの大きな要因だ

輝く自由の精神が学生のチャレンジを後押し

―単なる就職対策ではなく、社会人としての資質・能力(コンピテンシー)を根本から高める取り組みが行われていることがよくわかりました。では、なぜ、コンピテンシーの向上を重要視するのでしょうか。

スクールモットーである「Masteryfor Service」を体現する人になってもらいたいという願いに尽きますね。そして、この願いが教職員で全学的に共有され、学生へも浸透している。そのことが学生生活の充実につながり、スクールモットーの体現、ひいては企業をはじめとした社会から評価される高いコンピテンシーを備えた人材へとつながっているように思います。
「Mastery for Service」は「奉仕のための練達」と訳されます。練達、すなわち自分を鍛えていくわけですから、そこにはチャレンジが欠かせません。ここに、私たちが大切にしているもう一つの言葉が出てきます。それは、「We have no fences」、すなわち「垣根はない」という言葉です。スクールモットーを体現する人材になるには、分野や国などの垣根を超え、どんどん新しいことにチャレンジすることが求められます。そのための〝仕掛け?づくりこそが私たち教職員の役割と言えるでしょう。ダブルチャレンジ制度(※5)やライフデザインプログラムは、学校中に散りばめられたたくさんの「仕掛け」の一例です。
私は大学で最も大切なものは多様性だと思います。本学の場合、教職員全員が多様性を尊重しており、結果、学生にもその意識が浸透している。関西学院大学の校風をひと言で表すなら、「輝く自由」という言葉を挙げます。これは校歌の一節にある言葉です。本学では、学生はもとより教職員も、自分が「おもしろい」「頑張りたい」と思ったことにどんどんチャレンジしています。自分の意思で自分を磨いているのです。その姿がとてつもない輝きを放っています。そんな大学だからこそ、教育やプログラムにも「輝く自由」の精神が反映され、チャレンジを後押ししたり学生一人ひとりの興味や得意を深掘りしていける〝仕掛け?が次々に生まれるように思います。
〝仕掛け?という意味では、キャンパスも、チャレンジを後押しして自由を輝かせる大切な要素だと感じています。豊かな緑があふれる敷地内にスパニッシュ・ミッション・スタイルの建物が点在するキャンパスは、自由を謳歌せずにはいられない空気感にあふれています。このキャンパスだからこそ、多様で挑戦心あふれる人材が育っていくのだと私は思います。

※5ダブルチャレンジ制度
垣根を超えて新たなチャレンジを後押しするための制度。所属学部の主専攻の学び(ホームチャレンジ)に加え、交換留学などの「インターナショナルプログラム」、主専攻とは異なる分野を体系的に学ぶ「副専攻プログラム」、インターンシップ実習など実社会を経験する「ハンズオン・ラーニング・プログラム(実践型学習)」の3つからなる「アウェイチャレンジ」を行う。アウェイチャレンジは、グローバル人材に強く求められる「主体性」「タフネス」「多様性への理解」を深めることを狙いとしている。

―次期将来構想「KwanseiGrand Challenge 2039」の中で、「質の高い就労」といった項目を長期戦略の主要な指標として掲げています。現時点でのキャリアセンターとしての課題と今後の目標があればお教えください。

今後、大学卒業後の進路はますます多様になるでしょう。就業形態も変わるでしょう。そんな社会ですから、キャリアセンターも変わり続ける必要があります。時代に応じて柔軟にサポートの方法を変えなければいけないのです。このことが、現在の課題や将来の目標と言えるかもしれません。
先を見通しにくい状況ですが、確実に言えるのは、「学生一人ひとりが実力をつけるしかない」ということ。今以上に、個人を見て評価される時代になることは間違いないでしょう。となると、学校は、「自分たちはどういう学生を育てたいのか」をより一層考える必要に迫られます。私たちの場合は、「スクールモットーを体現する人材を育てる」という柱がありますので、そこに時代の変化を掛け合わせていきます。サポート体制やプログラムの内容を柔軟に変化させながら、常に発見や気づきを学生に提供していくことが、キャリアセンターとしての今後の課題です。

校風や学校のカラーは重要な判断基準足を運び、体感することがおすすめ

―キャリアセンターの視点から、大学選びについてメッセージをお願いします。

就職は大学での学びの成果物です。大学生活が充実していることが満足度の高い進路を得ることにつながります。しかし、大学生活の充実というのは、就職の良し悪し以外の側面から見ることも大切だと考えています。学びたいことが実際に学べ、その学校ならではのスクールモットーやカラーが自分とマッチするのか。こういった視点も学校選びと、その先にある充実した大学生活には不可欠です。
そこで大切になるのが、自分の目で学校を見てみることです。校風や雰囲気といった数字には現れない学校の姿は、現地で自分の肌で感じないことにはわかりません。ぜひ、気になる大学には実際に足を運んで、学生や教職員の姿とキャンパスの様子を見てみてください。この点において、本学は胸を張って「いい学校です」と言えます。美しいキャンパスで輝く自由を謳歌している学生や教職員の姿をご覧いただければ、きっと、本学の魅力を感じていただけるはずです。

キャリアセンター長の森田光男さん

 

>第2弾:実就職率 6年連続No.1 高い就職率を実現する関西学院大学のサポート体制

 

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